Laduna Coco あなたの内なる”ひかり”を映す、色と音 -10ページ目

Laduna Coco あなたの内なる”ひかり”を映す、色と音

・波動アートセラピスト養成講座
・クォンタムアルケミークリスタルボウル
・アート原画販売

おはようございます。

Laduna Coco(ラドゥーナココ)です。

 

 

迷子の妖精のものがたり

 

 

 

 

これは、迷子の妖精

ミラちゃんのものがたりです。

 

 

ミラちゃんが、森のヘンテコな

生き物たちと出会っていきます。

 

 

ヘンテコな森なので

こまかいことや、むずかしいことは

かんがえないで、楽しんで下さい。

 

 

 

キノコこれまでのあらすじキノコ

 

ヘンテコな森にやって来た

迷子の妖精ミラちゃん。

すました女の子「小川の精」に

全く相手にしてもらえず・・・

またひとりぼっちになってしまいました。

 

物語の全話一覧はこちら

 

 

チューリップ黄

 

 

第5話 恐ろしい生き物

 

 

辺りはますます暗くなってきました。

 

ミラちゃんは

森の中をひとり歩き続けます。

 

もう歩きすぎて

足がじんじん痛くなってきました。

 

 

ふと

ミラちゃんは立ち止まりました。

 

 

向こうの木陰に

何やら黒い影が見えたのです。

 

ミラちゃんは、おそるおそる

その影に近づいていきました。

 

音を立てないように・・・

ゆっくり・・・ゆっくり・・・

 

 

シャリン!!

 

 

あ!

乾いた葉っぱのひとカケラを

踏んづけてしまいました!

 

 

その音に

「影」がこちらを振り向きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「きゃあああああああああああああ!!!!」

 

 

 

それは、ミラちゃんが

今までに見たことがないような

なんとも恐ろしい

ヘンテコな生き物でした。

 

ミラちゃんは仰天して

こわくて、こわくて、たまらなくて

森の更に奥へと

一目散に逃げていきました。

 

 

「わーん!」「わーん!」と

ミラちゃんの泣き叫ぶ声の

こだまだけが、その場に残りました・・・

 

 

 

 

 

この恐ろしい、ヘンテコな生き物

 

実は、この生き物も

ミラちゃんと同じ”迷子さん”でした。

 

この迷子さんは

突然、現われたミラちゃんに

突然、大声で叫ばれて

そして、逃げられて・・・

 

この迷子さんも

ミラちゃんとおんなじように

とっても、びっくりして

とっても、こわくて

 

そして・・・ひとりぼっちで

しくしく泣き続けました。

 

 

 

この迷子さんのものがたりは

またいつか

きっと素敵なタイミングで

あなたにお話しますね。

 

 

 

つづく

 

 

 

キノコもう一人の”迷子さん”キノコ

 

この恐ろしい、ヘンテコな

生き物の正体は・・・

 

惑星の爆発音から産まれた

”響き”。

 

その響きは、ブラックホールにのまれて

森へやって来たのでした。

 

時折、耳障りな音を発するため

森のみんなから嫌われています。

 

かわいそうなこの迷子さんも

おうちに戻りたいけれど

戻り方がわかりません。

 

毎晩ひとしれず星空を見上げては

自分だけに響いてくる

”宇宙音楽”に耳を澄ましているのです。

 

「小川の精」とは犬猿の仲ですが

「魔女ユウララ」や「カミサマ」とは

いずれ交流を持つことに

なるのかもしれません。

 

 

キノコ森のヘンテコな生き物たちの

ご紹介はこちら

 

 

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最後まで読んでくださり

ありがとうございましたクローバー

おはようございます。

Laduna Coco(ラドゥーナココ)です。

 

 

迷子の妖精のものがたり

 

 

 

 

これは、迷子の妖精

ミラちゃんのものがたりです。

 

 

ミラちゃんが、森のヘンテコな

生き物たちと出会っていきます。

 

 

ヘンテコな森なので

こまかいことや、むずかしいことは

かんがえないで、楽しんで下さい。

 


 

キノコこれまでのあらすじキノコ

 

自分の涙の”ひとしずく”に

急に声をかけられ

びっくりしたミラちゃん。

色んな気持ちがぐしゃぐしゃになって

ミラちゃんはその場から

逃げ出してしまいます。

 

物語の全話一覧はこちら

 

 

チューリップ黄

 

 

 

第4話 すました女の子

 

 

走り疲れたミラちゃんは

ひとりトボトボ歩いていました。

 

綺麗な小川を見つけたので

その上流へ向かってみることにしました。

 

夕日が沈み

辺りは薄暗くなってきました。

 

歩いても歩いても

お母さんの木は見つかりません。

 

ミラちゃんは、もっともっと

心細くなっていきました。

 

 

 

ミラちゃんは

ひとしずくを置いてきたことを

後悔していました。

 

あの時は、悲しくて、びっくりして

思わず逃げてしまいましたが

・・・泣くのをやめて、お話すればよかった。

 

ミラちゃんは、ため息をついて

しょんぼりしました。

 

 

 

すると、ミラちゃんの目の前に

1人の女の子が現れました。

 

 

 

 

女の子は

たいそう豪華な椅子に座っていました。

 

長くて綺麗な髪を

自慢げに両手でとかして

なんだか、すました感じです。

 

それにしても

なんて長い髪の毛でしょう。

ミラちゃんがよく見ると・・・

 

あ!その長い髪が

小川となっているではありませんか!

 

ミラちゃんが上流へと

歩いてきたこの小川は

女の子のながーい髪だったのです。

 

 

またまたヘンテコな生き物!

