前回の記事では、初動で5億あれば大ヒットスタート、年間でベスト10圏内も狙える!、劇場としてはスクリーン単価で100万前後(初動)であれば儲けが出るぞ!、みたいな内容を書きました。

なんで、こういう興収とか初動に興味を持ったかと言うと、それは「沈まぬ太陽」のデータ(ランキング)を見たからだったんですね。
「沈まぬ~」は10月24日に封切られたわけですけど、私的には、余裕で一位発進するものと思ってたのに、まさかまさかの、「僕の初恋をキミに捧ぐ(これは何度タイトルを見ても覚えられない…)」の後塵を拝しての2位スタートとなってしまったのです。基本的に、「僕キミ」みたいな、こういう略し方ができる作品って、感動するよ、観ても損はないよ、と言われても、ダメ。全く心が動かない。

不惑世代(今風に言うとアラフォー?)だと、映画館では洋画(ハリウッド)、ビデオで邦画、という生き方(そんな大それたものではない)できてたと思うので、今みたいな、シネコンでは邦画、DVDで洋画ということにちょっとした戸惑いを感じるかと思います。そういう意味で、不惑よりさらに上の「知命(50代)」までをも狙った「ヤマト関連(アニメ&実写)」は、最も劇場に足を運ばない層だと思われるので、公開前から前途多難であるなぁ、と思ったり。

さて、「沈まぬ~」ですけど、これって公開規模403館であります。邦画ブームで邦高洋低だからこそ、こんなに大規模で公開できるわけです。これまで400館以上で公開された邦画実写って、前回書いた「ROOKIES」に「蒼き狼」に、「容疑者X」「花男ファイナル」「ごくせん」しかないんですよ。邦画実写だと300館以上でもかなり大規模な展開といえるわけで、これが400館以上ともなれば、その期待たるや相当なものということがお分かりいただけるでしょう。最低でも、初動5億はいくでしょう、みたいな皮算用はあると思います。ちなみに、「僕キミ」も302館と、私が事前情報を知らないだけで、かなり期待はされてたんですね…。

結果を書くと

○ 僕の初恋をキミに捧ぐ

初動:2億8125万4350円
動員:21万9779人
公開規模:302scr
スクリーン単価:93万1300円
客単価:1280円

○ 沈まぬ太陽

初動:2億5053万6550円
動員:20万9642人
公開規模:403scr
スクリーン単価:62万1700円
客単価:1195円


興収(初動)と動員だけを見れば、ほぼ拮抗してるように見えるけど、でも、前提となる「公開規模」が片やAクラス(300scr級)、片や特Aクラス(400scr級)と、全然違いますからね。
実際には、僕キミのスクリーン単価「約93万円」で、なんとか年間で採算とれるか、というレベル。ということは、沈まぬ~の「約62万円」では全然ダメ、ということですよ。客単価も1200円切ってますしね。

全然ダメ、と書いておいてあれですけど、このスクリーン単価(約62万円)というのは、沈まぬ太陽そのものの売上げということで、劇場収入の(多分)メインとなるドリンクやフードは加算されてませんから。食べ物や飲み物ナシで劇場を経営なんて(多分)できっこないです(うちの地元にそういうとこがあるけど、完全に死んでます…)。

沈まぬ~は、作品の内容から年配の方々(シルバー世代)も多く劇場に足を運ばれてるようです。最近の特徴でもありますね(おくりびと、や、剱岳)。よって、平日にもそれなりの動員を見込めるということで、早晩、僕キミをまくる(抜く)と予想されていました。

● 23日間興収

○ 沈まぬ太陽
興収:18億3379万1930円(403scr)
動員:162万8251人

○ 僕の初恋をキミに捧ぐ
興収:16億0387万5550円(302scr)
動員:132万6910人


最終的にはどうでしょう?沈まぬ~は30億はいかないけど、25億は超えるかな、てとこでしょうか?(蒼き狼の約倍って感じですね!)
劇場サイドにとっても見込み違いだったろうし、作品自体も制作費だけでも20億超なわけだから、公開だけでの採算はもは取れそうもないですね。あとは、セル等に期待か。



翌週には、今秋最大のダークホース「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」が公開されました。

○ マイケル・ジャクソン THIS IS IT

*週末2日間
初動:5億1719万5390円
動員:44万9297人
公開規模:321scr
scr単価:161万1201円
客単価:1151円

*公開5日間
興収:9億2989万3790円
動員:78万1900人

● 26日間興収

興収:37億3500万円(324scr)
動員:298万5000人

マイケル、凄いっスなぁ~



で、(本題の)冬商戦ですわ。

年に一回か二回程度しか劇場に行かない私ですけど、今年の冬のラインアップを見て、ちょっと気になったので。

ルーカスやスピルバーグみたいに、誰でも知ってるというわけではないだろうけど、それでも「ローランド・エメリッヒ」や「ジェームズ・キャメロン」、「タランティーノ」「ロバート・ゼメキス」「マイケル・マン」「サム・ライミ」であれば、錚々たるメンバーといえましょうよ。特にキャメロン監督なんて、あの「タイタニック」以来、12年ぶりの新作なわけでしょう?(ただし、個人的にはキャメロン=ターミネーターというイメージの方が強いけど)

上に挙げた監督さんの顔ぶれを見ると、何気に男臭くないですか?超娯楽大作ではあるんだけれども、そのターゲットは男性、みたいな。キャメロンや、タランティーノ、マンなんかが銃関係を取り扱うと、拘りがハンパないですからね。その辺が、邦画との絶対縮まらない「差」といえるでしょう。まぁ、邦画だと、ミリタリーものはおろかもスポーツものでも明らかにウソっぽくなりますからなぁ(野球でもCG多用したり…)。

次回は、日経エンタに載ってた「冬映画期待度ランキング」について感想をば!
視聴率は、基本的には一般の人達(視聴者)に向けたモノではなく、あくまで「スポンサー」の人達向けの数字(データ)ですよね。視聴率が高い=面白い番組、ということでは決してないですから。

では、映画の興行収入、略して「興収」というのはどうなのでしょうか?
以前、国内では20億も行けば万々歳、大成功、みたいなことを書きましたが、そう単純なものでもないようです。

興収(映画)と視聴率(TV)との決定的な違いは、「お金を払ってるかどうか」でしょう。ということで、興収の方がシビアにその作品の面白さを反映しているものと思います。ワザワザ映画館まで足を運ばせる、ということだけでも大したものだと思いますけど…

シネコンが全国的に普及したお陰で、映画館数(screens)は飛躍的に増えたと思います。1993年には全国で1734館(screens)だったのが、昨年2008年には3359館(screens)と、約2倍になってますから(その内、2659館、約8割がシネコン)。ただし、映画全盛といわれた1960年には、なんと"7457館(screens)もあったんで、それにはまだまだ遠く及びませんが…。

同じ興収10億でも、一方は全国300館で、一方は都会だけの50館で、では全く意味合いが違ってきますよね。興収を見る場合、公開規模がどの程度のものなのか、というのも非常に重要なファクターとなります。全国で3500館弱ということを考えれば、「300館(screens)」以上の公開規模であれば、相当のビッグネームといえるでしょう。特にそれが「邦画」であれば尚更です。いくら邦高洋低といわれて久しくとも、まだまだ公開規模でいえば、洋>邦ですからね。ちなみに、今年の冬映画でいえば、邦画のMAXは「ゼロの焦点」で322館ですが、洋画のそれは「アバター」で800館以上と、ちょっと比較にならないくらいの差がありますから(ちなみに、「2012」でも500館以上、「カールじいさん~」、「クリスマスキャロル」でも450館以上です)。

言い換えれば、同じ面白さであれば、1.5倍~2倍くらいの興収の差がつかなければおかしいわけです。でも、ここ近年では邦高洋低というように、興収の面でも邦画の方が高かったりと、洋画の凋落ぶりが目立ってるわけです(何も邦画がすこぶる面白い、ということでもない、と思う)

