駅ホームからの転落防止策 ~ホームドア設置に思う~
駅のホームから、
線路に転落し、
命を失ったとか、怪我をしたとか、
ホームでの事故が絶えない。
全国における
ホームからの転落事故件数は、
年間で約220件。
内死亡事故が40件超。
転落事故の原因の一番は
酔っ払いで、
140件余り。
これについては
酔ったら落ちもしよう、
自業自得だと思いもするが、
その次の原因が
携帯を見ながらの前方不注意だとか、
ゲームをしながらの前方不注意だとか、
ヘッドホンやイヤホンで音楽を聞きながら歩いていて、
注意散漫になって落ちたとか、
「ながら族」の事故が多いというのだから、
呆れてものも言えない。
JR東日本に限って言えば、
人身事故になった転落事故が
毎年約50件。
たまたま列車が来ずに、
事故にならなかった転落が
他に400件ほど。
一歩間違えれば死に至る
こんな事故を防ぐのは、
本人の意識に待つしかないのだが、
それでも
鉄道各社は莫大な金をかけて
乗客のために
ホームドアを現在建設中である。
地下鉄丸ノ内線。
ホームに
このようなフェンスとドアを設置し、
利用者の安全を守る。
電車が停車するまでは
ホームのドアは開かない仕掛けだから、
酔っ払いでも落ちようがない。
電車のドアが開くと同時に
ホームのドアも開き、
乗降客が乗り降りをする。
写真の男性のようなながら族が
そのうち落ちるのである。
地下鉄有楽町線。
ドアのデザインこそ違うが、
仕組みは同じ。
でも、
この二重ドアのおかげで、
駆け込み乗車は減ったかもしれない。
閉まりかけたドアに
バッグなどをわざと挟んで
もう一度ドアを開けさせ、
平然と乗り込む呆れた奴もいる。
そんな奴でも、
二重ドアになったら、
ちょっとやりにくいし、
掛け込んで、
電車のドアとホームのドアの間に
1人だけ取り残されたら、
そのアホさ加減を大衆に曝さなければいけないので、
いかに愚かな人間でも
やりにくかろう。
地下鉄南北線。
ここのフェンスとドアは、
天井まで届いているので、
これはもう転落防止のフェンスとドアというより、
ホーム全体が一つの部屋。
ここまで来ると、
部屋の中ではジタバタできない。
乗るのも降りるのも、
ゆったりとしたものである。
さすがにこのような駅では、
「駆け込み乗車はおやめ下さい!」 という放送はない。
電車を利用している客はみんな
「駆け込み乗車はおやめ下さい」というあの放送のあと、
数秒間はドアが閉まらないことを知っているから、
あの放送が駆け込みをあおっているような気がしてならない。
「ドアが閉まります!」 と
ひとことだけ言って
静かにドアを閉めたらどうなのだろう。
地下鉄は
ホームドア設置が順調に進んでいるが、
JRではなかなか進まない。
山の手線の駅で、
設置されている駅があるにはある。
地下鉄のホームドアと同じような構造。
だけど
このような駅は、
山の手線しか止まらないような駅の専用ホームに限られる。
予算は幾らでも捻出できるのだが、
JRのホームドア設置が
なかなか進まない大きな理由は、
JRには
長距離特急や
快速、
各駅停車などの列車がいろいろ走っており、
それぞれの列車の
乗降ドアの位置が微妙に違うため、
すべての車両のドアの位置が統一されなければ、
ホームドアが付けられないのである。
そのような難しい問題を抱えているJRでも、
とりあえず
有楽町のような
特急も快速も止まらず、
山の手線専用ホームや
ラッシュ時の京浜東北線専用ホームしかない駅では、
設置が可能であるため、
そのようなところから
少しずつ設置されていく。
東京都内だけに限って考えてみよう。
人身事故になっている
年間約50件の事故をなくするために、
東京都内の630駅すべてに、
このホームドアを設置すると、
費用対効果でいえば、
実に馬鹿らしい出費となるのだが、
車イスの方や
視覚障害者の方も守れるという理由もあり、
ホームドア設置はとにかく進行中である。
酔っ払いや、
携帯・ゲームのながら族など、
自分の命を自分で守れないような
愚かとしか言いようのない人達50人のために、
630駅に
このような
至れり尽くせりの支出を強いることが、
文明国としては
当然のことなのだろうか。
ホームからの転落などと言う事故は、
個人が注意すれば
簡単に防止できることなのに、
何でも他人にしてもらわなければ、
自分の命も守れないようでは
個人として実にふがいないことであり、
情けないことである。
「人の命は金には代えられない。」
そんなきれい事を唱えながら、
原発事故の現場では、
約200万人の人が
放射能汚染のために
今でも命の危険にさらされているのに、
見殺しである。
