セカンドオピニオンの受け方 | 今日もいちにち生きました

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2016年、直腸癌が再発。
治療の結果、一生の障害を負うことになりました。
2022年胃がん発覚。2023年咽頭がん発覚
3つの癌を抱える今。
以前の私とは生き方が変わりました。
がんと闘い、生き抜くことができた日々。
今日という日をつづります。

セカオピを考えている方へ私の経験をまとめます。
参考になれば幸いです。

ポイントは
1) 病院探し
2) 紹介状の受け方
3) 予約の仕方
4) 費用を考える

1) 病院探し
これが最も重要です。
費用と時間を考えれば無駄打ちは避けたいところです。
私が決めた先は6件
内訳は
泌尿器外科 1件
外科 3件
放射線科 1件
カテーテル治療クリニック 1件

情報があれば病院だけでなく
医師も指名した方がいいと思います。
私は、上記全て医師を指名しました。

ちなみに情報源は
ネット検索及び病院選びの書籍
ブロ友さん
医療コーディネーター
の3つでした。

2) 紹介状の受け方
主治医にセカオピを受けたいと申し出るのは
やや勇気がいります。

私の場合は、口頭だけでなく文書にしました。
以下が提出した文面です。

私、◯◯は今回の再発直腸癌の治療法について、
塾考を重ねてまいりましたが、
医療に関する知識不足は如何ともし難く納得がいく
結論を導き出すことができません。
そこで、複数の専門家の意見を伺いたく
セカンドオピニオンを考えました。
つきましては、以下の施設あての紹介状及び
データのご準備をお願い申し上げます。

病院リスト6件分

紹介状やデータの受け取りは患者の権利ですから
遠慮は不要ですが、医師も人間です。
人としての礼儀は必要です。

セカオピがうまくいかなかった場合は
戻ることもあります。
また転院したとしても
病院同士が連携してくれることは重要です。

ただし、紹介状の数が多いことへの遠慮は不要です。
病院側の手間は
1通でも6通でも何十通でも変わリません。
費用もかからないはずです。
これはと思ったところはとりあえず出してもらう。
それでいいと思います。
(これ医療コーディネーターの入れ知恵です)

3) 予約の仕方
大抵の病院は医師まで指名できます。
しかし有名な医師だとどうしても時間がかかります。
その上紹介状が取れた後でないと予約が取れません。

急ぐ場合はどうするかですが
例え紹介状が取れてなくても
「取れました」
と言うことです。

予約したその日までに持参できればいいわけですからね。
(これも医療コーディネーターの入れ知恵です)

予約をした病院は全て行かないといけないか。
その必要は全くありません。

ドタキャンでいいんです。
キャンセル料も発生しません。

私の場合は、6件予約しましたが
2件目の病院で納得のいく見立てをしていただいたので
その他は全てキャンセルしました。

4) 費用を考える

値段は病院によってまちまちです。
私の感じでは30分2万円が相場かなというところです。
高いですね。

セカンドオピニオンは医療行為ではないため
保険が利かないというのが理由です。

けれど厚生労働省はセカオピの普及に努めていますし
良心的な病院は保険適用にしています。

私が受けた中では都立駒込病院がそうで
6千円で済みました。

個人的な見解ですが、
多くの病院が保険適用を受け入れないのは
病院の負担が増えるのを嫌っているからだと思います。

病院の立場になって考えればもっともなことです。

タダで受ける方法もありますよ。

入院保険には保険会社によって
T-PECというサービスがついています。

宣伝していないので気付きづらいのですが
年一回に限り、無料でセカオピが受けられるというもの。
病院と医師の紹介もしてくれます。
利用する価値は十分あると思います。

最後になりますが、
治療の主体は自分です。
セカンドオピニオンに回るのはいいのですが
自分の治療イメージを持っていないと
様々な意見に振り回され
ドクターショッピングになりかねません。

一度決めたら、
腰を据えてじっくりと治療に取り組む。
その姿勢が大切だと思います。

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