24-06-10 日劇ゴジラ同窓会 | ヤマダ・マサミ ART&WORK 検:ヤマダマサミ

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24-06-10 日劇ゴジラ同窓会

45年前、ぼくは高3でした。私立大の附属校で進学か就職か選択の年。そんな大事な年に正面衝突したのが日劇でやったゴジラ映画大全集でした。この前の年、伊福部昭のサントラやファンコレ、「大特撮」が出て、舞い上がっていました。ぼくは勉強もしないで自主上映会や古本屋を巡っていました。

その1979年。春休みに「実相寺昭雄監督作品ウルトラマン」、GWに池袋文芸地下劇場で<スーパーSF日本特撮映画大会>があり、夏休みすぐに小田急デパートで<大ゴジラ博>、早朝にいきなり「ウルトラQ」の再放送が始まります。そして日劇でした。

<ゴジラ映画大全集>は3本立ての全国興行でしたが、東宝直営館の日本劇場では最終の回に日替わり上映を企画。8月2日から22日まで20本を加えました(24日まで開催)。その初日に、ぼくらは徹夜して並んだんです。

ゴジラ生誕25年記念に講談社が足並み揃えてムックやカード、読み切りのマンガを出しました。ぼくらを刺激したのは、専門的な知識で仕掛けに尽力した怪獣倶楽部のみなさんの活躍です。とくに竹内博さん、安井尚志さんがこのムーブメントを生んだのだと思います。

この年から84年の復活「ゴジラ」まで、まぎれもない、第3次怪獣ブームだったと実感します。ただし、新作が力を見せたブームではなく、徹頭徹尾、懐古志向でした。

子供の物だった怪獣を趣味として少年や大人が楽しめる。その端緒が、この時期でした。

大袈裟に言えば、現在の特撮人気の出発点であり、ぼくらの原点です。

 

今回、当時中3だった勝又くんが幹事をしてくれ呼びかけもやってくれています。会場が30席で、同窓会という名目なので会費はとらず、プライベートな集まりになりました。かれこれ20席くらいはすでに埋まりそうだとか。あの夏、ゴジラに夢中になった人集まれーッ!

2024年8月2日(金)。45年前の日劇ゴジラの初日にあたります。

 

 

ところで同窓会にあたってなにか冊子をまとめようと思っています。

間に合えば良いんですが、8月10日にまんだらけの資料性博覧会があるので、遅くてもそれに間に合わせます。

1979年になにがあったのか。どうしてわれわれは集まったのか。なにに影響を受けたのか。なにを買ったのか。

実はもう当時買った本もレコードもほとんど手元にありません。記憶も薄らいでいきます。残せるものは残したいです。

もし誌面に参加したい人がいたら連絡下さい。7月頭ぐらいまでにもらえれば。

 

 

ああ、ちゃんと仕事やってますよ(笑)。頭の中にミヤラビの祈りが駆け巡るのはもう少し先にして、いまは全力で原形に集中しています。もう、出口が見え始めているんです。

 

画像

ゴジラ映画大全集のチラシ。これ、誰が構成したんでしょうね。3本立て映画の該当のキャラクターが1つもないよ。ガイガンの時のキングギドラにメカゴジラ2、逆襲コング、総進撃ゴジラ。ラドンも総進撃でしょう。

左の定期券。6千円の通しチケットです。日劇の窓口で買いました。97番目なんでしょうね。高3でも6千円は悩みましたよ。初日特典は会場で売っていたバッジのプレゼントでした。