興収の場合、公開からの2日間(土日)が最も重要であります。多分、この二日間のことを「初動」というのでしょう(三連休なんかもあるけどね)。大体、この初動を目安にして、最終的な興収を予想してるようですね。その年の興収ベスト10に名を連ねたければ、最低でも初動「5億」は欲しいとこでしょうな(これくらいないと最終的に30億超は厳しいので)。

今年、(邦画で)最大の初動をとったのは「ROOKIES」で「12.3億円」スタートでした。動員だと98万7387人ですか(動員て書くとどうしても、戦記の方を連想してしまう…/国家戦略局なんてものよりよほど、だよ)。最終的な興収はどうなるのかな?83億を超えたという話も…。ちなみに、公開規模は"428館"。実写の邦画で400館以上というのは、年に数本あるかないか、くらいのレベル。

○ ROOKIES

初動:12億2527万9099円(2日間)
動員:98万7387人(2日間)
規模:428館

ということで、

スクリーン単価:286万2802円
客単価:1241円

作品同士を比べるのであれば、大雑把な興収ではなく、スクリーン単価や客単価で比べるべきでしょうね。映画館にとってはそっちの方が遥かに重要でしょうし。ROOKIESだと、一館あたり2307人(2日間)ですか。一日4回上映するとして、その×2(初動は二日間なので)、計8回とすると、一回当たりの入場者数は288人。1スクリーン300名収容のシネコンだと満席っスなぁ~

映画館の採算は、1スクリーン当たり年間で7000万円らしいです。

●勝手な試算~採算で「+」になるには?

1スクリーン当たり年間で7000万円が必要
⇒一日当たりだと、「19万2000円」/一週間で「約135万円」

土日の2日間、いわゆる初動で一週間の約7割を稼ぐと仮定すると
⇒初動だけで「約94万円

年間52週で毎週、大作が公開されるわけではないので、初動の2日間だけで約94万円というスクリーン単価は結構厳しいものがあると思うよ…
昨年度の平均スクリーン単価(1スクリーン当たり)は「5800万円」でした(内訳/全興収1948億3600万円/3359館)。また、いち作品当たりの平均興収は「2億4173万円」であります(公開本数806本)。
実際、新規のシネコンなんてほとんど作られてないのが現状ですからね。既に超供給過多、といえるでしょう。邦画は好調だけど、劇場(シネコン)はほとんどのとこが赤字なのでは?


客単価は毎年少しずつ下がってきてます。昨年度は1214円でした。チケットの定価は1800円ですが、今は色々とお得なキャンペーンがあるので定価で観る人なんてごく一部ということなんでしょう。
ある意味、ある作品に動員では負けてても、客単価が高ければ勝つことだって可能なわけです。ただ、上下幅としてそんなに差はないと思うんですけどね(あっても±100円くらい?)。
とりあえず、客単価として1200円を切っていたら、それは「安い」といえるのではないでしょうか、と。



スクリーン単価、客単価を語る上で外せないと思うのが、今年の初夏に公開された「ヱヴァンゲリヲン破」でしょう。

○ヱヴァンゲリヲン新劇場版・破

初動:5億1218万0200円(2日間)
動員:35万4852人
規模:120館

最終的には興収36.7億円と40億円に迫る勢いでありました。注目すべきは公開規模であります。なんと120館で36.7億円叩きだしてるわけです。

スクリーン単価:426万8168円(初動)
客単価:1443円(初動)

一館当たりだと「2957人」。一日4回×2日間(初動)とすると、一回当たりの入場者数は「370人」。多くの劇場で新記録を打ち立てた、というのも納得できる数字であります。
しかし、スクリーン単価が400万超とか、とんでもないっスね!



一方、公開規模及び制作費という点からみればこれ以上ないというくらいの鳴り物入りで公開されたけれども、その名に恥じないくらいの、壮大な大コケをやってくれた作品もあります。

○蒼き狼

初動:1億9700万円(2日間)/最終興収:13億円
動員:約16万人(2日間)
規模:440館
スクリーン単価:44万7700円
客単価:1231円

制作費が30億で、最終的な興収が13億というのにも泣けるけど、初動2日間のスクリーン単価が45万以下とか、映画館側からしたら詐欺に引っかかったようなもんですよね…。ヱヴァの破の約1/10ですもん…。客単価はそう悪くないので、余計に泣けます…。

上の「スクリーン単価」のとこで、年間で「+」になるには(採算ラインの7000万円)一日当たり「約19万円」は最低限必要になるわけですけど、この「蒼き狼」が8週間、計56日間公開されたと仮定すると、必要採算ラインとしては、「1064万円」となります。でも、実際には最終興収13億円を440館が割るので、1スクリーン当たりとしては「約295万円」にしかならないわけですよ…。採算ラインの約28%でしかないわけです…。もちろん、映画館の取り分として何らかの保証はされてるとは思うけど、3割切ってちゃあ、どう考えても儲けはないよね。



観た・観てないは別として、初動(2日間)で5億を超えていれば、大ヒット発進ということで、余程外からの情報を遮断してない限り、一度くらいはそのタイトル、聞いたことくらいはあるでしょう?、と。今年だと、「20世紀少年(2)(3)」とか「レッドクリフ2」、「天使と悪魔」、その他諸々。ギリギリだったのが初動「4.9億円」の「ごくせん」です。一応、大ヒットですからっ!

初動5億を連ドラに例えれば(なぜに例える必要性があるのだ?)、一度でも「20%超」となったドラマかな、と。本当は25%と書きたいとこなんだけど、そうすると、今年はほとんどなくなってしまうから…

今年、連ドラで一度でもいいから20%超を記録したヤツって何作品あると思います?

答えは「4作品」です。

○ MR.BRAIN = 8話中4回で20%超え/今年唯一の平均20%超え作品(20.48%)
○ BOSS = 11話の最終回で20%超え
○ JIN-仁 = (現在放送中) 7話で2回の20%超え
○ 救命病棟24時 = 7話の初回で20%超え

うわぁ、一個も月9がねぇ…。ちなみに、昨年度は20%超え作品が「8本」あり、内、3本が月9でした(あくまで、一回でも20%超を記録したら、というデータですよ)。

もう、あれだね、瞬間最大風速的に20%を超えたとしても、すぐに忘れてしまうというか、記憶にも記録にも残らないよね…。

でも、こういうブログやってるからだけど、連ドラはまだマシだと思う。先日、今年の紅白の出場者が発表されたけど、それ以前に、今年のヒット曲というものが思い浮かばないし…

いやぁ、まのさかまさかの「不毛地帯」、4話目にして禁断の一ケタ"9.9%"に突入とはね…
前回で若干ながらも上げてきてたので(11.1%→11.6%)、最悪の事態(一ケタ台)は避けられたかな、と楽観視してたんだけど、まさか今回でそれが現実のモノになるとはねぇ…。

米国のドラマならまず間違いなく一クールで打ち切られるレベル。例え、事前の段階で2クールと決まっていたとしても、特に日本の民放の場合は「視聴率が全て/絶対」なので尚更でしょう。
でも、現実は、どんなに悲惨な数値を出そうと、最低でも9話くらいは放送してしまうというのが、情けないかな日本の民放連ドラ。政治同様、製作者(為政者)の目は国民や視聴者に向いてない、ということですよね。

さてさて、今週はちょっと面白い現象が起きてます。普通、連ドラだと、初回に最高視聴率を叩きだす傾向が大であり、2話目以降は微減、そして大体4~6話目という中盤に最低視聴率となり、後半にかけてまた微増というのが通常なんですね。でも、今週は、

○ リアルクローズ = 11.2%(3) → 12.5%(4)
○ 浅見光彦 = 7.0%(2) → 12.2%(3)
○ ギネ = 11.1%(3) → 12.1%(4)

と、通常ならば一ケタ台に入っているであろう3作品が、ともに12%台まで浮上してきてるんですよね。一体何が起きたのかな?ただ単に寒くて在宅率が高かったせい?

