* 天衣無縫 * | ☆光のかけら☆ 乱・らん

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ある日、知る
こころに色があることを
言葉に色があることを
音楽に色があることを
時間に色があることを
わたしに色があり
わたしの名前に
ことだまがあることを

*BLEACHの色彩*に
彩られた
言の葉*言霊*花鳥風月
に触れてください

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やわらかい心
頑なな心
ゆれる心
芯の強い心



いろんな心があるけれど
どれも見えない
見えないけど
いろんな心に名前がついている
名前がつくことで
どんな心かわかることがある









天衣無縫🍀
てんいむほう





天に住むひとの衣には
縫いあとがない
というたとえです

そこから転じて
技巧のあとや
うまく作ろうとした意図を
まったく感じさせず
ただただ自然で
それでいて完璧に美しいありようをした
詩や文章のことをいいます
また
天真爛漫🍀な人のようす




見ても見えんで
ナンにもない
のが
大傑作だろうよ
な   たぶん
まど・みちお  「傑作」 より



禅問答のような言葉だけれど
天衣無縫🍀ってなに?
というのを詩で考えたら
こういうことではないでしょうか
百四歳まで生きたまどさんは
九十九歳
百歳
と新しい詩を書き
絵を描き
自分の道を歩きつづけました
そんなまどさんが理想とする大傑作が
「見ても見えんで/ナンもない」
それってどんな詩なのでしょう?
この詩の前半部分では
「若い人の詩」のことを
こんなふうにいっています


ワカランから
傑作なんだろうが
でもワカラン
ということがワカル


だから傑作だけれど
大傑作とまではいかないだろう

「若い人の詩」というか
現代の詩には
シュルレアリスムと呼ばれる手法を
採ったものが多々あります
言葉と言葉の見たこともない組み合わせや
だまし絵のように複雑で
逆説的なフレーズなど・・・・・・
それらは難解な詩と呼ばれることがあって
たしかに意味はワカランし
あえてワカランようにしていることは
一見してワカル
絵にたとえるなら
写実的なデッサンに慣れた目で
ピカソの絵を見てびっくりするようなもの
まどさんが大傑作と考える詩は
シュールな詩とは正反対でしょう
読んだら意味がぜんぶわかるのに
何度読んでもわかった気がしない
とらえどころがなくて
ナンにもない詩
それってまさしく天衣無縫🍀の詩
それにしても百歳を超えたまどさんから見た
「若い人の詩」って
いったい何歳の人が書いた詩のことだろ?
🍀📖
この辺で止めて置けば万事が天衣無縫
彼女の正体も暴露されず
私の病院も依然としてマスコットを
失わずにすんだ訳であったが
好事魔こうずま多し
とでも言おうか
少女地獄📖   夢野久作

しか
その復讐に対する
俺の返り討ちの手際が
どんなにまあ鮮やかなものだったろう
天才も天才の一騎打ちだ
天衣無縫の芸術だ
彼奴がその前半を受持ち
俺が後半を受持った所の一大芸術品だ
恐ろしき錯誤📖    江戸川乱歩

形式だけ見事だって面倒なばかりだから
みんな節約して木地だけで用を足している
はなはだ痛快である
天醜爛漫としている
三四郎📖    夏目漱石

自分はその桜花爛漫
落ちついた気持ちで鑑賞することが
出来なくなってしまうのである
惜別📖     太宰治

花は爛漫
梢に咲き乱れていた
棺桶の花嫁📖     海野十三

天真爛漫を心掛けましょう
こないだお隣りの越後獅子に
パンドラの匣📖     太宰治
📖🍀
こんばんは✨✨
乱蔵🍀です
一生の言の葉🍀に 触れて下さって
ありがとうございます
言葉が豊かであればあるほど
人の時間も
また心も
豊かに深まると信じて
素敵なひと時をお過ごし下さい
🍀
画像
Google   より
お借りしました





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