私はほぼ毎日愛用しているアサヒの綿プレス機です。ズボン型です。本当はもう少し細い万能型の方がシャツやブラウス仕上げには良いのですが、まぁドライ仕上げの方でも万能タイプとしては、細いものよりズボン型の方に人気があるような・・・まぁ汎用性ってことでは、ズボン型に軍配が上がるのでしょう。(これは相当余計な話)
その綿プレス機が朝からエアー漏れの音が結構大きくしておりました。しかし、この時期は浴衣やシャツ、ブラウス類も多いし、手を出して使えなくなる(過去に経験有り)のも困るので、修理は作業が一段落してからにしました。

写真の右からエアー(圧縮空気)が入ってきます。このエアーの力でプレス面を加圧して仕上げるのです。(くどいなぁ)
右からエアーフィルター→オイラー(潤滑の為に極少量の油をエアーに混入させます。ルブリケーターとかも言うらしい)そして、分岐して一番左が減圧弁です。上の方に分岐した方も減圧弁に向かいます。このプレス機では駆動用のシリンダーの空気圧と加圧用にシリンダーの空気圧が違うので二種類の圧力が必要なのです。
エアー漏れの音はけっこう大きかったです。手でかざすと画像の「この辺で」に漏れた圧縮空気の流れを感じることが出来ます。
最初は、エアーフルターのケース部分のパッキンでも外れたか、千切れたのかと思っておりました。

これがフィルターを分解したところです。パッキンを点検しても、問題有りません。








そこでフィルターの出口側にプラグをはめて、フィルターだけに圧縮空気を通してみました。

ところが、この状態では問題ないのです。全く漏れません。








どうもフィルターではなくて、オイラーの方から漏れているようです。

この矢印のところから風が出ているようです。
これは摘下するオイルがポトポトと落ちる様子が見える透明な窓なのです。(プラスチック製)
矢印の先の黒いパッキンが切れたのかと、外してみました。
パッキンは大丈夫みたいです。
シールテープなどを巻いてみましたが、だんだんひどくなってきて、最後には





こんな風に割れてしまいました。
たしか、以前に同様の故障が有った時に余分に部品を取っておいたように思うので、あちこち探しましたが、見つかりません。(どこかにあるように思えますが)
間に合わせで適当なプラグでもねじ込もうかと思ったのですが、手元のプラグやエアーの接続端子のネジとは違います。
仕方ないので、オイラーだけを外して、エアーフィルター→減圧弁をつないで使うように応急修理しました。
その時に配管を外すのですが、意外に固くて力を入れると

こんなように変形してしまいましたね。(楕円になっています)
泣きっ面に蜂ってこういう事を言うのでしょうね。グッスン。






SMCでは、こうしたエアーフィルターやオイラーの小さな部品も販売しています。
ウェブで検索すると、

こんなページに到達して、pdfのファイル(今回はページ数が多くてちょっと大変だたtのですが)から必要な部品番号を知ることが出来ます。

今回は二個注文しておきましたが、次に役立つ時は何時かな