おはようございます。
Laduna Coco(ラドゥーナココ)です。
10年前に書いた物語を
編集を加えながら再投稿していきます。
はじめての方も
久しぶりの方も
ひとやすみのお供として
どうぞお付き合い下さい。
迷子の妖精のものがたり
これは、迷子の妖精
ミラちゃんのものがたりです。
ミラちゃんが、森のヘンテコな
生き物たちと出会っていきます。
ヘンテコな森なので
こまかいことや、むずかしいことは
かんがえないで、楽しんで下さい。
これまでのあらすじ
綿帽子の上で
お昼寝していたミラちゃんは
風に乗ってヘンテコな森へ
飛ばされてしまいました。
物語の全話一覧はこちら
第2話 ここはどこ?
目をぱちぱち開けました。
目をゴシゴシこすって
辺りを見回しました。
お花や、キノコがあります。
風と共に、遠く遠く離れたこの森へと
ミラちゃんは
夕陽のオレンジ色を浴びた
それしか見えません。
キュッとつまるような苦しさを
しくしく泣き出してしまいました。
ミラちゃんは、ひとりぼっちです!
えーん!えーん!
あちこちに飛び散っていきました。
えーん!えーん!
「・・・泣カナイデ」
辺りをキョロキョロ見回しました。
ひとしずくの水滴が乗っています。
その水滴が・・・
なんと、ミラちゃんに
涙に素直になる
この物語は
ミラちゃんが母元を離れ
見知らぬヘンテコな森にやって来て
成長していく物語です。
箱入り娘のミラちゃんが
森ではじめにしたことは・・・
思いっきり泣くこと。
「全身で泣く」
その涙は、感情や自我の
やさしい”ほどき”。
我慢するよりも
涙に素直になることで
”その先のわたし”に
進みやすくなることもあります。
森のヘンテコな生き物たちの
ご紹介はこちら