手術当日。術後のやり取り。 | ネバギバ~再発子宮頸がん闘病記~

ネバギバ~再発子宮頸がん闘病記~

35歳で子宮頸がん(腺癌2b期)と告知された主婦の闘病ブログです。
手術から一年弱、37歳で局所再発&骨転移が発覚。
そしてついに38歳で末期がん宣告!?
それでも決して諦めたくない、あきらめない!
Never give up!!

いよいよ手術当日です。


5:30起床。

浣腸する。


6:30

この時間から水分も駄目。


浣腸後我慢出来なくてうまく出ない;
何度も何度もトイレに行くが
これまた出ない;


子供達と母が駆けつけてくれたが
トイレに出たり入ったりであまり話せなかった…。


8:20

看護師さんが迎えに来る。


歩いて手術室に向かう。
手術室の前で旦那と別れる。


手術室の待合廊下?
みたいな場所で少し待たされた。


長い廊下にたくさん手術室が並んでる。
その廊下の椅子には
これから手術を受けるであろう人達が
あたしと同じように待っていた。


あたしの手術の担当の
看護師さん達が挨拶にくる。

髪の毛を束ねて帽子をかぶらされる。
お守りはありますか?って聞かれた。

手術の最中に
手術台にぶら下げておいてくれるらしい。
てかそんなん持ってきていいなんて
聞いてなーーーいww


手術室に歩いて入る。
手術台に自分で上がる。
自分で服を脱ぐ。
好きな音楽をかけてくれる。


ドラマみたいに手術室にはベットのまま入って…
なんてのを想像してたから
なんか思ってたのと違ってびっくり。


音楽は何でもいいですっていったら
SMAPのCDかけてくれた。

手術室の中は思ってたより広かった。
SMAP聞きながらあちこちキョロキョロ。

その間もどんどん準備が進んでいる。


あたしはTATOOが入ってるんだけど
それを見たベテランっぽい看護師さんが
話題をいろいろふってくれたおかげで
終始緊張しないですんだ。


あちこち線がたくさんついて
いよいよ麻酔。


あたしは背中からの麻酔はしないことにしたので
みんなの闘病ブログに書いてあったような
痛みや恐怖は全くなかったです。


笑気ガスを吸ったら笑いが止まらない。
主治医のH先生が話しかけてくれた時も
笑い転げてました。

ずいぶん長い時間笑ってた気がしたけど
きっと数秒の出来ごとだったんだろうな。

笑いながら記憶がプチっと途切れました。



15:00

一気にいろんな雑音が聞こえた。
まるで水中から顔を出した感じ。


あんまり覚えてないけど
あれこれ線を外されてたと思う。
いつの間にか別室にいて処置されてました。


とにかく口がカラカラで声が出ない。
ジェスチャーで訴え口の中を洗ってもらった。


わぉ~立派だねぇ~

そんな言葉とともに
男の先生が来たことがわかった。

しばらく眩しくて目がうまく開かなかったので顔は見てない。
この時あたしは何が立派なのさ??
と疑問に思ったが未だに
何が立派だと言われたのかわかりません;


そして用意しておいたパジャマに
着替えさせてもらってる時の
その先生の声と言葉もはっきり覚えてる。


ぇ?これ着るの??
これパジャマなの?
じゃぁ汚さないようにしないと(笑)


その直後、痛みが!


せんせー…なんか痛いよ?
え?痛い~?我慢してね~
ってか痛いよーーー
もぅちょっとで終わるからね~


そんなやりとりがあったと思います。


お腹のあたりをピッて切ってグリグリやってる感じ。
我慢出来る程度だったけど痛みはありました。


これがドレーンをつけていた最中
だったというのは後で知りました。


処置が終わり服を着た後は
記憶はとびとびですが
寒い寒いといいながら
ずいぶん待たされてたような気がします。


16:15頃

病室に戻る
(個室なので自分の病室に戻りました)


病室のベッドに移動。
酸素マスクや
両足のポンプドレーンや
カテーテルに点滴
など装着し管だらけでした。

ベッドには事前に
電気毛布が敷いてあったようです。


ここでも記憶はとびとびで
子供達がいて話をしたのは覚えているんですが
何を話したのかいつ帰ったのかは
全然覚えていませんでした。


手術が終わり数時間経過。
朦朧としてた頭が徐々に復活してきた。

長時間同じ体制での手術、
かかとが床ずれを起こしてしまったようでとにかく痛い。


かかとがこすれないように
バスタオルを丸めて浮かせようとするが
血栓防止の電動ポンプが邪魔でうまくいかない。

と思ったらポンプのあたる部分の足が
無性に痒くなってきた。

我慢出来ず手を伸ばしてかこうとすると
体がよじれて傷口が痛いのなんの。

痒い!痒い!痛い!でも痒い!かいて~~~
と軽くパニック。


結局夜中までワーワー騒ぎ
旦那を孫の手変わりに使いまくり。


看護師さんからは
この手術してこんなに元気な患者さんもめずらしい
と呆れられてしまった。


でもとりあえず無事に済んでよかった。