40代の頃勤めていた職場の思い出です
職場のボス的な存在
米子さん(50代半ばで夫と娘の3人暮らし)と何となく、夜寝るパジャマの話に
なりました
オスカルさんはなに着て寝るの?
私は普段着ていたTシャツがくたびれたらパジャマにしてます
ズボン?
はい、ジャージか夏は短パンです
私はネグリジェよ
えっ👀⁉️ネグリジェ
ネグリジェという言葉で今の若い人はわかるのでしょうか
こんな感じのワンピース型の寝巻きです
色はピンクよ
えっ
ピンクなんですか
また想像の翼が拡がります🕊️🕊️🕊️
そして髪は毎日
カーラーで巻いてその上に
ナイトキャップ被るそう🌸
昭和初期の白黒ドラマのお母さん
じゃないか‼️(イラストはわかりやすいようにカラーにしました)
ご主人がどんなに遅く帰ってきても玄関で迎えるそうです
私は寝てます。夫も私が遅く帰る時は寝てます。その方が楽しめていい。
別に何着て寝ようがその人の自由で
私がとやかく言う資格はないし
余計なお世話です
が、後日その姿を目にすることに
なるとは……
米子さんはある病気で入院したので
みんなでお見舞いに行きました
その職場は誰かが入院すると
なぜか行ける人はみんなで
行く習慣でした
病室の米子さんは……
もちろん
ピンクのネグリジェ姿
カーラーは巻いてなかったけどね
そもそもみんなで大勢で病室に
行くなんてデリカシーない
ですよね
誰かが代表して行けばいいのにね
私は心に誓いました
もし自分が入院することになったら
寝巻きに見えない
新しいパジャマの上下を
着よう
同僚に素顔でクタクタのパジャマ
の姿なんて見られたくない
その事があってから
入院セットとして新しいパジャマの
夏用と冬用、浴衣、下着、靴下、
タオル、バスタオル、
洗面器とコップ、歯ブラシ、アルミの急須、吸い飲み、箸、T字帯、腹帯を
入院セットと書いた引き出しに
まとめて入れています
夫用もあります
最近見てないからたまには
洗濯しないとね
でもネグリジェはありません
と思って引き出し開けたら……
出産の入院の時着ていた
ネグリジェがあった!
水色と黄色でしたが…
人のこと言えない
じゃないか
「人のふり見て我がふり直せ」
ですね
入院して身動きとれない時は
前あきの浴衣かネグリジェがいい
手術したらいろんなドレーンが
繋がれるから
ズボンや被り物のパジャマでは着替えの時にドレーンが抜けたり
着替えにくいですからね
肩の手術なのに
ぴっちぴちのタートルネックのパジャマなんて着てはいけません
入院時(手術ある時は特に)のパジャマは「ゆとりのある前あき」が基本です
施設でもそう
腕が動かなくなると
ぴちぴちの服は着替えが大変です
伸縮性ある方がいい
母が施設にいた時に
温かいダウンコート着せようと
したら、伸びないから苦労しました
米子さんもそれがわかっているから
ネグリジェだったんだろうね
アラ還の今はとても恥ずかしくて
着れない
私が今度入院するのは
今よりも確実に歳をとっている……
見舞い客にびっくり仰天
されてしまう
今は病院でパジャマも
浴衣みたいなのも借りられるから
もう捨てよう
思い出話から断捨離に
繋がりました
米子さん、ありがとう
最後まで読んで頂き
ありがとうございました