Totoronの花鳥風月 -211ページ目

アオイ科の花たち ~アメリカフヨウとチロリアンランプ~



まずこの花をご覧ください。




フヨウという花は


実にいろいろな花色がありますが、


私の一番のお気に入りの花。




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いつもこの時期になると、


近所に咲く花。




何とも花色が美しい。


丸い花に


ピンクの覆輪が入ったみたいな


実に日本的な花。





だけど


この花は


葉の形から察すれば、


「アメリカフヨウ」の仲間。




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大体


大国に咲く花は


日本に咲く花と違って、


大味な感じで咲くものが多いと思っていたが、


この花だけは


実に日本的な感じがする。






蕾の時は


このような姿です。



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咲くに従い


ほのかに色付いてくるところも


日本的。





フヨウは


アオイ科。






ところで


この花の名前をご存知ですか?



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私のブログでは


過去にも掲載したことのある花ですが、


咲き方が


変わっています。



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真っ赤な蕾から、


黄色い花弁が出てきて、


下向きに咲きます。





名前は、


「チロリアンランプ」。


別名


「アブチロン」。




イメージとしては


チロリアンランプが最適。



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花の終りには


花びらがピンク色の変わります。





花の形を


釣りをする時の浮きに見立ててか、


日本名では


「浮釣木」(うきつりぼく)とも言うらしい。




だけど


やはりチロリアンランプが


一番似合う。



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咲き始め、


花の終り


三代がそろい踏み。





チロリアンランプも


驚くなかれ、


「アオイ科」。






アオイ科は


従来の分類では


約75属、1500種からなり、


美しい花をつけるものが多い。




フヨウのほかに、


観賞用の


ハイビスカス、


ムクゲ、


タチアオイや


食用の


オクラ


また


ワタ(綿)や


ケナフなど、


繊維として利用されるものまである





ところで、


徳川家の「三つ葉葵」の御紋について、




原案となる葵紋(あおいもん)は


ウマノスズクサ科


フタバアオイを図案化したもので、


フタバアオイに三つ葉はほとんどなく、


三つ葉葵は


架空の創造物。






アオイ科の植物の葉を


図案化したものではないことだけ


ご承知ください。






くれぐれもお間違いのないように・・・。













ノカンゾウいろいろ ~ユリ科だがユリじゃない~



玉川上水散策路、


いろいろな花が咲いていて、


前回は


「オカトラノオ」をご紹介しました。





今回は


この花。



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遠目でも


お分かりだと思いますが、


近づいてみましょう。






「ノカンゾウ」。



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花の形は


ユリの花と同じ。




だから、


ユリ科ではありますが、


でも


ユリではない。




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どう見てもユリの花。




ニッコウキスゲに似ているのは、


ニッコウキスゲも


同じ仲間だから。




ユリ科ワスレグサ属。(ユリはユリ科ユリ属)






八重咲きもあります、と言いたいところだが、


八重咲きになると


名前が変わる。




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「ヤブカンゾウ」。




決して


ノカンゾウの八重咲きではない。




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ノカンゾウは


花びらが細くてシャープな感じですが、


ヤブカンゾウは


花びらの


一枚一枚が幅広で


見栄えがいい。





ではこの花は何?


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赤いユリの花?





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ユリの花のようですが、


これもノカンゾウの仲間。





ユリの花とは


葉っぱが違います。




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ユリの花の葉の付き方は、


いまさら言うまでもないことですが、


こういう風につきます。



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これが


ユリ科ユリ属


ユリの花。




ノカンゾウも


ヤブカンゾウも


そして


ニッコウキスゲも


ユリ科ワスレグサ族。





お間違いのないように言っておきますが、


ワスレグサ属であって、


ワスレナグサ族ではない。





ワスレナグサは


こんなにかわいい花です。



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我が家の庭に咲いた


ワスレナグサは、


一株でこんなにたくさんの花を付けました。




ワスレグサと


ワスレナグサ。


「ナ」なしとの差は歴然。





<注>


金儲けのブログの筆者のコメントや、


「色んなブログ巡回していたらたどり着きました(´・ω・`)記事とってもよかったですよ(´・ω・`) また遊びに来ますね♡ /・_・ヾ\私のページにも遊びに来て頂ければ嬉しいです♪では、おじゃましました~(o*・ω・)ノ」


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目に余れば削除します。





オカトラノオ ~植物の命名のいい加減さ~



植物の命名には、


ものすごくいい加減さが垣間見える。



先日のブログで話題にした


「ヤマモモ」もそうだし、


さらに、


「オオイヌノフグリ」であったり、


「ヘクソカズラ」であったり、


「ベンケイソウ」であったり、


「スズメノテッポウ」であったり、


一体どこからそんな名前が出てくるのだろうかと


不思議を通り越して、


あきれる。




洒落のつもりなら、


もっとわかりやすく洒落てほしい。




五日市街道沿いにある


玉川上水散策路。




今、


いろいろな花が咲いているが、


そんないい加減な名前を付けられた


花の一つ。





今日はこれ。



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「オカトラノオ」。




なぜトラノオかというと、


虎の尾のように


先が垂れ下がっているから、らしい。




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しかし、


尾が垂れ下がっているのは


虎だけではない。




なぜ虎になったのかは知らない。




命名者が


勇ましい名前を付けてやりたかったとか、


私情が絡んでいるとしか思えない。




そしてもう一つ、


なぜ「オカ」なのか。





それは


海にある海藻と


混同しないようにということらしい。




その海藻がこれ。


(ここからの写真はネットで公開されているものをお借りしています)
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「ウミトラノオ」

