関口宏さんが「サンデーモーニング」を本日放送で卒業です。３６年半の長きにわたり、この番組で時の政権批判や話題を取り上げてきました。
この間のゲストコメンテーターは、ほかナンチャラ番組と違って、その道のスペシャリストがほとんどでした。その割に、日曜朝の番組として堅ぐるしくなく、家族全員が見ることのできる良質な番組でした。特に、スポーツコーナーは他のスポーツ番組やコーナーとは一味違っていて面白かったですね。大沢親分と張本さんの登場で一気に面白くなりました。また、珍名場面など楽しみでした。
時事問題でも、どちらかというと少し左よりでしたが、権力寄りでなかった点もよかったです。関口さんご本人は、番組の立ち位置を「周りが動いているが、いつも真ん中」もいての番組作りだったといわれたことがあります。ご本人は年齢のこともありますが、安倍政権以降の番組批判が結構こたえていたのではないかと思います。TBSがどれだけ報道の自由を守ることが出来たのかは、今後検証されることと思います。
他の数ある報道、情報番組の中でも、本質を突くような司会も光っていて、関口さんの卒業は惜しまれますが、後任の膳場貴子さんには、関口さん以上に頑張ってほしいと思います。