もちろん、こういう推移をとるのは珍しく、

○ 東京犬たち = 18.2%(2) → 14.4%(3)
○ 交渉人2 = 13.0%(2) → 12.4%(3)

というように、東京犬などはようやく下降の気配を見せてきました。でも、これからもお分かりのように、不毛地帯は今週の木曜までに放送された(ゴールデン/プライム帯)の連ドラの中で最低の数字となっていることも事実。テレ朝ナイトドラマの「マイガール」に敗北しそうな気配も濃厚なので、不毛地帯は他局のお荷物ドラマでもある、仲間さんの「アンタッチャブル(EX)」、観月さんの「おひとりさま(TBS)」、志田さんの「セイラ(TBS)」と肩を並べるレベルということになりました。三浦クンの「サムライ高校」にも負けそうだしね…

連ドラの主な視聴者層が分かった上で、こういう重厚長大な作品をやろうと決断したことは大いに評価したいですけど、前述したように、「視聴率が全て」という現状にあっては、この数字だと「つまらないドラマ」というレッテルを貼られても言い訳はできないでしょう。もちろん、視聴率が高い=面白いドラマ、ということではないですけど、後になって不毛地帯を見てなかった人がこの数字を見て、見てなかったことを後悔するということはないでしょう?その期間中に見ていなかった人にとって、後になって最も簡単に調べることができ、分かり易い基準というのは、やっぱり今のとこ「視聴率」くらいしかないですからね。もし、これが20%を超えてる作品であれば、レンタルでもしようかという気にもなるかもしれないけど、"9.9%"じゃあ、ねぇ…。そういうことですよ。

この"9.9%"というのに明確な理由があればいいんでしょうけど、別に裏番組が超強力だったということもないですからね。今週と先週での合計視聴率ではさほど違いはないので、やはり、この敗因(?)は自身にあるものとして究明していくべきでしょうね。第4話みたいなエピソードは個人的には嫌いじゃないんですけどねぇ(敬礼シーンがあればそれだけで感動する人間ですので…)。

やはり、全体的に重々しいというか、重苦しいから女性や子供さんウケはよろしくないことでしょう。かといって、今回は全く出番がなかった竹野内クンやら天海さんにスポットが当てられそうな次回以降、ガラッと明るくなるとも思いにくいし。逆に明るく(ライト)になったら、それこそ「BOSS」みたいになっちゃうじゃん…。2クールの超大作ということで、脚本もスケジュールもキッチリ決まってそうなので、「テコ入れ」したくてもできないんじゃないの、と。まさかこんな展開になろうとは誰も夢にも思ってなかっただろうしね…

もうね、ちゃんとした作品を作りたかったら、スポンサーや製作における制限をあまり受けないWOWOW等でおやりなさい、と言いたいですよ。連ドラ3本分くらいの労力かけて、渾身の一本を作ってくれたら、「パンドラ」みたいに加入者も増えますって。NHKも骨太のドラマ作りには定評あるけど、不毛地帯をもしNHKが作ってたら、多分、シベリア抑留だけで全体の1/3くらになり、反戦・反天皇思想を全面に押し出し、伊藤忠(近畿商事)に入ってからは、日本の空は、日本だけのものではない。近隣アジア諸国と連携して守っていくべき、とか、さも当たり前みたいな顔してギバちゃんに言わせそうだから怖い。今や、反日の旗手といえば、テレ朝、TBS、そしてNHKですからね!(でも、ノーカットで中継してくれる国会中継は結構面白かったりする)。

この超大作「不毛地帯」の思わぬ大コケにより、2011年7月以降の地デジ完全以降前後に放送されるであろう大作(特番)の製作にも影響がでそうですね。その前にNHKの「坂の上の雲」がどうなりますかな、てとこでしょうけど。

早いもので、もう11月。今年も残り2ヶ月なんですねぇ…

日本シリーズは(ザンネンながらも)、無難な、巨人vs日ハムということになり、今現在、1勝1敗のタイとなっています。初戦はノムさん解説ということで見ました。2戦目は新庄と清原だったらしいですね。酷かった、との情報も入っております。

秋ドラマの方は、2~3話という序盤を終えたとこでしょうか(2クールの不毛地帯除く)。今期、見てるのは、「仁(TBS)」「不毛地帯(CX)」、それに、一応、「東京DOGS(CX)」と言った感じです。最後の東京犬はそろそろ見切りつけたいとこですけどね。



「仁」は最初から見る予定というか、期待大だったわけですが、予想を裏切る、良い意味での裏切り、でしたね。視聴率の推移も、それをものの見事に物語っています。

○ 仁 = 16.5% 16.4% 17.2% → 17.2%

こういう、「高値安定」というのは何か久しぶりに見たような気がします。大沢さんが主役なのはそうなんだけど、不毛地帯のように「唐沢ワンマン」という感じではなく、今回(第4話)からこそ、花魁「中谷」さんが登場してきて新しいエピソードに入ったわけですけど、ここまでの3話における裏主役は間違いなく竜馬役の「内野」さんでしたよね。ここまでくると、竜馬以外の何者にも見えなくなくってきました。福山、大丈夫かね?(来年の大河は「竜馬伝」です/福山が主役)

大河の竜馬伝と比べても、仁のキャストはそれに匹敵するくらい豪華だし、どうせならこのまま4クールやってもいいよ、と思えるくらい。ま、何にせよ、「竜馬」と名がつけば、そこに鉄矢は必須、というのがウザイというか、何というか、なんですけどね…

ここまで、序盤は、チチンプイプイの子役とか、その母親役ながらも、妙な色気を醸しだしていた戸田菜穂(既に他界)とか、般若顔の綾瀬嬢と、その母親役を(涙なくしては見れないくらい)熱演されてる麻生祐未とかの、周りが非常にいい感じでしたよね。一話中に何度も「ヤマ」があって、展開も良かったし(初回は2時間とかなり長めだったけど、不毛地帯とは違い、あっという間に終わった、という感じでした)。

今回から真のヒロイン登場、と書きましたが、同世代争いでは、最早完全に「綾瀬嬢」の一人勝ち、ですよね。今回の共演者の顔ぶれを見ても、映画での相手役(実績は綾瀬り上の人達)から見初められての(演技力や人柄等々)、再び共演、ということになってるわけでしょ?(ICHIでの大沢氏、アンドロイドでの小出クン) キムタクも、実写版ヤマトでの森雪役は(エリカ様降板ということなら)、綾瀬で言ったか言わなかったとか。それほど、相手男優(こう書くとなんかやらしい響き)に「気に入られる」ってことですからね。この辺が、まぁ、最初こそ同世代覇権争いでリードしてた嬢たちとの違いなのかな、と(誰とは書かないけど、エリカ様とか長澤嬢とか)。

エンディングも、曲はともかくとして(なんか以前聴いたことあるようなないような)、ここも不毛地帯と違い、見入ってしまいますね(江戸と現在の対比)。

てきたら、東京犬を抜いて、秋クール単独トップになって欲しい、そんな秀逸な作品であると思います。



○ 東京DOGS = 18.7% → 18.2%

初回分見終わった後、「こりゃ2話目は相当落ちるだろうなぁ」と思ったんですけど、完全に外れでしたね。まさかまさかの現状維持、でしたから…

こういった刑事コンビものは、それこそちょっと前までは沢山あったので、そういうのを見慣れてる人からすると、なんか全てが中途半端で、セリフもちっとも面白くない(クスッとさせようというのは分からなくないが、だからといって狙って笑わせるほど精錬されてない)。ムリしてクールな小栗クンに、ムリして三枚目なヒロくん。別に、普通の(演じてないとき)ときの方が全然いいんじゃないか、とすら思える。水嶋クンは特に、番宣してるときの方が全然好感持ててましたよ。

まぁ、あれですよ、小栗クンの(親父さん殺しでもある)宿敵さんとやらは、「三浦」氏でいいんじゃね?、と(流星の絆を見てなかったら何が何だか、でしょうけど)



○ 不毛地帯 = 14.4% 11.1% → 11.6%

初回が最低なくらい面白くなかったわけですけど、それ以降、は少なくとも話の内容としては(演出も含めて)、よくなってきてると思います。それだけに、2時間18分も費やした時間が勿体無さ過ぎ、でした(後半のCMの嵐には30秒スキップしててもイライラしましたから)。「長さで損」ということでいうなら、今、まさに公開中である「沈まぬ太陽」も思わぬ苦戦を強いられてますよね?まさか、初登場2位だとは思いませんでしたよ(映画の規模からいって一位登場はテッパンだったでしょうに…)

仁も不毛地帯も、「ヒューマンドラマ」であることに間違いはないと思うけど、ベクトルは全く違いますよね。仁の方は分かりやすく、一話一話で感動し、泣ける部分も多々あるけど、不毛地帯は全てトータルで、て感じがするので(原作未読)、序盤は、本当にプロローグに過ぎないのだろうな、と。ようやく、3話目から動き出した、て感じだし。ただ、ここまで未見で、これから見ようというのにはちょっとムリがあるというのも事実なような気がします。途中参加はまずムリな作品ですからね。

ただ、確かに、途中参加はムリかもしれないけど、来年からの第二期からは可能かもしれませんよ。多分、間違いなく、正月明けくらいに特番組むはずてじょうし(ここまで数字が悪いとなりふり構っていられないでしょうから)。特番で事が済めばまだマシかな。第一クールを2日間くらいで一挙放送くらいするかもね!