長距離バスでも、
命などは運賃3,500円よりも軽く扱われている。
いろいろと考えさせられる。
西麻布「権八」 ~有名人がたくさん来る店~
先日、
所属する
一般社団法人日本バングラデシュ協会のメンバー3人で
プライベートな懇親会を開いた。
会場は、
西麻布の
「権八」。
皆さんご存知でしょうか。
以前ニュースでやっていたから、
見た人も多かったでしょう。
西麻布交差点北東角。
重厚な建物だが、
窓の作りなどを見ると、
もしかしたら、
以前はいわゆる
「蔵」 だったのかもしれない。
入口周辺は和風の趣が強い。
まだ明るいのだが、
「権八」の看板にはすでに灯りが入っている。
「権八」とはまた、
いかつい名前を付けたものだと思うが、
名前の由来は聞きそびれた。
中に入ると、
こんなに広いホール。
一階部分のほとんどが
二階までの吹き抜けだから、
空間が広々として、
閉そく感がない。
二階から見るとこのような感じで、
解放感にあふれている。
この写真の奥、
突き当たりの部屋にご注目ください。
何やらきっちりと装丁された額が
重々しくかかっている。
メニューに書いた誰かのサイン。
だれのサインかと問えば、
この人のサインだと
写真をさす。
その写真がこれ。
この写真も
奇麗に装丁されている。
写真に写っている人は
日本人なら誰でも知っているこの人。
小泉元日本国総理大臣。
右端は、
これもご存知、
ブッシュ元アメリカ合衆国大統領。
真ん中に写っているのは
権八の副社長だが
ここでは名前は省く。
小泉さんが首相だった頃、
来日したアメリカ大統領を、
ここに連れて来て
一緒に食事をとったのだが、
その時店にいた客は、
みんなびっくり。
さすがに大統領が
この店に入った時には、
外の交差点は厳重に交通規制が敷かれたらしいが、
その時店に居た人は
特に制限を受けることもなく、
二階席から手を振る首相と大統領に、
他の客から一斉に拍手がわいたらしい。
今世間を騒がし、
金のことしか目がなく、
どこで何をやっているのだか全く分からない
小沢某などと違い、
小泉さんはこんな気さくなところがある
国民に人気の首相だった。
ちなみにこの店、
勘定はどれくらいかと言うと、
普通の炉端焼き屋と何ら変わらない。
メニューが読めるでしょうか。
入口には
他に著名人の客の写真がたくさん貼ってあったが、
それは割愛。
話の種に、
一度機会を作って行ってみたらいかがでしょうか。
西麻布などと言えば
ちょっと行きにくそうな感じですが、
地下鉄六本木の駅から
ぶらぶら歩いても10分弱。
バスだったら幾らでも出ているが、
乗ってもすぐに降りなければいけない距離。
今日の東京ぶらり散歩は、
そばには
あの有名な歌舞伎俳優
海老蔵が、
チンピラに殴り倒されて恥をさらした
隠れ飲み屋もあるような、
六本木からはちょっと外れた西麻布の
手頃な飲食店の話題でした。
春のカエデいろいろ ~モミジについて~
近所に
園芸農家が多いことは
たびたび書いている。
だから、
いろいろな季節に
いろいろな木々をすぐそばで見ることができる。
今日もそこからの題材。
カエデ(楓)
一般的には
モミジとも言われるが、
学術的には
モミジという種類の木は存在せず、
紅葉した葉をモミジ葉と呼ぶことから、
木の種類かと勘違いされていることが多い。
山モミジや
オオモミジなどと言われるものは
木の種類ではなく
その木の呼称(木に付けられた名前)であると思って頂いた方が良い。
すべて
カエデ科に属する。
そのカエデは
春色も美しい。
若芽が白いカエデ。
これが秋口になったら赤くなるのだから、
不思議と言えば不思議。
新芽は普通の緑色。
木々の芽が萌える、と表現される色。
日本の言葉は美しい。
春からモミジ葉。
秋の名残のようであるが、
新芽が赤いのだから、
一年中モミジ色。
このようなカエデが
庭に植えてあったら、
季節は感じられないかもしれない。
こちらは黄色と言うか、
カエデの色は
春は何でもありである。
新しい芽は
やはり新緑と表現できた方がすがすがしい。
線も細くていかにも涼しげ。
赤い色でも、
春から赤くてもな~。
でも、他がみんな緑色だから、
目立つと言えば目立つので、
目立ちたがりの人にはいいかも。
何となく
葉が3つに分かれているフウ(楓)で、
メープルシロップの採れるサトウカエデは
カナダの国旗のデザインに採用されている。
これはまた
美人女性の手の、
細い細い指のような楓。
美人ではなくても
細い指の人はいるだろうけど、
でも、
細い指からは美人のイメージが浮かぶ。
「なぜ?」
理由は簡単!
あなたは、
太い指の人から、
どのような顔の人が想像できますか?
