再入院の日を二日後に控えていた。
なるべく安静にしているようにはしていたが
家にいるとつい動いてしまう。
2日後には病院に戻らないといけないので
ちょこちょこと入院準備をしていた。
が、どうやら動きすぎてしまったようだ。
立ち上がったと同時にあたたかいものが足をつたっていく。
「あぁ…まただ…」
痛みはそれほど感じなかった、
痛みより恐怖が先にきて手足が震えていた。
異変に気付いた娘が旦那に電話。
あたしはパニックになっていてよく覚えていないが
そのまま救急車で地元の病院に運ばれた。
幸い今回の出血は
500ccほどで済んだらしく
輸血はしなくてすんだ。
点滴後しばらく休んでから自宅に帰れた。
帰宅後、手術を受ける病院に連絡。
すぐにでも病院に戻った方がいいとの指示を受け
夜中に出発することになった。
自宅から大学病院まで
高速道路を使って1時間半。
病院についたのは午前4時、
まだ真っ暗だった。
病室で落ち着いてから
夕方の出来事を思い返して泣けてきた。
血だらけのあたしを着替えさせ
介抱していたのはまだ小学生の娘だった。
まだ生理用品の使い方も
教えていなかった娘が。
泣きながらも一所懸命に…。
ごめんね、怖かったよね…。
何度も何度も泣かせてごめんね…。
ママ、絶対元気になるからね。
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