エンケンの鮫島って、名前からしてなんか超ピッタリくるんですけど?唐沢氏がこれから元参謀という頭脳を駆使して、どんどんダークサイドに堕ちていかれるんでしょうけど、役者としての深みという意味でもなんかエンケンに軍配を上げたくなるなぁ。三浦友和氏にも通じるとこがあると思うんだとげ、唐沢さんもなんか、年の割りには凄く「青臭い」んだよね。理想論とかが似合うというか。「白い巨塔」のときみたいにも、相手も理想肌というか、そういう感じの「江口」氏であれば、対等のようにも見えたんだけど、今回は、なんかちょっと違うというか…。福山氏やキムタクのドラマでのゲストで出るなら「おぉ~」て感じにもなるけど、これだけ豪華なキャストが集まり、かつ、芸達者な人達が集まってしまったなかで、「唐沢ワンマン」作品として撮ってしまうと、なんだかなぁ、という気にもなったり…

相手がエンケンであるなら、相手役としては、まだ記憶に新しい「アベ」ちゃんとか、或いは最近出まくりの感もあるけど、「佐藤(耕市)」氏とかじゃないと、ちょっと厳しいか、と。

でも、風というか、時代は明らかに「エンケン」に吹いてるよね。もし、不毛地帯が予定通り20%超の作品となってたら、(今後落ちてくるでろあろう「東京犬たち」は置いといて)「仁」との1、2フィニッシュも有り得たわけですからね。だって、仁での提供ナレーションのあの声、ゼッタイ「エンケン」だよね?



偶然か、はたまた故意かどうかはさておき、今期見ている連ドラにジャニタレは一切出てきておりません。
確かに、今期はこれら以外の連ドラでもジャニタレ出演率はかなり低いようで、ある記事などては、テレビ局(連ドラ製作班)が(数字の取れない)ジャニーズとの距離をおき始めた、みたいなことを書いていましたが、果たしてそうでしょうか?今期、ジャニタレの出演が少なかったのは「たまたま」だと思うんですね。だって、前期が多すぎでしたから。で、多分、来期にはまたジャニタレが、ドドッと名を連ねることになると思いますよ。そういうもんでしょ。もし、ここから3期、ジャニタレ率が少なくなれば、そりゃ連ドラ界にとっては吉報かもしれないけど、そんなことは考えにくいですからねぇ…。普通に、「コード☆ブルー2」とかくるんじゃなくて?

自分は楽天ファンというわけではないですよ。野村さんが楽天の監督をやってるから興味を持っただけ、です。来年には、スポーツニュース等でも取り上げられることは激減するだろうし、今みたいな関心度になることは当分ないだろうからね。プロ野球はファンあってこそ、というのを一番知ってるのは野村さんだと思うんですよね。言い換えると、マスコミを一番上手く使っているのも野村さんだと思います。中日の落合監督も、監督としては名将の部類に入れてもいいんだろうとげ、こと、マスコミ(ファン)サービスに関しては「?」ですよね。まぁ、野球そのものも「つまらない」んだけどさ…

CSの第一ステージは地上波での放送がないので、プロ野球ファン以外の人達は「まだやってんの?」という顔をされますが、ま、仕方ないことだよね。日テレ系はセの第二ステージはやるみたいだけど…(ある程度野球に興味ある人だったら、なんで楽天じゃなくて巨人なの?、て思うだろうけどさ)

普通の人たちは、楽天といったら、「マーくん」「ノムさん」「岩隈」までで、山崎や鉄平の名は出てきません。日ハムに至っては「ダル」のみで、今度のCSではダルは出れないんだよ、と言ったら、だったら見ない(興味ナシ)というツレナイ返事が返ってきます。スワは「青木」。国民レベルまで達しましたねっ!監督は?、と聞いたら、やや間を置いて、「古田?」と…。巨人に関しては、「グラ」や「ゴンザ」の名を出しても全く反応ナシ。「ラミレス」はスワ時代にギャクやってた陽気な外国人、といったらあー、知ってる知ってる、と。若手の有望株に関しては全滅でした(亀レベルでも)。中日は、ゴメン、誰も知らない、と。

でも、そんな感じだよね。親(主婦)が知るくらいにならないと、国民的関心度、ということにはなりませんからね。私の母は「野村は好かん(嫌い)」と言ってるけど、波乱万丈系の番組で野村さんの苦労話を知ったりすると、その時ばかりは涙ぐんでたり。個人的な考えとして、衣食住に関係しない、趣味嗜好であるプロ野球なんていうのは、あっても無くても普通の生活を営む上では関係ないですよね。「プロ」と名がつく以上、一生懸命やるのは最低限の義務だし、「勝つ」ことを要求されるわけですよね。好成績、或いは勝たないと、その本人も食っていけないわけですから。で、勝ちながらも、且つ、ファンに魅せる、エンターテイメント性も兼ね備えてないと、真の意味で「プロの選手」とは言えないと思うんですよ。その最たる例が「イチロー」だけさ。一生懸命やって、それなりの成績を収めたからといって、有名になれるか、といったらそうでもないのがプロの世界だからなぁ。成績では全く大したこと無いのに、国民レベルに達した「新庄」がその代表格。ただ、マスコミに取り上げてもらうのもいいけど、「マスコミ=偏向報道」だからねぇ。それを分かった上で使いこなしてるノムさんレベルだといいけど、中田翔みたいに持ち上げるだけ持ち上げて潰される例もありますからなぁ。

TV離れは確実に進んでいるけど、それでもTVの影響というのはネットとは比較にならないくらい強大ですからね。もし、WBCが地上波での放送がなかったら、ということですわ。とはいえ、いくらCSとはいえ、中日vsスワローズを地上波で放送したとしても、採算(視聴率)なんて取れるわけないですからね。この辺はもう臨機応変にやってもらわないと(だからこそ、パの第二ステージは地上波でやるべきだと思う)。楽天の三木谷氏や球団社長は第一ステージの二戦目に観戦に来られてたけど、下りて来る(球場)ことはなかったらしいですね。色々とすったもんだはあった(あってる)けど、普通であれば監督を激励しても良さそうなものなのに、何かこの辺が「楽天という球団」を好きになれない要因の一つかな、なんて。楽天市場ではプラチナ会員なんだけどねぇ~。もし、CS突破、さらには日本一とかになったら、ポイント何倍にしてくれるのかな?

