転生したらカメだった件 - IDW TEENAGE MUTANT NINJA TURTLES - | トイ&コミックのガリンペイロ

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タートル・パワー!

 

やったぜ! IDW版タートルズの邦訳版が帰ってきたぞ!

フェーズシックス出版様の新刊 「ミュータントタートルズ:アンリミテッド シティ・フォール(上)」 はIDW版「タールズ」コミックの翻訳版である!

「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」とは?

「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」はケビン・イーストマンとピーター・レアードによって産み出されたメディアフランチャイズである。

 

触れたものを突然変異させるミュータンジェンによって人型化した4人のカメ兄弟とその仲間たちによる冒険を描いた物語はコミック、アニメ、映画、ゲーム、フィギュア…と様々な形で展開されているので今更に多くを語る必要もないだろう。

昨年2023年には新作3Dアニメ映画も公開されたことが記憶に新しいし、

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当ブログでもシリーズのコミックやアニメやゲームや関連商品についてを度々取り上げているので、個別詳細についてはそれらの記事を漁ってみてほしい。

 

さて、ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズが如何様にして誕生したのかというと、前述の原作者ケビン・イーストマンとピーター・レアードによって同人誌的にスタートしたのが始まりである。

 

始まりの「タートルズ」の物語自体は同じくフェーズシックス出版様より 「ミュータント・タートルズ クラシックコレクション」 として邦訳刊行されているのでそちらを参照してもらうとして…

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1984年、ケビンとピーターは「タートルズ」たちを世に送り出すために出版会社「ミラージュスタジオ」を設立。

同人誌的にスタートした…と前述したものの、タートルズは正規流通のコミック誌として市場に乗り、瞬く間にアメリカ全土に拡がる。

1987年にはプレイメイツから関連玩具が発売され、同年にはTVアニメシリーズも公開される…といった爆発的な人気を博すこととなったのである。

 

そうしてコミックやアニメや映画やゲームやオモチャやといった様々な展開を見せた「タートルズ」シリーズであるが、2009年にタートルズのフランチャイズはバイアコム(現:パラマウント・グローバル)に売却され、現在ではパラマウント・グローバルの一部門である 「ニコロデオン」 がその権利を保有する…

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という経緯に落ち着いたのであった。

 

で、ニコロデオン版権になったタートルズは2011年からコミック出版社IDWでのコミック展開を始めることとなり、現在に至る…というわけなのだが。

 

前述したようにタートルズはかなりの初期段階から様々なメディア展開がなされており、主にアニメから逆輸入された設定やキャラクターなどが結構存在するのである。


そのことについては以前ちょっと触れたりもしたけれど、

 

代表的なのは

レオナルド…青い覆面

ラファエロ…赤い覆面

ミケランジェロ…橙の覆面

ドナテロ…紫の覆面

といった外見的特徴を始めとした兄弟たちの個性的な面だが、それ以外にも登場人物たちの関係性だったり、諸々がアニメやゲームなどからコミックへと逆輸入されているのだ。

 

▼コミック版タートルズは最初みんな赤い覆面だった。

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なので、ファンたちの間では タートルズの○○と言えば××だよね 的な共通認識はあるものの、 その初出ってどこ?  と言われるとどこだろう?

と首を傾げざるを得ないケースが散見されるのである。

 

それこそ 「ピザが好き」という設定 とか 「カワバンガ!」の掛け声 すらも初出は1987年のアニメ版でコミックには1988年以降に逆輸入される形で定着していったのだ。

 

そんな風に様々なメディアから色々な要素を取り込んで巨大化してきたタートルズ・フランチャイズをリブート・リビルド(再構築)しようとしたのが IDW版「タートルズ」 コミック というワケだ。

 

なのでIDW版タートルズも最初はみんな赤覆面だったりするし、

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タートルズの歴史をリスペクトし、二転三転しがちな人間(カメ)関係を整理しつつ、みんなが認識しているお馴染みのタートルズへと丁寧に舗装しなおしていく…

というのが当初のコンセプトだったのである。

 

で、話を 「ミュータントタートルズ:アンリミテッド シティ・フォール(上)」 に戻そう。

こちら「シティ・フォール」は第1部の中で7本目にあたるストーリーアーク。

リーフレットでいえば#21~24(上巻。下巻は#25~28)のエピソードが収録されている。

 

えらく中途半端なところだな…と思うかもしれない。

 

しかして前述の通りIDW版タートルズはタートルズのオリジンを整理するところからスタートしているので、新設定や新キャラクターの登場はあるものの、丁度一通りのキャラクターを出して一段落して新展開! というのがこのストーリーアークであり、タートルズの基本的な知識がある人にとっては非常に参入しやすい部分なのである。

