ガリンペイロのマーベルレジェンド備忘録 - 吹き荒ぶ風の…編 - | トイ&コミックのガリンペイロ

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セントリー!

それは、かのスタン・リー御大が「ファンタスティック・フォー」に先んじて産み出したヒーローだ。

 

とある学生ロバート・レイノルズは秘密の研究所に忍び込み、そこで見つけた「ゴールデン・セントリー血清」を興味本位で接種してしまったことで体内に 

太陽100万個分の爆発に匹敵するパワー 

秘めたスーパーヒーロー・セントリー となったのだ!

パワーを正義のために使うことに決めたロバートはセントリーを名乗りヒーロー活動を始める。

やがてファンタスティック・フォーやX-MENとの交友を結び、

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スパイダーマンの兄貴分としての活躍も見せるようになったセントリーだったが…

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やがてセントリー最大のヴィランである「ヴォイド」との戦いが激化。

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ヴォイドは破壊の権化であり、宇宙を滅ぼす力を秘めていたのである。

ヴォイドのパワーは強大で、アベンジャーズでも歯が立たない。
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やがてヴォイドの正体が自身の中に潜む悪しき心の具現である…ということに気付いたセントリーは

「世界中の人々からセントリーの記憶諸共にその存在を抹消する」

という手段を以てヴォイドを消し去るのであった。

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こうして現実世界の我々含めて「セントリー」の存在を忘れてしまって数十年。

ヴォイドの復活とともにセントリーが復活!

 

という「設定」で2000年にスタートしたのが 「The Sentry」 の概要である。

スタン・リー御大によって考案されたヒーローだとか、シルバーエイジに活躍してたとかそういうの丸っと全部が「設定」で、実際は2000年に誕生したヒーロー…それがセントリーなのである。(ようは後付けである)

で、ヴォイドがセントリー/ロバート・レイノルズの中にある悪しき心だというのも実は間違いで、ヴォイドのほうが本体でヴォイドの中にある良心がセントリーであったり、

学生時代に興味本位で「ゴールデン・セントリー血清」を摂取した経緯とかも事実と異なり、実は薬物中毒であったロバートが薬を求めて研究所に忍び込んだ結果であったり…

設定からオリジンまでの悉くが覆されるという構造が話題となり一躍人気キャラクターとなったのであった。

 

というワケでセントリーの本体、ヴォイドさんである。

設定上は紀元前から存在する破壊の権化。ロバートがゴールデンセントリー血清を摂取したことで深層で結びついてしまった闇の存在だ。

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※ちなみにゴールデンセントリー血清はウェポンX計画の派生で複製されたスーパーソルジャー血清の効果を数千倍に高めようと計画された際の副産物。

 

ドクター・ストレンジがセントリーごとヴォイドを自身の魂に封じた際には逆にストレンジを乗っ取って顕現したり、

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度々セントリーからハミ出てきたりする困ったさんである。

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そんなヴォイドさんが待望のレジェンド化である!

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そう!

昨晩は HasBro Pulse Con 2023 お楽しみでしたね!

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例によって物忘れの激しいガリンペイロスタッフのための備忘録だったのだ!

 

さて、今回登場のヴォイドは初のマーベルレジェンド化。

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半クリアの素材や背中の触手やら色やら表面テクスチャやらがいい感じにリアルでバッチリ気持ち悪いぞ(誉め言葉)!

情報量の多いレジェンドは本当にいい…!