こんなものと誰が混同するのだろう。



要らぬおせっかいである。





そのほかにも


トラノオと名前の付く植物は


たくさんある。




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「イブキトラノオ」。



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「ハナトラノオ」。






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「ルリトラノオ」。





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普通「サンスベリア」と呼ばれるこれも


「トラノオ」の別名を持つ。







皆さんは、


これらの植物が


虎の尾に似ていると思われますか。




尻尾のように長いだけとか、


垂れ下がっているだけなら、


虎の尾である必要は何もない。、






では


本当の虎の尾が


どんなものか


しっくり見ていただきましょう。




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勝手に虎の尾の名前を使われた、


虎こそ


その威厳が傷つけられて


迷惑な話である。(かもしれない)







<注>


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ザクロ花盛り ~自由気ままに古木咲く~



この辺りの畑地では、


その隅に


収穫するでもない果実の木が


さりげなく植えてある。






ザクロの花



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花の時には


虫たちにも好かれます。





これは蕾の状態。


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まるでもう


実であるかのように


何物にも犯しがたく


固く閉じています。





これがそのザクロの木。

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人の高さと比べても、


どの程度の大きさかお判りになると思います。






幹を見ると、


まるで古木の盆栽のような


素晴らしい趣。



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植えてからの年月が


分かろうというものですね。





二つの蕾が


仲良く隣り合わせ。



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花が咲くまでは


仲良く二つ咲きますが、


この近さで、


実が二つ実るかどうかは


分かりません。



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花びらのすぐ下にある


先のとがったガクをご覧ください。




これが


最後までオシベやメシベを守り通して、


その下の実を


大きく育てます。






普通、


植物の花のガクは


花びらの数に合わせて


同じ数だけあるものだが、


ザクロのガクは


勝手気まま。




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これは5つ。





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これは6つ。






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これは7つ。




ここまで来ると、


もうこれが花のように見えます。






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8つのものもありました。





ザクロは、


種が多いことから、


子孫繁栄、豊穣のシンボルとして


昔から


アジアでは喜ばれている。



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だからこの辺りでは、


果実を収穫しなくても、


そのような祈りを込めて、


畑の隅に植えてあるのかもしれない。





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ヨーロッパなどでは、


ガクの部分が冠に似ているため、


王冠をいただく果物として


権威の象徴にもなったらしい。





そんなザクロの実が


実り始める季節です。










ヤマモモの不思議 ~なぜ?が多い説明~



皆さん、


この実は何の実か


ご存知ですか。



ym



標題を見てから


本文に入ってくる読者に対して、


このような質問が


愚門であることは承知で


敢えてお聞きしています。





ほとんどの方がご存じだと思いますが、


正解は


「ヤマモモ」。



ym


私が通う


スポーツジムの玄関の横に


この木が植えられています。






高さ数mはある大きな木です。





その木の


枝という枝の先には、


ブドウのように密生した実が


びっしりとなっています。



ym



もうしばらくすると


この実が赤黒く熟してきて


人が食べられるようになりますが、


その前に


ヒヨドリなどの鳥たちが飛んできて


熟れた実から順に食べてしまいます。




オレンジか


赤色の時が


見た目には美しい。




ym



その「ヤマモモ」。




よく考えれば


不思議なことが2つ3つ。



ym




まず


なぜこれがヤマモモという名前なのか。




ヤマモモとは


漢字で書くと当然


「山桃」と書きます。





あの「Wikipedia(ウィキペディア)」でさえ


「和名の由来は山に生え、モモの様な果実をつけることから。」と


実に無責任な説明をしている。





この実のどこが


桃に似ているというのだろうか。





ネットのあるところの説明では、


「桃のような味がする実がなることからこの名がある」という。





私は


一粒をとって食べてみたが、


決して桃のような味などしやしない。





このような説明は


自分で食べたことのない人や


見たことのない人が


世間で一般的に言われていることを


そのまま無責任に記載したに過ぎない説明である、と


私は思う。




ym



こんなきれいな実なのに、


徹底的に無責任さが付きまとうヤマモモ。




その無責任な説明の最たるもの。


「食べると松ヤニのような味がしておいしい」。





言っちゃぁ何だが、


松ヤニなんて


決して食べ物ではないし、


食べた人なんていないはず。





ヤニというぐらいだから、


よくべとつき、


その特徴を生かして


野球ボールの滑り止めに


ピッチャーが使うことはあっても、


食べる人などいない。




それを


言うに事欠いて


松ヤニのような味がしておいしいなどと


よく言えたものだ。




ym



無責任で不思議な説明が付いて回る


そんなヤマモモ。




だからこの実を取る人なんて


ほとんどいない。





食べるのは、


熟れた時に来る


ヒヨドリ位のものだろうか。





誰も食べてくれないから、


木の下には


無数の実が落ちて重なる。




ym



そのまま食べて


あまりおいしくないものは、


人はすぐジャムにしたがるが


実がおいしくないと


おいしいジャムができるわけでもなく


面倒なだけなので


人も余り手を出さない。




山桃などと


無責任な名前を付けられた時から、


この実は


何かしら悲しい運命を背負っているような気がする。






ちなみにヤマモモは


雌雄異体。




実のなるのは雌木。




雄の木が近所に見当たらなくても


雌木にしっかりと実が付くのは、


山桃が風媒花だから。





その花粉は


風に乗って数kmも


あるいは


風の強さによっては


20~30kmも漂う。





だから


雌木は一人ぼっちでも


心配はいらない。





いろいろな不思議を持っている


ヤマモモ。




私はこの木に


何か別の


もっときれいな


ぴったりした名前を付けてやりたいと思うのだが、


皆さんはいかがですか。