漫画ガンニバル第32話のあらすじと感想
遂に、、遂に、村の裏側が明かされていくことになる回です。どこかの人目に付かない牢屋に閉じ込められた子供たち。。そして奉納祭の前には食事も与えず、体を清めておくんだ、、そんなやり取りを何者かがしているのです、、!!
間違いなく、この供花村は子供たちを喰っている村だったのです、、、!!しかし大悟たちはまだこの真相にはたどり着けていません。
更に恐ろしいのは、幽閉された子供が一人ではないこと。。そう、やはり今まで得た情報の通り、毎年の子供たちの死産は偽装だったいうことでしょう。村で唯一の助産師、後藤銀の手による偽装。。
今年今から喰われる子供、そして来年喰われる子供、更にその次の年に喰われる子供、、そんな多くの子供たちが人との交流を断たれた牢屋らしきところに閉じ込められているのです。
まだ物語の中では描かれていませんが、なぜこんなことを村人たちは決行しようとしているのか考察してみます。この村は他の価値観を受け入れない、文字通りの村社会です。
世界の一般常識よりも、村の伝統と風習、しきたり、村の掟を重視する。それは物語の最初から一貫して描かれてきました。太古の昔から行われてきた、子供の肉を奉納祭で喰らうという風習。それを伝統という名のもとに村人たちは受け継いでいるだけなのではないでしょうか。
ある意味の思考停止状態。なぜそんなことをするのか?そんなことをしてもいいのか?その子供たちの将来は、、?!そんなことは一切考えることを拒否した態度。伝統だから仕方ない、という恐ろしい思想。
漫画ガンニバル第32話のネタバレ
ここで恐らく、恵介をはじめとした後藤家の予想できなかった事態が発生します。それは恵介の弟である洋介の存在。。かつての狩りで、その凄腕を大悟に見せつけて、何者だこいつ?と言わせたこの洋介。
これから喰われる子供たちは人間になんて見える訳がない、そう後藤家の人間は言いますが、洋介の目に映るものは?彼の目には彼らが人間にしか見えないのです。紛れもない人間の子供なのです。
洋介の情が動きます。きっかけは前任の駐在、狩野だったようです。この供花村で最期まで狩野と仲良くしていたのが洋介だっといいます。他の後藤家の人間とは少し立ち位置が違う印象。
今後の物語のカギはこの洋介が握りそうですよ、、!
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