超長くなったけど、ただ単に野村さんに勝ってもらいたいだけなんですよ。
今年あった第二回のWBCではどうしても野村さんに監督やって欲しかった。原さんはこの先にもチャンスあるだろうけど、野村さんは今年しかなかったわけですからね。日本が二連覇したのには心のそこから嬉しかったけど、できれば野村JAPANでそれを達成して欲しかった。ま、ある意味、原JAPANだったからこそ連覇できたのかもしれないけど(これはもうIFの世界なので誰にも分からない)。

でも、野村さんはスター選手との相性というか、巡りあわせはあまり良くないでしょう。一流の選手揃いのチームを率いて戦う、というより、南海とかヤクルト、阪神みたいなその当時弱小といわれたチームを建て直し、強者に歯向かう、というのが一番似合う監督さんですから。そういう意味でも今の巨人は絶好の標的ですよね。リーグ三連覇ということで、あの往年(常勝時代)の巨人を彷彿させるくらいの強大で強力なチームとなってますから(セに巨人を脅かすチームは皆無)。

原監督は何と言っても、「世界一」の監督さんでもあるわけですよ。本当は野村さんがやりたかった全日本の監督として、ね。で、世界一の監督は「セ界一」の監督さんでもあるわけです。そのセ界一の監督を、近年では最強といってもいいくらいの巨人を相手に、数年前までは100敗近くしてた、寄せ集めの弱小チームが立ち向かう。本来であれば、これほど日本人が好きそうな構図はないのだろうけど、そういう図式ではマスコミは報道しませんからねぇ…。

もし、ゲンダイさんが言うように、選手と監督の間に大きな亀裂があるのであれば、あのような勝ち方はできないと思うんですけどね。どんなに強力なチームであろうと、一丸とならなければ短期決戦を勝ち抜くことはムリだと思う。ましてや、楽天みたいなチームが、もし、バラバラな状態で臨んでたとしたら、それこそソフトバンクに一蹴されてたと思うよ。エース岩隈、楽天の顔とも言うべきマーくんが連夜の完投で、且つ、主砲の四番・山崎が連発とか、漫画じゃない限り有り得ない展開ですもん。もし、野球の神様がいるのであれば、日ハム戦で試練というか、波乱は要らないので、勝たせてあげてください、お願いします!


あ、スワ、負けたみたい。第三戦の投手居ないけど、どうすんのかな?

今日、朝の番組で箱根駅伝予選の裏側をお涙頂戴的に特集して放送してるヤツがあったけど(徳光が出てたので日テレかな?)、予備知識があるのとないのでは本番(本戦)での見方が全く違ってきますからね。これまで箱根駅伝には全く興味なんてなかった私が、その時、その瞬間には来年、見てみようかな、という気になりましたから。楽天なんて、そういう「裏側・裏話」には事欠かない球団なんだから、ノムさんのボヤキだけでなく、球団が創設されるところから特集組んで欲しい。あの当時のゴタゴタ感はハンパなかったですからね!

やや話はズレるけど、時代に関係なくその時代のティーンエイジャーに「あだち充」の野球漫画は人気ありますよね。今現在では「クロス・ゲーム」でしょうか。基本的には超ワンパターンだけど、だからこそ、その設定が日本人の琴線に触れるわけですよね。ゼッタイに強豪チームに潜在的能力のある投手(主人公)は入りませんから。部員数が満たなかったり、或いは廃部直前の野球部に救世主として入部、というのが一連のパターンでしょ。現実には、実質2年半という期間で素人もいるようなチームを甲子園出場に導くなんてのはあり得ないことですが、フィクションである漫画だからこそ、そういうのに「夢」を見るわけですよね。

でもさ、事もあろうに、そういうこと(奇跡)を、プロの世界で起こそうとしているのが、今年の「楽天」ですよね?
主役は当然、「岩隈」です。あだちワールドでいえば、その素質とスター性を見抜かれて(実際に実績も十分だったしね)他の強豪校(オリックス)がらもオファーされていたにも関わらず、拒否、近鉄→楽天という道を選択しましたよね(細かくというと一旦、建前的にオリに入ったものの、すぐに金銭トレードで楽天に戻った)。これがエース。で、あだちワールドでは外せないのが、このエースとタッグを組むことになる、主人公のことは昔から全て知ってるという親友兼捕手のややデブ。或いは、ここぞ、という時にはゼッタイに打ってくれる(大体が本塁打)互いに実力を認め合ってる不動の四番打者だったり。楽天でいえば、オリをクビになって野村さんから拾われた「山崎」か。文句無しの不動の四番ですからね。欲をいえば、ここに、昨年オフに同じようなカタチで拾われた「ノリ(中村)」が最低限の働きをしてくれていたら、最高の舞台になってたんですけどね。他にも、本当は野球をやりたくてしょうがないのに、家の都合(金銭的、或いは、父親が野球を禁止してたり)でなくなく断念してたけど、主人公らの熱心な説得により、反対していた父をも魅了するようなプレーができるようになった「鉄平」とか(裏話は私の作話ですよ)。でも、鉄平も楽天に来たからこそ今があるわけですからね。元の球団に居続けたらゼッタイに今の鉄平は有りませんから。

そんな、プロテクトから外された残り者選手、他の球団からクビを言い渡された、いわば「使い物にならない」という刻印を押された寄せ集め集団で出発したのが楽天だったわけです。まだ5年前のことですよ。確かに、創立当初のメンバーからは大きく様変わりしたようにも思えるけど(逆にオリはそうでもなかったり)、岩隈という、その騒動の中心に居た人物がエースを張ってる時期にCSに出れたということが大きいわけですよ。これが、岩隈引退後で、マーくんや永井の時代になってら、「そりゃ、いつかは楽天も出てくるだろう」くらいの印象しか持たれなかったと思うんですね。創立一年目なんて、ベイ(セのお荷物球団)を上回る「97敗」なんていうとんでもない負け数を記録してるわけですから。

90年代におけるセ最強のチームを作り上げたのは野村さん(現楽天監督)であります。ゲンダイネット等では盛んに野村監督に対する「ネガティブキャンペーン」を張ってますが、もうね、こういう記事を見るたびに怒り、というより、呆れる、或いは悲しくなってくるわけですよ。そりゃ野村さんも人間なんだし、聖人君子ではないけど、こと野球に関して、この老人より詳しい人なんて世界広しといえどそうそう居ないと思うよ。人生の全が野球、野球=人生、という生き方してるじゃん。石原都知事と同じで、こういう清濁併せ持つ風格(オーラ)を持つ人物に対し、「好き嫌い」の二択のみで語る人の何と多いことか。嫌いと言う人は、功績すら認めようとしないですからね…。

「あだちワールド」でも、野球を熟知してる監督というのも必須ですよね(クロスワールド)。野球の「や」の字も知らない素人監督だったり、キレイな女性監督だったり、ということは有り得ないですから。あだちワールドは三振かホームランか、と一見単純明快のようにも思えるけど、ところどころに「野球の怖さ・一球の恐ろしさ」を描いてあるので、野球ファンにも楽しめるわけですよ。だから、今季の楽天は、今年だからこその「役者は揃った」てことなんですね。スワフンとかドラキチ、虎キチとか、そういう小さいスケールではなく、プロ野球ファンとして、凄く興味を持てるわけですよ。

楽天の第二ステージの相手は、常勝となった「日ハム」です。監督が「梨田」というのも(岩隈からすれば)因縁を感じるだろうなぁ、と。ダルがCSには登板不可能ということだけとってみても、流れは楽天にきてますよね。ダルには来年以降もまだまだチャンスは幾度となくあるけど、楽天は、ある意味、今年が最後かもしれないからね…。もし、楽天が勝ったら、MVPはダルにあげるね!