 

それをさておいてもIDW版「タートルズ」は2015年に小学館集英社プロダクション様から5巻(6本目のストーリーアーク)までがすでに邦訳出版されているのである。

 

現在では市場在庫のみで入手困難なので簡単に各巻の要点だけを掻い摘んでみよう。

ミュータント・タートルズ 1

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謎のミュータント野良猫、オールド・ホブとタートルズたちの邂逅。

ホブの襲撃によりスプリンターは自らがかつて封建時代の日本で非業の死を遂げたニンジャの生まれ変わりであることを思い出す。

スプリンターによって保護された三匹のカメと、ラファエロは再会し、ミュータント・タートルズが結成される。

ホッケーマスクのヴィジランテ、ケイシー・ジョーンズも早速登場するぞ。

▼オールド・ホブは猫のミュータント。IDW初出のキャラクター。

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ミュータント・タートルズ 2

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タートルズたちも前世を思い出し始め、それぞれ前世で好きだった色の覆面をするようになる。

タートルズファミリーとエイプリル・オニールとの合流。

ホブとバクスター、クランゲ将軍の関係が明らかに。

 

ミュータント・タートルズ 3

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タートルズファミリーにエイプリル、ケイシー。

バクスター、クランゲ将軍、カライにマウサー…お馴染みのキャラが一通り登場し、ついにフット団首領シュレッダーも参戦。

スプリンターとシュレッダーは因縁の再会を果たし、最初期三部作一旦完結!

 

ミュータント・タートルズ 4

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ケイシーとラファエロ、タートルズファミリーの物語と、カミツキガメのミュータント・スラッシュの登場を描いたアーク4と5を収録。

 

ミュータント・タートルズ 5

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6本目のストーリーアーク。

クランゲ将軍の侵攻によって滅亡の危機に瀕した惑星「ニュートリノ」へとワープしてしまったタートルズたち。

タートルズはクランゲの野望を阻止しニュートリノを救い、NYへと帰ってくるのであった…

 

といった具合にネタバレしない程度にザクっと掻い摘むと、カメたちとシュレッダーの因縁を強調するための前世設定が追加されていたりとか、ホブとかの新キャラはいるものの、

「ちょうどいいカンジにお馴染みのメンツが出揃って関係性も整理された」

状態になったのがこのあたりだということが読み取れるかと思う。

 

で、今回発売された邦訳版 「ミュータントタートルズ:アンリミテッド シティ・フォール(上)」 は新章新展開。

なので、ここから読んでも全く問題ないのである!

無論ケイシーとラフの関係性とかホブとタートルズが最初は敵対していたとかは前述のストーリーアーク1~6を読んでいるとより一層解像度が高まるので機会があったら読んでもらいたかったりもするのだけれど…

 

アメコミ界隈にはこんな名言がある。

No one reads CAPTAIN AMERICA from #1 onwards.

※キャプテン・アメリカを1話から読むヤツなんていない。

 

そう。どこから読んだっていい。

大雑把にオリジンさえ把握してたら、「面白そうなとこ」「絵がカッコいいとこ」から読んでまったく問題ないのだ。

登場人物たちの関係性とかは読み進めていくうちにわかってくるし!

 

というわけで、

「ミュータントタートルズ:アンリミテッド シティ・フォール(上)」 
から気になるシーンを抜粋。
 
▼謎の襲撃者と対峙するタートルズたち。

 

▼復活のシュレッダーと、シュレッダーにより致命傷を負わされるケイシー。

 

▼タートルズ・ファミリーに合流するスラッシュとホブ

と、

なんかシュレッダーがまた暗躍し始めたよ!

という点だけ押さえておけば、いつものタートルズの延長線で楽しめてしまうのが

「ミュータントタートルズ:アンリミテッド シティ・フォール(上)」 

なのである。

 
もちろん今シリーズならではのサプライズや仕掛けはあるのだけれど、それは読んでみてのお楽しみということで…
 

原書版のIDW版タートルズは現在140号を超え、今年2024年の4月に発売される予定の150号で 第1部完結 という報があったばかり。

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※とはいえ2024年7月から 第2部がスタートする という発表も同時にあったので、IDW版タートルズはまだまだ続く。

 

本編のほうは第一部完結に向かってなかなかスゴイことになっているのだが、
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この展開も是非とも翻訳で読みたいところではある。
 
マテウス先生の描く顔の良いカメたちの活躍も楽しめる、IDW版タートルズの新章、
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