今年二月、福島県鏡石駅前で10代の男女二人を軽自動車ではねて死傷させた事故の判決が下りました。
被告の72歳女性は、禁錮3年、執行猶予5年の判決が言い渡されました。
そもそも全く罪のない若者の命を奪っておきながら、求刑が禁錮3年6月というのも軽すぎますし、執行猶予が付くというのも解せません。というかご家族は納得できないでしょう。
死傷した二人は、合宿免許で福島に来ており、当日卒業検定に合格し、それぞれの自宅に戻る際にバスを降りた直後事故に遭われました。
うちの子も2年前に福島に合宿免許を取りに行ったので、他人事とは思えません。
本人もご家族も明るい未来を思い描いて、そのための自動車運転免許取得。
それがどうして合格直後に人生を終えなければならないのか。
それも他人の不注意で。
故意であろうが不注意だろうが過失だろうが車が勝手に動いたわけではなく、すべて運転手が操作したこと。
それならばその責任はすべて負わなければなりません。
車を処分し今後運転しないと誓おうが、殺してしまった事実は変わりません。
事故が起こるとニュースでたびたび事故原因はハンドル操作の誤りって言われるけれど、それって本当はアクセルの踏み込み過ぎで舵が効かないとか思い通りに曲がらなかったためというのが真実です。
つまり原因はアクセル操作の誤り。
今回の事故も『アクセルとブレーキの踏み間違い』の一点張りですが、僕が見た事故や経験から言うと、ブレーキを踏むつもりがアクセルも一緒に踏み込んでしまっているのが原因です。
軽自動車と言えども、昔軽規格が創設された時代と比べて馬力は大幅に向上しています。
ただ足元の右側にあるペダルをわずかな時間でも目いっぱい踏み込めば、瞬く間に人の命を奪ってしまう道具であるという事を常に意識して運転席に座らなければなりません。