野村さんの信条に「エースと四番」というのがあるけど、楽天は前述したように、「岩隈」「山崎」と分かりやすいくらいに分かりやすいですよね。スワは、(イチローが三番等を打つのと同じ理由で青木が四番というのには反対だけど)「石川・青木」、と他球団ファンからも即答できる人がいますよね。

では、巨人はどうでしょう?普通に、今年の成績・活躍からすれば、「ラミレス・ゴンザレス」ということになるんだろうけど、彼らに加え「グライシンガー」の名を見ると、未だに違和感を感じますよ。「違和感」レベルで済んでいるのは、以前にも「広澤」「ハウエル」というチームの核を引っこ抜かれた経験があるので、免疫ができてるからです。ゴンザレスに関しては、スワにいるより、心機一転、新天地(巨人)に行って良かったんじゃないか、とも思えるくらいに冷静に見れてますよ。巨人とか阪神、ソフトバンクもそうかな、そういう巨大なチームの影に隠れるような弱小(成績ではなく金銭的或いは知名度等で)チームのファンを長年やってると、悲しいかな、「しょうがない」という感情が先に来ちゃったりするわけですよ。巨人ファンには死ぬまで分からんかもしれないけどね。

原政権になって、生え抜きの若手を起用したりと、一時期に比べれば、アンチG度も下がりつつはあるとけど、まだまだ活躍してる選手をみると、上記のスワ三人衆以外でも、「谷」だったり「小笠原」だったりしますからね。もし、スワが第二ステージに出ることになったとしたら、巨人の先発は当然、「グラ」「ゴンザ」ということになるよね。で、「ラミレス」の連夜の活躍でスワを一蹴みたいな。現実味が高いだけに笑えないけどね…

(続く)

まず、前提として私は「CS(クライマックス・シリーズ)」には反対の立場であります。レギュラーシーズンとは別モノ、と言われても、まだ釈然としないというか、第一ステージなんて僅か「2勝」で決してしまうことに、なんか空しさを感じてしまいます(例え好きなチームが勝ちあがったとしても)。

ただし、後年、CSがあって良かったな、と万が一にも思えるとしたら、それは今年以外にはあり得ないと思います。まだ、パの第一ステージが終わったばかり、セに至っては一戦しか終わってませんけど。


今季のCSは、本当に不思議な気持ちで観戦(NHK BS)してますよ。私がスワファンであることはこれまでにも何度か書いてきましたが、近所にいる兄貴はその名(字)の通りの「虎キチ」で、東海(韓国がいう日本海ではなく地方区分の方)に住む友人はドラキチであります。シーズンであれば、直接対決ということになると、それぞれに一喜一憂したり、たまには感情的になったり、ということもあるのですが、今回はちょっと違う、というか、異質だなぁ、と。

セでの熾烈(?)な3位争いのときも、正直なところ、燕だろうか、虎だろうかどっちでもいいように思ってました。前にも書いたけど、やはり、勝率が5割に達してないのにCS出場といわれてもねぇ…。
で、結果としては、燕が直接対決で連勝したことにより虎に引導を渡したわけですが、普通であれば、首の皮一枚で残った3位ということで、あわよくば、という欲(CS制覇、みたいな)も出てきて良さそうなものなんですけどね。

昨夜のセCS第一戦を観戦してても、確かに、燕が逆転し、そのまま勝ってくれたのは素直に嬉しいけど、だからといって、このまま連勝し、巨人も倒してくれ、という気にはならないんですよ。これは、同じ超アンチ巨人でもあるドラキチの友人も全く同じ気持ちのようでした。自虐的な意味で、どちらが出たにせよ、巨人には敵いっこない、というのも(特にスワファンなら尚更)あるにはあるけど、トラキチの兄貴も含め、セの代表は巨人じゃないと意味が無い、というのでは一致してるわけですよ。セは巨人じゃないと、なんて思える日がくるなんてつぶさには信じられないことだけど、ホントにそうなんだよね。

ただ、巨人がセの代表というのには、条件があって、それは、パの代表が「楽天」でないと意味がないということ、なんですね。これが、巨人vs日ハムとかいう在り来たりなカードになったら、即行で興味失せますから。

(続く)

不毛地帯、やっちゃいましたねぇ…

見終わった後の、率直な感想としては、初回は何と言ってもこの豪華な顔ぶれだし、予定通りの数字(視聴率)にはなるだろうけど、2話目以降はこのままだとかなり苦戦するのでは、でした。

だけど、まさかまさかの、初回、「ギネ以下!」でしたねっ!

○ ギネ(産婦人科版ER) = 14.8%
○ 不毛地帯(CX50周年超大作2クール) = 14.4%
○ 官僚たちの夏(参考までに) = 14.5%

不毛地帯は原作も未読だし、予備知識はほぼ皆無の状態で臨みました。
あ、この主役の「生きろイキ」の人は伊藤忠の瀬島さんがモデルなんだ、と分かるまでそう時間はかからなかったけど、ヘタに瀬島氏に関して知識があるだけに、(あくまでモデルだとは分かっていても)ヘンな感じでしたね。

超大作ということで、映像や作りなどは映画に近い感じがしたけど、シベリア抑留、それも11年間も拘留されてた割には、主役のイキさん(唐沢)、言うほど痩せてないし、動けてたし、そこそこ元気に見えたのが最初のケチの付け始め。海外の役者さんだと、例えTVドラマであろうと、(体重)落としてきますよねぇ…

というか、そもそも「シベリア抑留」ということが分からない(知らない)視聴者が大多数だと思うんですよ。自分の彼女も歴史には「超」がつくほど疎いので、戦中-戦後-復興期を行ったり来たりするあの演出だと、多分、かなりゴチャゴチャになってるんではないか、と。何とかして日本に帰りたいっ!という「不毛地帯シベリアのシーン」の次では、いきなり何年か後の「リハビリ主夫」シーンになってて、これにはちょっと面食らっちゃいましたね。働きたいのはやまやまだけど、抑留が長すぎたため戦後の日本に馴染めず今は渋々ながらも主夫をやりつつリハビリ中なのかな?、と原作未読の私は思ったくらい。こういうシーン展開するのではあれば、娘役の多部さんが言ってたように、弟さんがビックリするくらい抑留中(または帰国直後)のお父さん(イキさん)は「痩せっぽち」じゃないとねぇ~。
元々は陸軍の超エリートなんだから、仕事なんか引く手あまただということをもう少し分かりやすく演出してくれないと、現代にも通じる、ちょっとした親子断絶があるダメな(弱い)お父さん、みたいな感じにも思えたよ。

ナレーションもどうでもいい事はこと細かく言うくせに、肝心の(というか説明してくれないとサッパリ分からん)ところは全然ですからね。でも、なんで「二又」さんなんだろ?声質とかトーンが官僚のときの安住クンと比べてあまりマッチしてないように思えました(回が進めば慣れるのかな?)

これだけの豪華なキャストなわけだけど、初回を見る限り、完全に主役の唐沢さん中心(ワンマンと言ってもいいかな)の構成ですね。チーム全体として「勝つ」というより、唐沢さん個人の力で勝っていこう、みたいな。ギバちゃんとの共演シーンでも、いまいち、何も感じなかったからなぁ。

奥さん役の和久井さんは、着物もよく似合うし「ザ・昭和」て感じがするんだけど、ヒロイン(?)である「小雪」さんとか、今後絡んでくるんであろう「天海」さんとかに、どうしても(デカすぎるので)違和感を感じてしまうわけですよ。どちらも「日本女性」というカテゴリーじゃないじゃないですか。もう一回り(体格的に)小柄な「松雪」さんとか「稲森」さんとかじゃダメだったんですかね?ま、個人的に小雪さんを少々苦手にしてるというのがあるので、ややフィルター入ってますけど。あと、娘役の多部さんだけど、あんなにヘタな女優さんでしたっけ?あれはちょっとヤバいでしょう、と…

イキさんが商社に入られて、次期戦闘機(戦闘機選定)の話が出てきましたよね。F/Xのことだけど、何度と無く「にじぼう」というコトバが出てきてました。ラッキード(実際にはロッキード)F104、通称「マルヨン」が出てきたので、「いちぼう(→第一次防空主力戦闘機選定)」という意味でなら、まだ分かるけど、「にじぼう(多分、第二次防空主力戦闘機選定とかいう意味ではないか、と)」だからなぁ。マージンが一機当たり1000万とか、この辺は現実とリンクしてるんだね。確か「岸」さんのときだったと思う。

全部を全部説明しろとは言わないけど、今後の展開で重要になりそうな「コトバ」であれば、ちょっとくらいの説明はあってもいいんじゃないか、と。官僚たちの夏はやや展開が強引というか急にも感じたけど、でもあまり歴史的なことを知らないでも、フィクションとしてみれば楽しめましたよね。でも、この不毛地帯はちょっと視聴者を選んでるというか、優しさが足りないように感じました。本編でできなてのなら、違う時間帯でシベリア抑留とか、最低限知っておかなければならないことについて(視聴者に)「予習」させておくべきだったと思いますね。

