漫画ガンニバル第33話のあらすじと感想
ほほう、、こいつら後藤家ってのはこういう思想を持っていたのか。なるほどな。。それがハッキリ分かる回です。物語の最初にクマに喰われて死んだ、後藤銀。後藤恵介から婆ちゃんと呼ばれる人物です。
とどのつまり、人間というのは動く肉片じゃ、と言い放つ後藤銀。生前の婆ちゃん饒舌に語っております。自分が身内に殺されるとも知らずに。人間と呼べるのは後藤家の人間だけという感覚のようです。
関係性をもって初めて人間として認識できると、、。確かに我々も仲間とそうでない他人を区別して生きていますよね。同じ電車に乗っていて至近距離にいたとしても友人や恋人と他人は明らかに違う存在として認識している。
そう考えると、この後藤銀が語る、後藤家以外は人間とは認識できないという感覚も多少、理解できるように思います。
しかし前回の話でも明らかになったように、洋介の感情は後藤銀のそれとは異なっているようです。知らない子供たち。死産ということにされ地下牢らしきところに監禁されている子供たち。
後藤銀が村で唯一の助産師であるという立場を悪用して誘拐したに等しい子供たち。洋介には彼、彼女らが人間にしか見えないのです。ある意味まともなのです。
そんな洋介の様子を見るに、元々の生まれ持った素直さと人懐っこさ。それから前任の駐在、狩野との交流の中で知った、後藤家の人間以外の人の温かさ。それらが関係していることは間違いなさそうです。
漫画ガンニバル第33話のネタバレ
今回の話ではハッキリとは語られていないのですが、、恵介と洋介の兄弟の置かれた立場は少々複雑なもののようです。後藤家には何年か前に裏切り者が現れたとのこと。
その裏切り者と、恵介・洋介兄弟は遠からぬ関係のようですよ。洋介はまともな感覚を持っていますが、この村においてはそういう人間は危険分子なのです。
洋介はひょっとしたら裏切るかもしれないという疑いを実はかけられており、密かに監視されているようですね。。
大悟と後藤家の対決!というだけの単純なものではなくなってきました。後藤家も一枚岩ではないのです。色々な複雑な家内政治のようなものが存在しています。
今後の注目ポイントは、子供たちを目の前にして、どうしていいのか分からなくなっている洋介がこれからどう動くのか?!というところでしょう!!
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