アメコミニワカの自由研究:スコードロン・スプリーム | トイ&コミックのガリンペイロ

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キミは、”最高の戦隊”

「スコードロン・スプリーム」

を知っているか!?

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それはアベンジャーズに比肩しうる

最強のヒーローチームなのだ!!

 

さて、先日リリースされたばかりのマーベルレジェンドシリーズ最新作のひとつがコチラ!

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ハズブロ マーベルレジェンド 「スコードロン・シュプリーム」 ハイペリオン & ドクタースペクトラム ¥12,800(税込)

どこかで見たような、だがあんまりお馴染みでないキャラクター!彼らは一体何者なのだ?

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というわけで、今回は伸びしろしかないはずのアメコミニワカのガリンペイロ店長があまりにもざっくりご紹介する「アメコミニワカの自由研究:スコードロン・スプリーム編」をお送りいたしたいと思います。

 

が、例によって「スコードロン・スプリーム」も初登場から時間が経過し、異なるユニバースの存在や中の人の代替わりなどもあり、すべてを解説するのは難しい(詳しくは後述)。

とういうか、ニワカには少々荷が重いテーマでございました・・・。

 

というわけで、今回も「自由研究」恒例、2021年に刊行されました「マーベルエンサイクロペディア」をベースにしてお送りしていきたいと思います。

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またまた、詳しい方には「常識だよ」という内容だったり、誤解や勘違いも多分に含まれるかと思いますので、生暖かい眼で見守っていただくとともに、ご指摘や補足がありましたら当記事コメント欄にご投稿ください!

 

▼ちなみに過去の「自由研究」記事はこちら

 

 

 

 

まず「スコードロン・スプリーム」の登場から現在をかなり雑に、というかだいぶ乱暴に紐解いていこう。

彼らの”元となった”のは1969年刊行の「アベンジャーズ」誌に登場した「スコードロン・シニスター」である。

 

「スコードロン・”シニスター”」

直訳すれば「”邪悪”戦隊」・・・。

 

そう、彼らは悪の手先、アベンジャーズの「敵役(ヴィラン)」として登場したのだった!

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この時に現れた「スコードロン・シニスター」はアベンジャーズに倒されるが、

後に、実は彼らはコピーされた偽物で、オリジナルの存在が別次元にいたことが明かされる。(よくある強引な後付け!)

 

「あそこ(別の次元)で会ったスーパーヒーロー達が超強かったんでそっくりに作った奴らで悪さしてたんだよね」(黒幕談)ってことである。

 

そのモデルとなった超強いスーパーヒーロー達こそが「スコードロン・スプリーム」だったのだ。

オリジナルの「スコードロン・スプリーム」は別の次元「アース712」の地球を守るスーパーヒーローチームだった。初出は1971年。

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彼らも後にアベンジャーズと敵対したり、共闘したりと紆余曲折を繰り広げることとなる。

 

さてさて、時は下って2000年代に入って再び「スコードロン・スプリーム」はその姿を現す。

 

まずは単独リブートの仕切り直しである!今度は「アース31916」世界の「スコードロン」が登場。

当然、前の「スコードロン」とは別物(というか並行存在)だ・・・。

しかも、この世界は結果として消滅してしまう。

 

だが「スコードロン・スプリーム」はまたもや甦る。

次に彼らが登場したのは、マーベルの正史世界とされる「アース616」

 

この時現れた「スコードロン・スプリーム」は、それぞれが破滅を迎えた異なる次元から呼び寄せられた(前述の「31916」から来たメンバーもいる)バラバラのバックグラウンドを持つ存在。

え、また「アース712」とも違うの?

彼らもまたアベンジャーズと衝突しながら地球を危機に陥れたり救ったりする。

 

そして2021年、大胆な現実改変が加えられた(一応正史616とは繋がっている)「ヒーローズ・リボーン」の物語では、そもそもアベンジャーズが存在せずその代わりに世界の平和を守っているのが「スコードロン・スプリーム」だとされた。

▼米国の守護者であり「スコードロン・スプリーム・オブ・アメリカ」を名乗っている。

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しかし、彼らの出自は謎に包まれていた・・・のだが、

 

彼らもまた何者かに「造られた」模倣体(コピー)だったのだ!

なんだって?

 

・・・調べれば調べるほど、わからん!!

と、登場するたびに設定がひっくり返る異なる「スコードロン・スプリーム」!

