僕が大学時代に聞いた話です。
友人が地方の国公立大学に行きまして、
休みになると、よく帰ってきて一緒に遊んでいたのですが、
ある日、その地方であった恐ろしい話を聞かせてくれました。
これは友人と直接関係ないにしろ、随分近い話のようでして
随分恐ろしかったのを覚えています。
ある大学生の男が一人で街を歩いていると
同世代くらいの女の人に声をかけられました。
いわゆる「逆ナン」のような内容で声をかけられた大学生は
そんな事は今までなかったので、内心うれしくて
ご飯を一緒にすることになったということ。
特別、美人でもない人だったみたいですが、フランクで話しやすく、
しばらくすると打ち解けて、色々な話をして盛り上がったようです。
ご飯が終わると、そこでお別れにならず
二人はなんとなくホテル街の方に足が向き、
一晩を共に過ごすことになりました。
その学生は「逆ナン」されて、そういうことになるとは
期待はしてたけども、実際にそうなるとは思ってもおらず、
えらく幸せな想いをしていたらしです。
次の日は休日だったので、
ホテルで二人は泊まることにしました。
少しの間、彼が眠っている間に女の子はいなくなっていました。
部屋を探してもいないし、連絡しようにも連絡先が分からない、
なんだかよく分からないまま、ホテルに取り残されたその学生は
彼女が書き置いていった紙を見つけました。
そこに書かれていたのは、
「えいずの世界にようこそ」という言葉でした。
なにがなんだかわからない置き手紙でしたが、急に怖くなり
ホテルを後にしました。
後日、ずっと気になっていたのでエイズ検査を
受けてみることにしたのですが、
結果は陽性でエイズに感染していました。
彼はエイズの潜伏期間を伸ばす薬を投与しているという
話を聞きましたが、現在どういう状況なのかはわかりません。
この話を聞いた時はえらくぞっとしました。
なぜ急に、学生の頃に聞いた話を思い出したかというと、
今日のニュースにエイズの記事が載っていたからです。
ニュースの内容はアメリカの研究チームがエイズに対する
活気的な抗体を発見したという内容です。
現在、臨床実験はまだ未定で、モルモットによる実験段階
ではありますが、確かに抗体としての良い結果が見られるという
状況らしいです。
エイズが発見されたのは30年前で、
発見されてから少なくとも2500万人が死亡。
潜伏患者を含めると現在の患者も未知数である不治の病。
いよいよ、人類はエイズを克服する時が近づいてきたのかもしれませんね。
以上、ぞっとする話と希望ある話を織り交ぜて・・・・
じゃ。