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さて、コレだけのボリュームなので、ヴォイドは当然単品発売ではなくBAF(ビルドフィギュア)となる。

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ではヴォイドを完成させるためのアソートを紹介していこう。

まずはジャスティス。

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ジャスティスの本名はヴァンス・アストロヴィク。

そう。3000年後の世界でキャプテン・アメリカのシールドを受け継いでガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーを率いることになるヴァンス・アストロの現代での姿だ。

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ヴァンス・アストロヴィクは宇宙開拓のための宇宙飛行士となるが、宇宙を移動する間に3000年が経過。

浦島太郎状態の憂き目に遭うも、なんやかんやあってヴァンス・アストロとなってヒーローの道を歩むことになるのだが、

このヴァンス・アストロが過去に戻って宇宙飛行士となる前のアストロヴィクを覚醒させてしまった姿がジャスティスである。

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お次はパワープリンセス。

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マーベルコミックスのジャスティス・リーグとも言える「スコードロン・スプリーム」のワンダーウーマン枠だ。

詳細は下記ブログを参照のこと。

 

お次はサヴェッジ・ネイモア。

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1990年代の「Namor:The Sub-Mariner」誌の途中でマスター・カーンによってそれまでの記憶を消去され、

キャプテン・アメリカや

ネイモリータ(ネイモアの従妹ネイモラのクローン)のことをも忘れてワイルドにイメージチェンジしていた時の姿である。

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▼ネイモリータも同シリーズにアソートされている。

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他にもお馴染みのヴィジョン

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決定版とも言えるデザインのブラックパンサー

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がアソートされている。

 

アソートの最後を飾るのはマーベルレジェンドとしては超異色といっても良い

クライスター である。

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クライスターは1980年代にマーベルコミックで展開されていた

「The Saga of Crystar Crystal Warrior」 に登場する主人公キャラクター。

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魔法の世界クリスタリウムを舞台に、クリスタリウムを支配せんと目論む魔王カオス軍とクリスタリウムの双子の王子の一人クライスター、そしてクライスターの仲間たちが繰り広げる物語。

マーベルコミックにて展開されていた作品の主人公なのでマーベルレジェンドとして登場するのもおかしな話でもないのだが…

実はこのクライスター、元々はRemco(レムコ。今はなきアメリカの玩具会社)で展開されていたオモチャのラインで、オモチャの展開は1982年から、コミックの展開は1983年から…という当時のマーベルにありがちな「タイアップ作品」であったのだ。

▼レムコ版クライスター

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いわばマテルの「マスターズ・オブ・ユニバース」的な展開を見越したトイラインだ。

しかしながら玩具はメインのフィギュアが7種類、乗り物やプレイセットがいくつか発売された時点で打ち切り。

コミックも全11号で打ち切りという憂き目に遭ったラインなのである。

 

このラインがマーベルレジェンドに乗ってくるということは、生来的には同じくタイアップ作品だった

「アルフ」や

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「フラッシュ・ゴードン」

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マーベルレジェンドとして登場するかも知れない可能性を秘めた分水嶺的なキャラクターなのである。

 

同じくトイラインのタイアップであった「ロム・ザ・スペースナイト」などはハズブロによって権利が取得されており、近くフィギュア化されるのでは…?

という報は少し前にあったばかりだが

▼ロムについての詳細はこちら。

 

と言ってる間に、つい先日「X-MEN」とのクロスオーバー新作が発表された「ROM」!

これは決まりだね!!

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クライスターの成否如何ではマーベルレジェンド界に旋風が巻き起こること間違いないだろう。

 

と、いったところで今回のご紹介はここまで。

昨晩のHasBro Pulse Con 2023で発表されたアイテムといえば

▼こっち

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のほうが気になっている方も多いでしょうが…。

 

▼No Way Homeではなくアメイジング・スパイダーマン名義にすることで権利をクリアしたアンドリュー・ガーフィールドのピーター/スパイダーマンや

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▼例の弁護士(レンガ付)

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などなど、待望にして垂涎のキャラクターばかりがアソートされたシリーズ。

気になるのもわかる!

 

…けれど

▼彼らの予約解禁はまだ先なのでもう少し待ってね。

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まあ、例の弁護士がレジェンド化するなら…

彼とかも外せないので今のうちに確保しておくといいぞ!

▼ドラマ版「キングピン」好評販売中!!

 

 

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