▼ややこしい「ヒーローズリボーン」周りの解説はこのあたりもご参照ください。

 

しかし、それぞれに共通するのは、ヴィジュアルが「シニスター」のころから大きく変わっていないこと、そして何より我らが「アベンジャーズ」に並ぶ存在として登場するということだろう。

 

度々設定を変えながらも、根強く登場し続けるその秘密は何なのか。

 

そこでここからは「スコードロン・スプリーム」の主要メンバー(シニスターにも所属)についてみていこう。

しかしながら、前述のように様々な背景で現れる「スコードロン」メンバーはその都度設定が異なる場合もあるので、今回は基本的な部分を押さえることに留めさせていただきたい。

 

まずはメンバーのリーダー格から。今回マーベルレジェンドにもなっている、

■ハイペリオン

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赤ん坊の時に地球に送られた、とある種族の生き残り。人間に育てられてスーパーヒーローとなる。

宇宙エネルギーを源にし、超怪力、超感覚、音速飛行、無敵の身体、目から光線を放つことが出来る。

「アルゴナイト」から出る放射線が弱点。

 

■ドクタースペクトラム

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元はNASAの優秀な宇宙飛行士。命を救った異星人に「パワープリズム」を授けられヒーローになった。

光のエネルギーを操ることで、光線を放ったり、思ったものを形にすることもできる。

チームリーダーだったことも。

 

■パワープリンセス

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永い眠りから目覚めたギリシャの女神にして戦士。ユートピア島出身。

超怪力、音速飛行、超反射神経をもつ。生命エネルギーを操作することで治癒能力を発揮することもでき、永遠に等しい若さを維持できる。

 

■ウィザー

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コブラにかまれた際にマングースの血液を輸血されたことによって潜在的ミュータント能力が目覚め、超スピードを手に入れる。

そのスピードを生かして、壁を駆け上がったり、水面を走ったりできる。また、高速円運動によりサイクロンを生み出すことも。

 

■ナイトホーク

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裕福な家庭の生まれだったが、幼くして両親を亡くし、巨大企業を相続する。

自己研鑽により磨いた格闘術やステルス技術に加え、天才的頭脳から産み出した「ジェット機能を装備した翼」や「爪の付いた発射装置」などのハイテクガジェットを駆使する。

錬金術の血清によって夜間だけ超人的な身体能力を発揮する。

 

これ以外のメンバーもちょっとだけ紹介しよう。(所属の時期は様々)

■スカイマックス

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スコードロン創立メンバーの一人。変身能力を持った宇宙人。

 

■アンフィビアン

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七つの海を統べる王者。水中では敵なし。ファミリーネームはライス

 

■ゴールデンアーチャー

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比類なき弓の達人。

 

さて、果たしてこの面々のざっくりした設定をご覧いただいて、何かを思い出さないだろうか。

 

もうお分かりであろう。

マーベルのライバル「DCコミック」の最強スーパーヒーローチーム

「ジャスティス・リーグ」である。

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もはや誰が誰と言わなくてもお判りだろうが。

■ハイペリオン…スーパーマン

■ドクタースペクトラム…グリーンランタン

■パワープリンセス…ワンダーウーマン

■ウィザー…フラッシュ

■ナイトホーク…バットマン

■スカイマックス…マーシャンマンハンター

■アンファビアン…アクアマン(アーサー・カリー

■ゴールデンアーチャー…グリーンアロー

といった具合だ。

今回紹介しなかったその他のメンバーも「リーグ」のメンバーをなぞったようなキャラクターが多い。(必ずしも対応はしていない)

 

つまり、「スコードロン・シニスター」改め「スコードロン・スプリーム」は

「ジャスティスリーグ」のパロディ、

パスティーシュだったのだ。

(なんとなくコピーみたいな設定が多いのも納得?)

 

果たして、マーベルを代表する最強のヒーローチーム「アベンジャーズ」に対抗しうるライバルとなれば、一体どんな存在が相応しいのか、我々はどんなマッチが見たいのか・・・

 

その答えの一つは、

「アベンジャーズvsジャスティスリーグ」であろう。

コミックファンの多くが思い描く夢を実現しようとしたのが「スコードロン・スプリーム」であり、この果たされ難き永遠のテーマを内包しているからこそ時代を超えて彼らは現れるのではないでしょうか。

 

ふんわり夢のクロスオーバー!

 

さて、そんなわけでレジェンド化と相成った「アベンジャーズ」の永遠のライバルたち!

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時期を同じくして「ヒーローズリボーン」に因縁深いキャラクター(前述の過去記事を参照のこと)が登場し、

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しかもこれが「ファンタスティックフォー」で、

現在進行形の実写シリーズ「マーベルシネマティックユニバース」では”マルチバースの衝突”が危機として叫ばれている現状。

その”衝突”に翻弄され続けた「スコードロン・スプリーム」がここでレジェンド化、ということは・・・。

 

今回のいささか唐突とも言えるこのレジェンド化は何かの伏線のような気がする、というのはあまりにも考えが飛躍しすぎでしょうか?

 

それはそれとして「スコードロン」もアッセンブルさせてくれるんすよね、ハズブロさん?

残り3体もお願いします!

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