環境問題と生理用品 | 子宮を取る権利

子宮を取る権利

子宮内膜異型増殖症になり、子宮全摘した人の体験談。

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こんにちは。

紙ナプキンやタンポン等を使っていると、かならずゴミが出てきます。
それを軽減するために布ナプキンや月経カップを使用している人も最近増えています。

自分の体調を優先するか、未来の環境を優先するか。
月経ってのは好む好まざるに関わらず毎月1回、40年間やってきます。
それを数字通りに計算するならば

1日にナプキン6枚
1回の月経につき5日間
月1回くるので年12回
40年間

6×5×12×40=14400

1人当たり14400枚のナプキンを一生に使っている事になります。
もちろん個人差はありますが、否応なく1万枚以上のナプキンを消費しています。

紙ナプキンといえど、全て紙でできているわけでもなく、剥離紙やナプキン外部に漏れ防止のプラスチックがあり、タンポンのアプリケーターは日本産のはほぼプラスチックだったりします。

じゃあ全部プラスチックをやめようというのも急には無理な話で。プラスチックがあるからこそ昔より快適な月経ライフが送れるわけですから。

現在、海洋プラスチック問題が国際問題になっています。
その海洋プラスチックの中に、タンポンのアプリケーターも混ざっているらしいです。
でも体内に入れたプラスチックを、紙ゴミと分けて燃やさずに処分するのも不衛生的。

布ナプキンや月経カップの方が、捨てられない分不衛生だとも考えられます。
プラスチックを避けて生きる事は難しいし、さらに月経を避けて生きるのは「オンナの身体」に生まれた以上不可能。

今後、従来の紙ナプキンやタンポンでも、環境に配慮した商品が出てくるでしょうか?

食品用のナプキンでも最近ケナフが使われているものもあります。
リサイクル紙では牛乳パックが良質とも言われています。

現在の紙ナプキンで再生紙や再生綿が使われているものはあるのでしょうか?
(現在の日本の法律では無理なのかなあ?)
たとえばタンポンのアプリケーターでも生分解性プラスチックを使うことはできないでしょうか?

衛生や使い心地を保ったまま、環境に配慮した生理用品を作る事は今後、できないでしょうか?
環境を意識するあまり、不便になるのは退化かもしれません。