だから細ければその逆になるはずです。
春の芽吹き時の葉の色は、
青葉若葉が香り立つ、などと表現し、
決して緑色とは言わない。
青は未熟形の色。
青二才も
青臭いも、
青鼻垂らしも、
みんな未熟形だが、
青葉だけは
その中でも際立つ美しさをもつ。
春色に
赤は似合わないが、
赤ちゃん?に罪はない。
私の住む町は園芸の町、植木の町。
山に行かなくても、
このような景色はいつでも見られる。
だから、
自分の家の狭い庭には
2、3本の木があれば充分。
散歩がてらに
いろいろな自然に触れられる、
武蔵野の春は
風の色までさわやかです。
シジュウカラの子育て実況 3 ~元気なヒナたち~
4月23日に
ヒナ誕生を確認してから、
今日で5日経過。
親鳥は
オスもメスも
餌運びと糞の始末に大忙し。
糞を咥えて
巣の外へ飛び出す様子の連続写真を、
一枚にまとめてみました。
咥えている糞がお分かりでしょうか。
最初の頃としたら、
ヒナが成長している分
糞が大きくなりました。
ヒナ誕生を確認した
4月23日の
糞の大きさはこんなに小さい。
その頃としたら
ヒナもしっかりしてきました。
2012年4月27日のヒナの様子。
「シジュウカラのヒナ誕生」 の時の写真と
比較して見てください。
あの時の丸裸という感じは
なくなりつつあります。
親は
どちらも大忙しで、
大体3~5分間隔で出入りします。
糞を咥えて飛び出す
もう1匹の親の姿を
連続写真でご覧ください。
昨日の時点で
目はまだ開いてはいませんが、
小さな鳴き声は
出せるようになりました。
微かな刺激で
一杯に口を開けます。
この食欲こそ、
元気な証拠です。
それにしても、
このまぶしいばかりの黄色い口。
親は、
この色を見ると、
餌をあげずにはおられないのでしょうね。
人間には、
赤ちゃんが泣いてうるさいからと、
お尻で顔や胸を抑えつけて
殺してしまう残酷な親がいます。
小鳥にも劣る、と言えば、
小鳥たちが怒るかもしれませんが、
そんな情けない人間にしたのは、
そのまた親が情けない親だったのだということを考え、
そのような親にならないように
充分注意しないと、
巡る因果をたちきれず、
次々に悲劇が繰り返される。
なにはともあれ、
すべては親の責任。
自責の念のない人で、
何でも他人のせいにしたがる人は
子供など育てる資格はない。
ところで
このシジュウカラのヒナたちは、
親の純粋な愛情をたっぷりと受け、
すくすくと育っています。
小さい体に、
羽が生えて来ているのがお分かりでしょうか。
たった5日しか経っていないのに、
そして
目もまだ開いていないのに、
やはり鳥は鳥、
一番大事な羽が
最初に備わってきています。
あと2週間もすれば、
巣立ちの時を迎えます。
元気に育ってくれることを
願わずにはおれない。
シジュウカラの
子育て実況でした。
シャクナゲの鉄道総研 ~世界最先端の技術~
先のブログで、
シャクナゲが満開の模様を紹介しましたが、
そのシャクナゲを植えてあるところは、
通称「鉄道総研」と呼ばれるところ。
正確には
「公益財団法人 鉄道総合技術研究所」
広大な敷地の
その中央に立つ建物。
都心部の高層ビルと違い、
敷地には
相当の余裕が感じられる。
1986年12月、
旧国鉄から業務を引き継いで発足した研究機関。
1987年4月から本格稼働。
初代会長は
ソニー創業者の
井深大氏。
町の大きな工場などと違い、
531人の職員が居るのに、
いつもは敷地の中に
人っ子一人見ることはない。
531人の中の
167人が博士、
78人が技術士。
だから、
みんな建物の中で
必死に技術を開発している。
外で遊ぶのは、
ツグミだけ。
庭にはだれも人がいないから、
ゆっくりと餌が探せる。
その建物の前に、
乗用車と並んで赤い車両。
高級感あふれるから、
偉い人の車というわけではない。
その正体は?
「超電導リニア ML100」
鉄道100周年を記念して製造された車両。
実際の車両ではなく、
宣伝用・展示用の車両としての意味合いが強い。
定員4名、最高時速60km/hをマーク。
ML100とは、
Magnetic Levitation"(磁気浮上)
100周年記念車両の略。
少し離れたところには、
新幹線のような車両も。
しかしこれは、
新幹線車両ではない。
これは、
「MLX01」エアロウェッジ型
Xとは、
Experimental(実験用) の意。
中間車両を引き、定員68名で
最高時速 581km/hを記録。
581km/hの速度は
大戦中の日本の名機
ゼロ戦の最高スピードを超える速さ。
列車が
空飛ぶ飛行機より
早く走ってどうするの。
そんな
世界の最先端の技術を
開発している頭脳集団がいる
鉄道総研。
外で、
休憩中にバレーボールなどをして
遊ぶ人は1人もいません。
今では昔の遺物にも見える
古い新幹線の車両が、
正門前の道路を挟んだ反対側にある
国分寺市の教育センター横に置いてある。
国分寺市に、
教育用に寄贈されたのかもしれない。
このような車両を、
究極空中に浮かせて走ろうと言うのだから、
先端頭脳は
考えることが違う。
でも、
それが現実のものとなるのも、
そう遠くない日である。
シャクナゲの花が満開の
鉄道総研の
ほんの一部のお話でした。










































