いろいろ抱える副作用。
今、最もきついのが下痢。(尾籠な話です、苦手な方をどうかスルーを)
抗がん剤治療単独時は耐え抜いてきましたが
4月から放射線が加わりダブル副作用が来ることになりました。
それに合わせて、抗がん剤は減薬となりましたが
それでも副作用の出方は違います。
腸管は他臓器に比べ放射線に弱く
下痢は常識と聞いてはいたものの
私の場合はどうやら想定以上に出てるらしい。
開始10日ほどで第一波がきたのですが
下剤(ロペミン)でなんとか改善。
けれど3週めあたりから再び悪化。
先週末から悲惨な状況が続いてます。
水様便なんです。
直腸切除をした私の肛門はこれを堰きとめることができません。
だからトイレ間隔5分。
きついんだな、これが。
心配なのが仕事。
新しいプロジェクトが始動したばかりのタイミング。
3ヶ月ほどで終わる予定なので
7月の手術前に完了という算段でした。
治療が佳境に入っているので
ヘビーな仕事は遠慮するという選択肢もありましたが
今や私のモチベーションは「意地」です。
病気に負けたくないという一心から仕事を受け入れました。
けれども、始まった5分間隔トイレ。
さすがに意地だの何だのと言っている場合ではありません。
一仕事終えて「お疲れ様~」などと言いながらいい気分で
手術を迎えたかったんですが・・・。
ダメかも。
今朝方、会社に降板願いのメールを出しました。
そのかわり、いつでもできるような作業を体調がいい時に
させていただきたいと。
そんなワガママ聞いてくれるのかな。
休職ということも考えましたが
ストーマのことなど仕事をすれば忘れることもできるので
メンタル維持のためには適度の仕事は必要だと思います。
会社をいいように利用してますね。私は。
いいのかな。
いいんです。
がん治療は総力戦。
使えるものは使う。
副作用に降参したのはこれだけではありません。
東北の桜。
今が満開。
先週末を利用して花見旅行に行く計画を立てていました。
旅行の計画を立てるのは私の趣味でして
これが実に楽しい。
尊敬するブロ友さんに会いに行くのも目的でした。
予想を超えた副作用のおかげで絵に描いた餅と成り果て。
けれどもブロ友さんが
満開したての桜をアップしてくれました。
嬉しかったな~。
東北の桜というのは私から見ると満開の意味合いが違います。
遅く咲く。
寒さを長く耐えた末に一斉に花開く。
その分だけ力強、く美しく、誇らしげ。
満開よりももっと満開。
愛しいんです、そういうところが。
ストーマになる前に行っておきたかった
などという意味不明な感傷も少しありまして。
けれどこの副作用には勝てなかった。
白旗です。
それでもがんには降参しませんからね。