車検の中の人の話。 | ガレージきくちのがらくた箱

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GC8インプレッサのメンテやクルマのメンテナンス
旅のブログです

 

どうもガレージきくちです

 

 

 

本日は

 

グループ内の他企業合同の

 

指定整備工場の会議。

 

 

 

なので

 

朝から違う事業所に

 

向うために

 

 

ドコに行くにも

 

渋滞の埼玉県の道を

 

進みます。。。

 

 

 

指定整備って言っても

 

一般の方には

 

何ソレって感じでしょうけど

 

 

良く言われる

 

車検場って場所

 

 

国土交通省が各県に

 

造ってる陸運支局で車検検査を

 

やっているんですが

 

 

自動車大国のこの日本

 

それだけでは

 

車検検査を賄えないので

 

 

通称、民間車検場と言われる

 

国が行う検査を代行するのが

 

指定整備工場なわけです。

 

 

当然ながら

 

文字通りのお役所仕事を

 

代行するので

 

その検査員資格保持者は

 

みなし公務員とみなされ

 

 

意図的な不正をすると

 

逮捕されてしまうほどです。

 

 

 

そして厄介なのは

 

最後の最後は

 

現場の検査員判断と

 

されてる事。

 

 

 

要は

 

法令上

 

 

OKなのか

 

NGなのかの

 

境界の場合は

 

検査員の判断なんですが

 

 

 

間違うと、、、

 

後から追求されるのです。

 

 

 

ま~後は

 

法令の施工や

 

各メーカーから新しくでる

 

クルマへの対応など

 

 

現場の苦労は絶えないワケで

 

 

この指定会議は

 

他の事業所での話や

 

ウチで判断に困ったことなどの

 

意見交換の場として

 

かなり有益なんですよね。

 

 

 

しかも車検制度や

 

整備事業制度自体が

 

ここ数年で

 

ものすごく変わってて

 

 

一般の方には

 

あまり周知されてないところでの

 

変化が早すぎてて

 

 

それでなくても

 

日々の仕事に追われてるのに

 

 

次々と変わる制度に

 

ついていくのがやっとな状態。。。

 

 

昨今の運転支援システム搭載車が

 

増えたので

 

それに対応するべく

 

以前のブレーキパッド交換には

 

資格が必要ですよの

 

認証から

 

 

運転支援システムに対応した

 

特定整備に変わったのが

 

数年前。

 

 

これ、準備期間3年あったのに

 

 

合間に

 

ワンストップサービスと

 

e保適が始まって

 

 

紙の保安基準適合証から

 

データのやり取りになり

 

支局にお金もっていって

 

車検証更新してたのが

 

こちらも電子的になったりと

 

 

現場の人間はてんやわんや。

 

 

 

で、猶予期間が

 

1年ちょっとしかない中で

 

今度は

 

OBD車検が

 

今年の10月から始まるっていう。。。

 

 

車検業界の高齢化が

 

著しい昨今

 

全てにPCがらみの

 

設備投資が必要な昨今。

 

 

高齢の家族経営の

 

整備工場は

 

今回でけっこう廃業してしまうんじゃないかなと

 

思う所もあるし

 

 

 

ま~

 

一般のユーザーには

 

なんか

 

車検証小さくなったよねって

 

 

言うのと

 

車検のステッカー

 

貼る位置変わったね

 

 

っていう感想しか

 

ないと思うんですけど

 

 

 

車検やってる中の人たちは

 

ここ数年、

 

激動の中で

 

車検こなしてます。。。

 

 

 

なんかマイナカードの

 

混乱と似ていますが

 

 

国の仕事の代行という

 

位置づけの指定整備業界

 

国の決定には

 

逆らえないのが辛いところですが

 

 

今後、

 

整備工場は

 

減っていく流れに

 

なるかもしれませんねぇ

 

 


 

 

クルマの整備なのに

 

ある程度

 

PCに詳しくないと

 

困る時代になってきてますね(^_^;)

 

 

 

 

 

でわまた