第138回直木賞受賞作品。
桜庭さんの作品は初めてです。
「GOSICK」シリーズが有名ですね。
落ちぶれた貴族のように、惨めでありながら
どこか優雅な男、淳悟は腐野花の養父。
孤児となった10歳の花を若い淳悟が引き取り親子に。
物語は逆からアルバムを捲るように、
花の結婚から二人の過去へと遡る。
内なる空虚を抱え、愛に飢えた親子が超えた禁忌。
暗~くて重~い作品です。
如何にも直木賞とるだろうなあ・・・って作品。
すごい良かったけど、好みではない。なのに引き込まれました。