 

 

ミラちゃんは

ずっしり重たい気持ちになりました。

 

でも・・・

 

やっぱり心細くて

やっぱり誰かとお話したくて

 

その女の子へのほうへと

そっと近づいていきました。

 

 

 

女の子は、片目でミラちゃんが

近づいてくるのを見ていましたが

それに気づかないフリをしました。

 

いっそう自慢げに

美しい髪をといています。

 

ミラちゃんは

女の子のそばまでやって来ると

 

 

「ねえ、ここはどこ?お母さんの木はどこ?」

 

 

と尋ねました。

 

女の子は、すました感じで

聞こえないふりをしました。

 

ミラちゃんは

お腹がキュッと縮むのを感じました。

そして、もう一度尋ねてみました。

 

 

「ねえ、ここはどこ・・・?」

 

 

女の子は

プイッとそっぽを向いてしまいました。

その両手は、髪を解くのに忙しそうです。

 

 

どうやら女の子は

ミラちゃんとは

お話をしてくれないようです。

 

 

ミラちゃんは、がっくり肩を落として

来た道を引き返していきました。

 

 

 

 

 

この女の子、「小川の精」は

礼儀に少々うるさい精霊でした。

 

ミラちゃんが、もし・・・

 

 

「はじめまして。

私は妖精ミラです。

あなたの髪は、とても美しいですね。

あなたの名前は、何ですか?」

 

 

と、満点なご挨拶をしていたら・・・

彼女はきっと、ミラちゃんと

お話していたかもしれませんね。

 

 

 

つづく

 

 

 

キノコプライドも上手に満たしてあげれば・・・キノコ

 

美しい「小川の精」は

プライドがとても高く

自分が認めた相手としか会話をしません。

 

彼女は過去に2度

機嫌を損ねて椅子から離れ

結果、森は水浸しになってしまいました。

 

その大惨事の度に、彼女の椅子は

豪華なものになっていったそうです。

 

豪華な椅子は

彼女の扱いに困り果てた

森の生き物たちからの、贈り物。

 

椅子は、とっても豪華で

とってもふかふかで

 

・・・一度座ってしまえば

二度と離れたくなくなるような

そんな椅子。

 

以来、彼女は椅子から離れることなく

延々と髪をとかし続け

その髪はますます美しくなり・・・

 

そして森も

ますます豊かに潤っていったのでした。

 

 

やっかいなプライドも

上手に満たしてあげれば

きっと、何かへの貢献となります。

 

 

キノコHPでは、森のヘンテコな生き物たちを

ご紹介しています→こちら

 

 

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最後まで読んでくださり

ありがとうございましたクローバー

おはようございます。

Laduna Coco(ラドゥーナココ)です。

 

 

10年前に書いた物語を

編集を加えながら再投稿していきます。

 

はじめての方も

久しぶりの方も

ひとやすみのお供として

どうぞお付き合い下さい。

 

 

 

迷子の妖精のものがたり

 

 

 

 

これは、迷子の妖精

ミラちゃんのものがたりです。

 

 

ミラちゃんが、森のヘンテコな

生き物たちと出会っていきます。

 

 

ヘンテコな森なので

こまかいことや、むずかしいことは

かんがえないで、楽しんで下さい。

 


 

キノコこれまでのあらすじキノコ

 

自分が迷子になったことを

知ったミラちゃんは

大声で泣き出します。

すると、どこからともなく

声がして・・・

 

物語の全話一覧はこちら

 

 

チューリップ黄

 

 

 

第3話 ヘンテコな生き物

 

 

「あなた、誰?」

 

ミラちゃんは

葉の上のひとしずくの水滴を

おそるおそる見つめて言いました。

 

すると

その水滴は、ヘンテコな声で

 

 

 

「私ハ、アナタノ涙カラ生マレタ

”ヒトシズク”」

 

 

ミラちゃんは

またまたびっくりしました!

 

自分の涙のひとしずくが

話しかけてきたのです!

 

 

「どうして?どうして?!」

 

 

驚くミラちゃんに

その”ひとしずく”は

 


「理由ナンテ、ナイヨ。

ソウヤッテ生マレタンダモン」

 

 

と、答えました。

 

 

 

ミラちゃんは、
こんらんしてしまいました。

 

悲しい上に、びっくりして、
このヘンテコな生き物の言うことも

意味がわかりません。


ミラちゃんの気持ちは

ぐちゃぐちゃになっていきました。

 

 

「お母さんはどこ!おうちに帰りたい!!」

 

 

ミラちゃんは、急に怒りだして

大きな声で叫びました。


そしてまた

大きな声で泣き始めました。

 

 

「ナカナイデ。ナカナイデ」

 


”ひとしずく”がそう声をかけますが
ミラちゃんは泣くのをやめません。


もっと大きな声で泣き叫びました!

 

 

「おかーさん!どこー!!!」

 

 

ミラちゃんは

ぐちゃぐちゃな気持ちから
逃げ出したくなりました。

 

 

「私、おうちに帰る!!!」

 

 

そう叫ぶと

ミラちゃんは立ち上がり
”ひとしずく”をおいて

森の奥へと駆けていきました。 

 

 

 

つづく

 

 

 

キノコ”ひとしずく”の呼吸キノコ

 

”ひとしずく”は

神出鬼没な水滴です。

 

気がつけば生まれているけれど

気がつけば消えてしまいます。

 

だから”ひとしずく”は

とてもさっぱりした性格。

 

起きる出来事に対しての

”理由”や、”意味づけ”には

あまり関心を持ちません。

 

生まれるから、生まれるし

消えるから、消える。

 

それが

”ひとしずく”の呼吸なのです。

 

 

 

 

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第4話はこちら

 

 

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最後まで読んでくださり

ありがとうございましたクローバー