不毛地帯、やっちゃいましたねぇ…
見終わった後の、率直な感想としては、初回は何と言ってもこの豪華な顔ぶれだし、予定通りの数字(視聴率)にはなるだろうけど、2話目以降はこのままだとかなり苦戦するのでは、でした。
だけど、まさかまさかの、初回、「ギネ以下!」でしたねっ!
○ ギネ(産婦人科版ER) = 14.8%
○ 不毛地帯(CX50周年超大作2クール) = 14.4%
○ 官僚たちの夏(参考までに) = 14.5%
不毛地帯は原作も未読だし、予備知識はほぼ皆無の状態で臨みました。
あ、この主役の「生きろイキ」の人は伊藤忠の瀬島さんがモデルなんだ、と分かるまでそう時間はかからなかったけど、ヘタに瀬島氏に関して知識があるだけに、(あくまでモデルだとは分かっていても)ヘンな感じでしたね。
超大作ということで、映像や作りなどは映画に近い感じがしたけど、シベリア抑留、それも11年間も拘留されてた割には、主役のイキさん(唐沢)、言うほど痩せてないし、動けてたし、そこそこ元気に見えたのが最初のケチの付け始め。海外の役者さんだと、例えTVドラマであろうと、(体重)落としてきますよねぇ…
というか、そもそも「シベリア抑留」ということが分からない(知らない)視聴者が大多数だと思うんですよ。自分の彼女も歴史には「超」がつくほど疎いので、戦中-戦後-復興期を行ったり来たりするあの演出だと、多分、かなりゴチャゴチャになってるんではないか、と。何とかして日本に帰りたいっ!という「不毛地帯シベリアのシーン」の次では、いきなり何年か後の「リハビリ主夫」シーンになってて、これにはちょっと面食らっちゃいましたね。働きたいのはやまやまだけど、抑留が長すぎたため戦後の日本に馴染めず今は渋々ながらも主夫をやりつつリハビリ中なのかな?、と原作未読の私は思ったくらい。こういうシーン展開するのではあれば、娘役の多部さんが言ってたように、弟さんがビックリするくらい抑留中(または帰国直後)のお父さん(イキさん)は「痩せっぽち」じゃないとねぇ~。
元々は陸軍の超エリートなんだから、仕事なんか引く手あまただということをもう少し分かりやすく演出してくれないと、現代にも通じる、ちょっとした親子断絶があるダメな(弱い)お父さん、みたいな感じにも思えたよ。
ナレーションもどうでもいい事はこと細かく言うくせに、肝心の(というか説明してくれないとサッパリ分からん)ところは全然ですからね。でも、なんで「二又」さんなんだろ?声質とかトーンが官僚のときの安住クンと比べてあまりマッチしてないように思えました(回が進めば慣れるのかな?)
これだけの豪華なキャストなわけだけど、初回を見る限り、完全に主役の唐沢さん中心(ワンマンと言ってもいいかな)の構成ですね。チーム全体として「勝つ」というより、唐沢さん個人の力で勝っていこう、みたいな。ギバちゃんとの共演シーンでも、いまいち、何も感じなかったからなぁ。
奥さん役の和久井さんは、着物もよく似合うし「ザ・昭和」て感じがするんだけど、ヒロイン(?)である「小雪」さんとか、今後絡んでくるんであろう「天海」さんとかに、どうしても(デカすぎるので)違和感を感じてしまうわけですよ。どちらも「日本女性」というカテゴリーじゃないじゃないですか。もう一回り(体格的に)小柄な「松雪」さんとか「稲森」さんとかじゃダメだったんですかね?ま、個人的に小雪さんを少々苦手にしてるというのがあるので、ややフィルター入ってますけど。あと、娘役の多部さんだけど、あんなにヘタな女優さんでしたっけ?あれはちょっとヤバいでしょう、と…
イキさんが商社に入られて、次期戦闘機(戦闘機選定)の話が出てきましたよね。F/Xのことだけど、何度と無く「にじぼう」というコトバが出てきてました。ラッキード(実際にはロッキード)F104、通称「マルヨン」が出てきたので、「いちぼう(→第一次防空主力戦闘機選定)」という意味でなら、まだ分かるけど、「にじぼう(多分、第二次防空主力戦闘機選定とかいう意味ではないか、と)」だからなぁ。マージンが一機当たり1000万とか、この辺は現実とリンクしてるんだね。確か「岸」さんのときだったと思う。
全部を全部説明しろとは言わないけど、今後の展開で重要になりそうな「コトバ」であれば、ちょっとくらいの説明はあってもいいんじゃないか、と。官僚たちの夏はやや展開が強引というか急にも感じたけど、でもあまり歴史的なことを知らないでも、フィクションとしてみれば楽しめましたよね。でも、この不毛地帯はちょっと視聴者を選んでるというか、優しさが足りないように感じました。本編でできなてのなら、違う時間帯でシベリア抑留とか、最低限知っておかなければならないことについて(視聴者に)「予習」させておくべきだったと思いますね。
あとは、まぁ、何と言うか、当たり前のことだけど、2時間18分は長いよ。ある程度テンポがよくて、脚本や演出も「スゲェ~」というレベルであれば、2時間ちょっとなんてあっという間だけど、初回で、主役の唐沢さん以外は顔見せ程度というのでは、長い。それに、しょうがないことだけど、後半になればなるほどCMで細切れにされてましたね。自分は録画視聴しかしないので飛ばせば済むことだけど、リアルタイムで見てた人はイライラしたでしょうね。この「CMに邪魔されない」という一点だけをとってみても、NHKやWOWOWの連ドラの方がクォリティ高いように思えますもん(あくまでイメージだけどさ/でも、途中で「東京DOG」の予告なんて見せられたテンション下がるよね…/なんてチープなんだ、と思わずには入られませんでしたから)。
初回は延長するにしても90分程度にしといて、2クールやるんだし、もう1話分増やせばよかったのに。初回脱落組みが予想以上に多そうなので、次からも心配ですなぁ…(私は見ますけどね)