DT125 17F

1982年

走行距離 約25,000km

 

エンジン単体のご依頼です。

 

分解したエンジン

 

DT125 エンジンオーバーホール

 

DT125クランクシャフトとピストン

 

クランクベアリングが固着していて、まったく動かない状態でした。

 

DT125エンジン分解

 

DT125 17F エンジンオーバーホール シリンダー

シリンダー壁面

 

DT125 17F エンジンオーバーホール シリンダー

 

奥に見えるのがプラグ(シリンダーヘッド側)です

 

DT125 17F エンジンオーバーホール シリンダー

 

DT125 17F エンジン エキゾースト

エキゾースト側

 

分解して状態がわかったところで、問題は部品が手に入るかどうかです。

 

DT125シリーズ

 

DT125 17F 1982年 エンジンオーバーホール

 

ヤマハDTシリーズの歴史は長く、排気量や型式は多岐にわたります。

 

DT125に関しては、1974年に初期型(空冷)が販売されました。

 

1982年にモデルチェンジで水冷化(排気デバイスなし)され、翌1983年に排気デバイスYEIS(Yamaha Energy Induction System)が装着されました。

 

※1985年、DT125Rにフルモデルチェンジ

 

つまり、

 

1,空冷

2,水冷 排気デバイスなし

3,水冷 排気デバイスあり

 

おおきく3つのモデルがある、ということです。

 

今回のエンジンは2つめの17F。

 

調べたところ、空冷と水冷(YEIS)は比較的、アフターパーツが販売されているようです。

 

17Fはそうした社外パーツはほぼ、見当たらない状態。

 

しかし、なんとか探し当てて無事、必要な部品を入手できました。

 

(欠品していたガスケットは、当店で製作しました)

 

オーバーホール後

途中の写真は無くて、ほぼ完成状態です。

 

DT125 エンジンオーバーホール

 

オーバーサイズピストンを使用して、シリンダーボーリングしました。

 

DT125 シリンダーヘッド

 

DT125 シリンダーヘッド

 

DT125 17F フライホイール

 

DT125 17F フライホイール

フライホイールの穴は、重量バランスをとるためのものと思われます。

 

フライホイールの軽量化は、4輪のエンジンチューニングでもメジャーな手法です。

 

フライホイールを軽くすると、エンジンがよく回るようになります。反面、トルクが落ちてしまうため、重すぎても軽すぎてもダメ。絶妙なバランスが必要になります。

 

 

車体を含めたエンジンオーバーホールは24ヶ月待ちですが、エンジン単体ならそれより早く着手可能です。

 

※全国対応

 

お問い合わせはホームページの問合せフォームからお願いします。

 

 

 

有限会社ガレージ湘南

 

 

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