あとは、まぁ、何と言うか、当たり前のことだけど、2時間18分は長いよ。ある程度テンポがよくて、脚本や演出も「スゲェ~」というレベルであれば、2時間ちょっとなんてあっという間だけど、初回で、主役の唐沢さん以外は顔見せ程度というのでは、長い。それに、しょうがないことだけど、後半になればなるほどCMで細切れにされてましたね。自分は録画視聴しかしないので飛ばせば済むことだけど、リアルタイムで見てた人はイライラしたでしょうね。この「CMに邪魔されない」という一点だけをとってみても、NHKやWOWOWの連ドラの方がクォリティ高いように思えますもん(あくまでイメージだけどさ/でも、途中で「東京DOG」の予告なんて見せられたテンション下がるよね…/なんてチープなんだ、と思わずには入られませんでしたから)。

初回は延長するにしても90分程度にしといて、2クールやるんだし、もう1話分増やせばよかったのに。初回脱落組みが予想以上に多そうなので、次からも心配ですなぁ…(私は見ますけどね)

【ヤマトもの放送(放映)順】

○ 宇宙戦艦ヤマト(TV) 1974年10月~(2クール)
◎ 宇宙戦艦ヤマト(映画) 1977年 (興収21.5億/配収9億)
◎ さらば宇宙戦艦ヤマト(映画) 1978年 (興収43億/配収21億)
○ 宇宙戦艦ヤマト2(TV) 1978年10月~(2クール)
○ 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち(TV→映画化) 1979年夏
◎ ヤマトよ永遠に(映画) 1980年 (配収13.6億)
○ 宇宙戦艦ヤマトⅢ(TV) 1980年10月~(2クール)
◎ 宇宙戦艦ヤマト完結編(映画) 1983年 (興収17.3億)

と、なります。ここに、同じカテゴリーである「戦うSFアニメ」ということで、「ガンダム」と「マクロス」を入れていくと…


○ 宇宙戦艦ヤマト(TV) 1974年10月~(2クール)
◎ 宇宙戦艦ヤマト(映画) 1977年 (興収21.5億/配収9億)
◎ さらば宇宙戦艦ヤマト(映画) 1978年 (興収43億/配収21億)
○ 宇宙戦艦ヤマト2(TV) 1978年10月~(2クール)
● ≪機動戦士ガンダム(TV) 1979年4月~(3.5クール)≫)
○ 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち(TV→映画化) 1979年夏
◎ ヤマトよ永遠に(映画) 1980年 (興収23億/配収13.6億)
○ 宇宙戦艦ヤマトⅢ(TV) 1980年10月~(2クール)
● ≪機動戦士ガンダム(映画) 1981年3月≫
● ≪機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編(映画) 1981年7月≫
● ≪機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編(映画) 1982年3月≫
● ≪超時空要塞マクロス(TV) 1982年10月~(3クール)

◎ 宇宙戦艦ヤマト完結編(映画) 1983年 (興収17.3億)
● ≪超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(映画) 1984年(配収7億)
● ≪機動戦士Zガンダム(TV) 1985年3月~(4クール)
 ≪機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(映画) 1988年 (興収11.6億/配収6.2億)

● ≪機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者(映画) 2005年5月 (興収8.5億)
● ≪機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち(映画) 2005年10月 (興収6億)
● ≪機動戦士ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛(映画) 2006年3月 (興収4.9億)
● ≪ヱヴァンゲリオン新劇場版:序(映画) 2007年 (興収20億)
● ≪ヱヴァンゲリオン新劇場版:破(映画) 2009年 (興収37-38億)


● ≪劇場版マクロスF虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~(映画) 2009年11月
◎ 宇宙戦艦ヤマト 復活篇(映画) 2009年12月
● (ガンダムOO(映画) 2010年?)
◎ 宇宙戦艦ヤマト 実写版(映画) 2010年12月


ファーストガンダムの初回放送は1979年4月~ということで、ヤマトの「新たなる旅立ち」TVスペシャル版と正面からぶつかってます。今のイメージからすると、旧SFアニメの象徴であるヤマトを、新興のガンダムが打ち破った、みたいな感じにも思えますが、ファーストガンダムの本放送時の平均視聴率は一ケタであり、新たなる旅立ちの視聴率は30%超と、この時点では勝負にすらなっていなかったのですね。

ファーストガンダムの影響を大きく受けたのは「宇宙戦艦ヤマトⅢ」であります。ガンダムの再放送とヤマトⅢがほぼ同時期であり、平均で20%を超えた再放送のガンダムと、15%に留まったヤマトⅢの顛末は、本当と明と暗でありました。4クール52話を予定していたモノが、一気に半分、2クール26話になってしまったのですからね…

ファーストガンダムの再放送でガンダムは一大ブームとなり、ヤマトと同様、社会現象にまでなります。ガンプラなども有名ですよね。よの勢いのままに、81年の春から一年間かけてTV版を再編集した映画版三部作を公開。第三作目となった「めぐりあい宇宙」における興行収入は"21.9億円"といわれています。

83年、完結編でもって有終の美を飾りたかったヤマトですが、興収としては20億円に達せず"17.3億円"に留まりました。ただ、翌年(84年)に公開された、今でも色褪せない「風の谷のナウシカ」や「超時空要塞マクロス愛・おぼえていますか」の興収がそれぞれ約14億円程度(配収が7億なので)ということを考えると、一応、腐ってもヤマト、ということなのかな、と。ちなみに、マクロスも好きだけど、84年のアニメ映画でベストを挙げるならば「ビューティフルドリーマー」でしょう。「うる星やつら2」のことです。押井さんの名を始めて知りました。

アニメ作品で興収20億超というのは、ちょっと異常だと思うんですね。ヱヴァの新劇場版である「序」が20億、「破」が最終的には37-38億くらいいくと言われてるけど、ヱヴァの公開規模ってインディーズ並みでしたよね?映画館におけるグッズ収入もかなり大きいのかもしれないけど、やはりヱヴァ作品はちょっと異質かな、と。興収が例え40億に近くなったとしても、普通の人達からすれば、別の世界の話というか、全く接点がないですからね。ヤマトやガンダムであれば、例え見たことはなくても名前くらいは、誰でも知ってますよね。そういう目線で見れば、マクロスはそれより下になるでしょう。で、ヱヴァは例え、数字的に全ての記録を塗り替えたとしても、ジャニファンやアニメファンがCDを組織的に購入することによってオリコンで上位に持ってくるのと同じような印象を抱くわけですよ。売れてるのは、それだけの人達が鑑賞しているのは間違いのない事実だろうけど、国民の多くが知る(=社会現象)ということではなく、ごく一部のところでのみ大きなムーブメントになってる、みたいな。
07年の「序」は興収20億でしたが、その年に公開された「時をかける少女」は2.6億円ですからね。カテゴリーが違いすぎるので一概に評価は下せないけど、やっぱりヱヴァは一般的ではないと思う。

自分が思うアニメ映画の適正な興収は、「逆シャア」の"11.6億"、或いは、「Zガンタム」における劇場版三部作(4.9億-8.5億)くらいだと思うんですよ。簡単にいうと、「二ケタ」いけば御の字、ということ。
そういう意味でいうと、原作ナシのオリジナルアニメである「サマーウォーズ」がロングランヒットとなり、最終的に興収15億近くになろうとしている事実は凄いことでありますよね。


さてさて、2009年から2010年にかけて、往年のビッグネーム作品が次から次へと公開されていく予定となっています。既に先陣を切って「破」が公開され、とんでもない記録を打ち立ててますけど…
コレ以降、「マクロスF」、「ヤマト復活篇」、(多分)「ガンダムOO」が公開される予定です。

マクロスFは、TVシリーズの時でもとんでもないクォリティで作られていたので、映画版も期待されるけど、公開規模は大して大きくないですよね。戦闘シーンやメカに関しては、素直にスゲェ~と思うけど、キャラ(キャラデザ)に関しては、最後まで抵抗ありました。パッと見て男か女か分からんというのは、私の中では論外なのですよ(だから種や種デスもね…)。あと、むやみやたらに乳がデカいのもダメなんですね…。マクロスならば、最初の無印か「マクロスゼロ」が好き。「ゼロ」はいずれBDで見てみたいなぁ。
マクロスF(映画)は前後編に分かれているみたいだけど、思ったほど成功しないような気がする。

