カーネイジはヴェノムに続いて登場した、いわば第3のスパイダーマンである。
▲マーベルレジェンド モンスターヴェノムシリーズ カーネイジ ¥3,800+税
しかしその性質、有り様はスパイダーマンとも、ヴェノムとも大きく異なる。
1992年、「Amazing Spider Man」#359にてカメオ出演。
#361にてデビューする。
複数の殺人による罪で
に収容されていたクレタス・キャサディは、ヴェノム・シンビオートの宿主であるエディ・ブロックと同房になる。
エディがシンビオートの協力を得て脱獄する際、檻房に残されたわずかなシンビオートがキャサディに寄生。
こうして大虐殺「カーネイジ」が誕生する。
…というのが、カーネイジのオリジン。
トム・ハーディ主演の映画「ヴェノム」においても、
エンドクレジットにて
「大虐殺(カーネイジ)」を匂わせる発言をしていました。
カーネイジは当時から相当な人気で、色々な展開がなされ、話題に事欠かないキャラクターでもあります。
例えば1994年に北米で発売されたメガドライブ用ソフト
スパイダーマン&ベノム マキシマム・カーネイジ(※▼画像は北米版パッケージ)
は日本国内での発売が微妙に遅れ(北米版より10ヶ月くらい遅れた)、しかも当時は国内での知名度が低く、極少数しか流通しなかったことから、
2019年現在、中古市場で¥300,000〜500,000の値が付いているなどの話は有名でしょう。
ちなみに北米版はそれなりの数が流通しているので、単にプレイするだけならば北米版がオススメです。
ゲーム内容はスパイダーマンとヴェノムを操作し、カーネイジを追う横スクロールベルトアクション。
また、カーネイジ・シンビオートは宿主を乗り換えたり、複数に寄生することが出来るという点も面白い。
スパイダー・カーネイジとなったり、
スパイダーウーマン誌で初登場したマッドサイエンティスト「カール・マルス」
彼に寄生して「スーペリア・カーネイジ」となったり、
▲スーペリアカーネイジはトレンチコート風の意匠を纏い、銃器を用いる。
一部で人気の「トキシン」といったキャラクターの誕生にも関与している。
その孫、ノーミー・オズボーン、
JJJことジョン・ジョナ・ジェイムソンの息子、ジョン・ジョナ・ジェイムソン3世などなど、
主にスパイダーマン/ピーター・パーカーの関係者に寄生しては彼を困らせたりしました。
2012年の「カーネイジ:USA」では
コロラドの片田舎で、その街の住人全てと、対処に訪れたキャプテン・アメリカ、シング、ウルヴァリン、ホークアイと言ったヒーローらにも寄生。
色々なスパイダーマンが登場したことで話題となった
「スパイダーバース」が2015年
色々なヒーロー、ヴィランズがヴェノム化した「ベノムバース」が2017年
▼ベノムバースでは特別な役割を与えられたりもした。
冒頭で紹介したマーベルレジェンド以外にも、
▲ハズブロ スパイダーマントリロジーシリーズ カーネイジ \3,300+税
などにもアソートされ、その人気ぶりが窺えます。
ちなみにこのスパイダーマントリロジーシリーズは
マーベルレジェンドと同じ6インチサイズのアクションフィギュアであり、
ハズブロよりはトイビズ時代のマーベルレジェンドに近く、
指関節が可動したり、
股関節の自由度が高かったり、
付属のウェブ・ネットは軟質ゴム素材なので、
このように他のキャラクターに巻き付けて遊べるプレイバリューの高い出来で、非常にオススメです。
2019年にはCARNAGE-IZEDヴァリアント
として
あ、そうそう。
シルバーサーファーに寄生し、
余談ですが、かつてメガドライブ32X用のソフトとして
「コズミック・カーネイジ」という格闘ゲームがリリースされたこともありますが、
ガリンペイロはSEGAとメガドライブを応援しています!
完!