オーバーツーリズム、旅の恥はかき捨て | 徒然なるシニアブログ

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残された人生と生きてきた人生への想い

 

円安で日本に来る外国人が多すぎて、いろいろな面で弊害がニュースとなる今日この頃です。

この記事のようなことがネットで取り上げられています。

 

三条通りから四条通りにかけての鴨川の河原は有名です。なにが有名かというと、若い男女のカップルが等間隔で腰を下ろしているからです。

 

私が京都で大学生活を始めたときは既にこの風景はありましたので、半世紀は続いていますね。実際は、それよりかなり前なのでしょうが、いつ頃からなのか興味がありますね。戦時中もあったのかな。

 

また、祇園のあたりに設置してあるごみ箱があふれている動画もありました。にぎやかな夜の騒ぎのあとの朝はゴミだらけで、あふれたごみは路上に散らかっています。そんな動画を見て思ったのは、これだけのオーバーツーリズムが続いているのに、ゴミ箱の数もすくなく、これじゃゴミ問題は人的な災害ではないかと思ったことでした。

 

京都の街並みという制約もあり、ゴミ箱も多く設置でできないのかもしれませんが、もしそうなら回収頻度を増やすべきでしょうね。汚いゴミが散らかっている祇園は祇園ではないですね。

 

50年前に歩いた祇園の静けさ、鴨川の落ち着いた雰囲気は既に失われているようです。このことは有名な嵐山でもそうですね。あんなに人が多いと、何を見に来たのかとわからなくなります。ただ、円安で日本に行きやすくなっただけの日本、京都ということなんでしょう。

 

昔から「旅の恥はかき捨て」と言われ、それは日本人の恥ずかしい属性と思っていましたが、この言葉は外国人に対しても通用するということがわかりました。それがオーバーツーリズムの置き土産になるのかもしれませんね。