23-12-26 わたしは見た | ヤマダ・マサミ ART&WORK 検:ヤマダマサミ

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主に仕事に関わる、特撮、怪獣がらみのブログです。
ときどき、猫が登場します。

23-12-26 わたしは見た

先日のビンさんの撮影の後の納会で、デザイナーの吉野さんが知り合いに霊能者が居て渋谷の信号待ちで向こう側にこの世の者でない人物がこっちを見ていて、目を合わせると着いてきてしまう、と言う話が、怖がりのぼくをぞわぞわさせました。

ぼくは霊能者ではない上に目が悪いから、遠くにいる人の顔なんて分からないんです。なので、信号待ちをしている人なんてぼんやりして地縛霊が居ても分かりません。でも、近視なのに極めて照準がぴったり合う出来事がありました。

2011年の出来事。mixiの当時の日記を貼っておきます。

井の頭公園の夕闇で、龍の顎を見上げたんです。

一瞬の出来事で、花火を焚いたように金色の火花というか後光が射す中で、くっきりはっきり龍の顎の裏側が目に焼きつきました。

そしてすぐ元の闇に戻りました。

100メートルくらい頭上と思ったが後で計ってみると30メートルほど。だから、2、3メートルの顎です。

ぼくが立った背中側に私設の神社があって、龍の顎を見上げた目の前は、古い屋敷がありました。

後日、その家主が家を明け渡す直前に、家の記念写真を撮るので出て来た。ぼくは毎日、公園の猫の世話をしていたので簡単な挨拶をした際にその話をしたんです。

家は取り壊され、地下まで掘られて要塞のようなコンクリートの家が建ちました。中国人が住んでいます。

それからしばらくして、コロナ禍の1年目が終わった頃、その話を確かめたいと連絡が来て、家主だった彼女と再会しました。

ぼくの方の話はそれ以上の全貌はありません。彼女の話の方がもっとすごくて、結婚するつもりのイギリスの彼が母親を連れて泊まりに来た夜。

家は200坪くらいの敷地の屋敷で個室がたくさんあるため個別に泊まってもらっていたら、深夜彼が、顔が人間の龍が出た、と大騒ぎをした(彼の母は見ていない)。どう思いますか? と言う話になった。

あとで思うと、井の頭公園には宇賀神の伝承があって、子を授けて欲しいと念願する夫婦へ子が宿り、成人前になった子は、正体を明かして池に身を投じた。それが白蛇の化身で、祀られるようになった。公園の弁天堂の端にある宇賀神の石仏の言われです。

海外から初めて日本へ来た彼はもちろん、地元だった彼女もそんな事は知りません。あの土地は地下まで掘っちゃったから龍はもう現れないでしょうね。

公園の池にはそもそも龍が居たそうです。「千と千尋」のハクのモデルにされたとか。あれ、すごい映画で、映画の方が前なのに、公園百周年事業でかいぼり(池の水を抜いて汚泥を天日干しする)を3回やった。そのときに出るわ出るわ、自転車の山。ホント、映画の通りなんですよ。

 

ところで、なんでそんな話をするかと言えば、きょう、さっき、見てしまった。猪のようでした。八幡様で手を合わせるんですが、社殿まで行かないで、いつも鳥居をくぐったところでやります。神さまって近づきすぎると不遜な気がしてしまうので、距離感というか。

地元の猫たちを御守り下さい。外の猫たちが無事に春を迎えられますように、事故や事件、病気に遭いませんように。風邪ひきませんように。猫の名前たくさん・・・。

1分くらいむにゃむにゃやっていると、30メートルほど先の社殿の前からシルエットが来る。

もう夜でしたから、寄ってくると、お爺さんの顔だと分かります。

ところがお爺さんが社殿の階段(10段ほど)を降りる時に、大きな犬が居た。いやお爺さんと比べると猪サイズ。ボルゾイ犬ぐらい。もっと肉厚で背中の毛が斜めに毛羽立っている。近視なのに、はっきり分かった。

この辺は、タヌキやハクビシン、果てはアライグマまで居るんです。でもそんな小さなものではないのは、なにしろお爺さんの腰の辺りの高さがある。

これはえらい物を見てしまったなと。で、そのまま家に帰るわけにもいかずに、社殿まで行って賽銭して手を合わせました。

真っ暗だから脇のところを見てもなんだか分かりません。ま、動物ならさっさと居なくなりますよね。

黒い影はぶるっと身を震わしたような感じで、お爺さんが階段を下りた時に見えなくなった。一緒に来るのかと思ったら来たのはお爺さんだけ。

来年は辰年なんですが、猪ってどういう意味なんだろう。

 

以前まとめた参考記事「公園の不思議」

https://ameblo.jp/gara999/entry-12219837585.html?frm_id=blog-entry/app-download-upper