漫画ガンニバル第20話のあらすじと感想
いよいよガンニバルも第3巻に突入です。登場人物も一通り出そろい、大悟の過去も明かされ、いよいよ供花村の謎に迫っていく展開になってきました。
そして遂に本性を現し始めやがったな、、さぶの親父、、!!本当のワルはこいつかも知れませんぞ。大悟も言いかけてたけど、いちいち面倒くせえ、こいつか面倒くせえ親父だ!!
今回の第20話では、本当に狩野治やその奥さんを精神的におかしくなるまで追い詰めたのは、後藤家ではなく、その他の普通の村人たちではないか?と匂わせつつ、話が展開します。
すみれの母親、つまりは前任の駐在、狩野治の奥さんは未だに村人たちを恐れています。後藤家ではなく。
この様子が恐ろしく感じるのは、この供花村が特殊な空間ではなく、日本の田舎の人付き合いの息苦しさを風刺しているからではないかと僕は感じます。
東京みたいに人と付き合わなくていい快適な環境しか知らない人には想像できないかもしれませんが。。僕は四国の田舎の出身なので、なんとなく感覚が分かります。
田舎では一度、何か失敗をやらかしたら、それこそ村八分状態になって、その土地では生きていけなくなります。例えば離婚したとか浮気したとか、そういう噂はあっという間に近所のみんなが知っている状態になります。
さぶさんはいつも大悟一家を監視している可能性が高い。そんな疑念も生まれてそれが次の展開に繋がっていきます。
このさぶさんも、一見とんでもない悪人ではなく、本当に田舎に行けば一人は本当にいそうなタイプの親父なんですよね。そして日本って監視社会になりつつありますよね。
互いに監視して、他人の粗を探そうとする荒んだ空気感。それらを風刺した表現だからこそ、じわじわくる感じの恐怖感があるんです。ただの人喰いの話ではないです。このガンニバルという漫画。
もっと怖いものを描いていますよ。普通の人間の怖さとでもいいますか。一見、悪意のない人が誰かを破滅に導くことがあるのだと。
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漫画ガンニバル第20話のネタバレ
さぶさんの本当の人格が少しづつ分かってきました。目つきが変だもんね。さながら大悟一家の監視役。いやこの村の監視役なのかもしれません。
こんな奴、とっととぶっ飛ばしてしまえ!とかこちらは思ってしまいますが、家族を背負った大悟にそれはできません。もどかしいぜ!この村でうまくやっていかなきゃいけないからね。
なんか田舎の農家に嫁いだ女性の悩みみたいになってきました。狩野一家を破滅と狂気に追い込んだのは、この村人たちなのでしょうか、、?疑念は晴れないまま次回に続きます。
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