絶望から始まる朝

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がんの侵襲とは身体に対してだけではありません。

その半分はメンタルへのダメージだと考える医師は多いようです。

 

この考えはアメリカなどでは随分と進んでいるようですが

日本でもがん哲学外来や精神腫瘍科などが設置されるようになってきました。

 

私は人工肛門と人工尿路の二つを持っています。

尿はすぐに溜まりますから

夜寝る前に、尿路パウチを大きなバッグにつなげて

大量の尿を受け止められるようにします。

 

ですから、私が朝起きて一番にすることは

溜まった尿をバッグから捨てることなんですね。

 

その時必ず思うんですよ。

「なんでこんな体になっちゃったのかなあ・・・」

 

これが毎日。

1日とて休むことはありません。

 

つまり私の1日のスタートは

最悪の気分から始まるんです。

 

そのあとシャワーを浴びるとかなり回復します。

その後の時間の過ごし方で、朝の最悪の気分から立ち直っていきます。

 

とはいえ、いい気分で目覚めたい。

最悪の気分から始まるこの習慣を変えたい。

私の切なる願いです。

不可能なことではないはずです。

 

人はこう思うかもしれません。

「そんなこと簡単じゃないか。何を思い悩んでいるんだ」

 

そうでしょうね。

けれども私にとっては簡単なことではないんです。

 

爽やかな朝などというものは術後2年、

味わったことが一度もありません。

 

もう、すっかり私の意識にこびりついて離れなくなってしまいました。

 

私と同じ境遇にいる方もいらっしゃいます。

その方々がどういう気持ちで朝を迎えられるのか

是非聞いてみたいと思います。

 

 

 

 

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