「ガンダムOO」に関しては、企画そのものを凍結してもいいのでは?、と。今現在どうなっているのか、調べる気もないけど、別にいいでしょう、やらなくたって…。

「ヤマト復活篇」も、基本的には「何を今更」なんだけど、作ってしまったのなら、しょうがないなぁ、て感じ。ただ、デスラー総統が出ないヤマトなんて、シャアが出てこない「逆襲のシュア」のようなものなんだけどさ…(それでは作品にならないのだけど)。伊武さんは出る(中の人)のに、なんで外の人がデスラーじゃないんだろうねぇ…

まぁ、多分、前売り券も余るだろうし(特典付きは3万枚)、最終的な興収目標としては(私試算では)6億くらいか?製作総指揮の西崎氏は「ポニョ」を抜く気なんだよね?ポニョの何を抜く気なのかな?
ちなみに、ポニョの興収は"155億円"でありますけど…。志を高く持つというのは悪いことではないけど、身の丈は知っていた方がいいと思うよ…

ただね、ネットレンタルの「ぽすれん」や近所のレンタル屋(ツタヤとゲオ)ではヤマト(TV)のDVD初回は全て借りられてましたよ。ヤマトⅢはほとんど残ってたけど…
私はDVDボックスを持っているので、数年に一回くらいの割合で見返してましたけどさ。先週末から、また見返してます。前売りを買ったので、観に行くまで彼女にヤマトのことを勉強させる意味で。
作画の、あまりの古さに最初は戸惑ったり、デスラーの肌が肌色なのに驚いてたり、と予想通りのリアクションをしてましたけどね。雪のパンチラやワープでの下着→裸、のお色気シーンには一言「凄い時代だ」と申してました。

前回書いた「国内の歴代アニメにおける興行収入ランキング」で堂々の第18位につけた「さらば宇宙戦艦ヤマト」は、この順位、興収だけをとってみてもやっぱり凄いですよね。
他の作品は、いわゆる「ファミリー向け」のもので、宮崎アニメだったりブエナビスタ(ファイティング・ニモやモンスターズ・インクなど)、ポケモンにドラえもんですからね。ヤマトとカテゴリー(SFアニメ)を同じにするであろう、他のビッグネーム、「ガンダム」とか「マクロス」、「ヱヴァ」は入ってませんから(ヱヴァの「破」は24位くらいになるかな?)。

ファミリー向けは、その名の通り、両親と子供、さらには祖父母と孫という組み合わせで映画館に行くことも考えられるので、それと、視聴者層をほぼ中高生(それも男子)に絞ったヤマトやガンダムと興収の面で比較すること自体馬鹿げていることなんですけどね。だからこそ、余計にさらヤマのこの興収成績は凄いわけですよ。ちなみに、アニメ映画上位36作品(配給収入で19.1億円以上)で80年代の作品は前回も挙げた(12年ぶりにさらヤマの興収を抜いた)「魔女の宅急便(89)」と「ドラえもん のび太の日本誕生(89)」の2本のみです。どちらも89年なんですよね。で、90年代のは17本、00年のは16本であります。これを見ても、78年の作品である「さらヤマ」の脅威さというのが分かるのではないでしょうか。

物理的な映画館の数(スクリーン数)も日本国民の経済レベル(余暇に使える割合・余裕)も78年と90年代、00年代では全く違いますからね(スクリーン数でみれば約1.5倍、大卒の初任給比では2倍超)。自分の感覚からすると、「さらヤマ」というのは邦楽でいう「およげ、たいやきくん」なのではないかと思うんですよ。だって、未だにこの楽曲の売上げ、抜かれてないじゃないですか(実際には500万枚超)。ベスト版やアルバムではこれより売れたのもあるけど、単一の曲でこれを上回ったものはないですからね。ちなみに、76年の曲です。


さて、そんな大絶賛の「さらヤマ」ですが、宇宙戦艦ヤマトを一つの「シリーズ」として捉えると、非常に微妙な立場となるんですよね。主人公の生死、という観点からすれば、完全な「スピンオフ作品」でありますから。でも、誰が何と言おうと、ヤマトもの(敢えてシリーズとは言わない)で最高傑作なのは「さらヤマ」です。これ以外にはあり得ません。

ヤマトの、最初のTV放送は74年でありましたが、視聴率不振に喘ぎ、大幅なエピソードカットを経て2クール(26話)となりました。裏番組が強すぎたせいもありましたけど。でも、再放送、再々放送で人気に火がつき、映画版「宇宙戦艦ヤマト(77)」が公開される頃には一大ムーブメントとなっておりました。日本初の「徹夜組」というのも出ました。配給収入は9億円、興収は21.5億円ともいわれています。

翌、78年には、ここまで何度も書いてきている「さらば宇宙戦艦ヤマト」が公開。人気はピークを迎えます。これで終わりにしておけば、名実ともに「ヤマト」という冠はアニメ映画で伝説・不可侵・聖域となったであろうに…。この年は「スターウォーズ」も公開され、SFブームが起きました。

78年秋より、ヤマトシリーズとしては直系の「宇宙戦艦ヤマト2」が放送。全26話。

79年夏、TVスペシャルと題して「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」を放送。視聴率は30%を超えました。これを受け、映画としても公開(下の「永遠に」と併映)。

80年、「ヤマトよ永遠に」公開。配給収入13.6億円。 

80年秋より、「宇宙戦艦ヤマトⅢ」が放送。全52話の予定だったが視聴率不振ということで26話に短縮される。視聴率不振、とありますが、平均で15%超あったんですよっ!そんな番組が短縮→打ち切り、とかどんな時代だよ、て感じですよね。もう一つの、後に超ビッグネームとなる作品なんて、平均で9.1%と振るわず、コレも短縮・打ち切り(52話→43話)となっています…。

83年、「宇宙戦艦ヤマト 完結編」公開。興収は17.3億円。

そして、09年12月。「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」、公開予定。



ヤマトの中で最高傑作・金字塔は「さらヤマ」と前述し、それに変わりはないのだけど、この当時は自分もまだ幼く(小学生)、「さらヤマ」後にTVで放送された「ヤマト2」を疑いも無く、というか、またヤマトを見れるという、ただ純粋(単純?)な「嬉しさ」で受け入れていました。これがもう少し上の年代(中・高校生)であれば、見たいと思う反面、葛藤も強かったろうと思います。ということで、多くの、いわゆる「ヤマト第一世代」という人達が「ヤマト2」、さらには翌年の「新たな旅立ち」を機にヤマトから離れていきました。

自分より3つ年上の兄貴なんかまさにここですね。「新たなる」とか「永遠に」、「完結編」なんてもしかしたら知りもしないのでは、と思えるくらい(もしかしたら観たのかもしれないけど、そんなことは一言も言っていないので)。だから、もうすぐ公開される「復活篇」にも何の興味もないと思う。実際、思春期にはヤマトに熱狂したけど、度重なる「大人の都合」で嫌気がさし、以降、興味すら持ちえなくなった、という旧ヤマトファン、少なくないと思うんですよね。こういう、一旦は離れたファンを取り込む、というか、もう一度興味を持たせるようにしないと、復活篇、或いは実写版の成功なんてあり得ないと思う。 

自分みたいな、ヤマトと聞くだけで反射(衛星砲?)的に反応してしまう者などは、なんで今更ヤマトなんだよっ!と憤慨しつつも、とりあえずは観に行くと思うんですよ。実写版はともかく、復活篇の方はね。
でも、こんなコアなファンだけを相手にしていては商売は成り立ちませんよね。ヤマト第一世代、或いは新世代の人達に来てもらわないと、いくら、邦画がブーム、特にアニメ映画は好調といっても、「ヤマトは異質」であることを認識していないと、予想以上の手痛いしっぺ返しきそう。

(続く)