バンコク滞在５日目の朝は８時過ぎに目が覚めました。
シャワーを浴び、朝食を摂るために１階ロビーへ。
久々にアメリカンブレックファースト。
トーストをかじりながら、「はて、今日はいずこへ」と考えるも、そうだ！今回こそコンラッドホテル（http://www.conradhotels.jp/bangkok
）に行こうと思っていたんだ！
コンラッド・・・それはヒルトンの最高級ブランドのホテルなんです。
キーニャオな私、というより、貧乏な私にはおいそれと手なんか出ません。
でもこのホテルには〝憧れ〟が強かったものですから、一応〝見学〟ということで行ってみました。
意外にも私って「ホテル専」だったりもするんです。
シーロム通りから７６番の赤バスに乗るとコンラッド・バンコクまでは便利です。
高級ホテルに行くのにこれまた７バーツのバスで行くなんて、私のキーニャオ度って徹底しているでしょう？
シーロムからものの７，８分で着いちゃいました。
・・・が、エッ？ここなの？
マジ？ってな感じでした。
コンラッドホテルはオールシーズンズプレイスという大型複合施設の中にあるんですけど、見上げればまさに高層ビルのオンパレードなんです。
そのいでたちはまさに〝シンガポール〟じゃないの！
ここ、本当にバンコク？いや、タイ？
って訊きたくなるほどです。
別に用はないんですけど、取りあえずコンラッド・バンコクの中へ～！
ドアボーイがうやうやしくドアを開けてくれました。
お～！こんなサービスはリージェント・シーロムにはないぞ！
一瞬、私はたじろいでしまいました。（恥）
もうロビーからしてスタイリッシュやね！ 素敵やわ～！！！
レストランに入る予算もないことから、スイミングプールへ・・・。
ん、まぁ～素敵！！！
高層ビルが林立している間にプールはありました。
それも二つも！
まさに高層ビルと高層ビルの間にあって、それはまさに夢の〝摩天楼〟！
は～ぁ・・・、一度で良いからこんな素敵なホテルにイケメンとお泊まりしたいなぁ！！！
しかし、このプール、右を向いても左に向いてもファラン（タイ語で欧米人のこと）しかいない！
そういえば、このホテルってアメリカ大使館の真ん前にあるのでした。
だっからファランばっかりなのね。子供までファランだもの。
おい！アジア人は一体どうしたんだぁ～！！！
と思っていると、ＭＫでタイスキをご馳走でしてくれたイケメンの彼から電話が入りました。
ラッキー！！！
私 「（タイ人ぶって）ハロー！」（←アホか！）
彼 「 もしもし！」（何故か彼のほうが日本人だ！）
私 「おはようございます！って、もう１１時半だ！」
彼 「今、どこですか？」
私 「コンラッドホテルですけど・・・。」
彼 「そこで何をしているんですか？」
私 「い、いやぁ、ちょ、ちょっと次回バ、バンコクに来たらっと、泊まろうかと思って・・・。し、下見です。」（←ぜーんぶウソ！）
彼 「良かったらこれからお昼をご一緒しませんか？ １２時半過ぎなら空きますので・・・」
私 「あぁ、では是非是非！」
一応クールに決めてはみたものの、本当は最高に有頂天な私なのでした！
私 「では先日ご馳走になったので、今回は私がご馳走しますよ！
バイヨークスカイホテルのロビーで１２時半に待ち合わせましょう！」
彼 「では後で・・・。」
こうなったら大変だわ！待ち合わせまで１時間あるけど、どうしようかしら？
あ！そうだ！ウェンディツアーに行って、ミールクーポンを買えば良いんだわ！
それは日系の旅行会社が販売している先払いのお得なクーポンなのでした。
バイヨークスカイホテル７６階のスカイレストラン（http://www.baiyoke.co.th/jp/index.php?site=baiyo
）に行く時は、一人２５０バーツもお得なこのクーポンを買ってから行こうと下調べをしておいたのでした！
あわてて１階に降りて、ＢＴＳのプルンチット駅まで送ってくれるホテルの無料シャトルバスに乗ったのでした。
ね？やっぱ私ってどこまでもキーニャオでしょう？
そしてプルンチットからナショナルスタジアムまで行き、その駅前のビルにウェンディツアーは入っています。
カウンターの中には日本人のおっさんがいて、話はスムーズに進みました。
「では発券をしてまいります」と席を立った途端、私はあることに気付いてしまったのです。
（ま、待てよ、この値段は外国人料金で、直接行ったらクーポンの値段５５０バーツよりも安く食べられるんじゃないかしら？」
そうなんです、タイだけではありませんが、東南アジアの国って往々にして外国人料金、ひどいところになると日本人料金なんてものが存在すんです。
そうだわ、これは絶対直に行った方が安くつくわ！！！
戻ってきたおっさんに
「すみません、急用が出来ましてそのクーポンをキャンセルしたいんですけどぉ・・・」
と交渉してみることにしました、が、
「一度発券したものは一切キャンセル出来ません。
約款にもしっかり書いてありますが。」
と反論されてしまったの。 ガビーン！！！
仕方なく二人分１１００バーツを払い、タクシーで向かいました。
今回の旅で２回目のタクシーちゃん。
待ち合わせの時間より５分ほど早く着きました。
彼はじかん通りに登場。 やっぱイケメンやわぁ～！
そして係員に案内されて高速エレバーターに。
お客は何と私達二人だけ。 これまたラッキー！
高速だから耳がキーンとなるの。
そこで彼に「うわぁ～！み、耳が痛い～！」
と甘えてみるも、
「ツバを飲めば治りますよ！」
とあえなくノックダウン。（悲）
そして窓側の席に案内されるも
「僕、あんまり高い所って好きじゃないんですよね！」といきなりまたアッパーカットを食らいました。
それじゃ意味ないじゃん！
でもって、ここ、正直言ってあんまり美味しくない！
タイ料理は勿論、洋食も日本食もあって、おまけに大エビやビーフステーキまで用意されているけど、お味は・・・って感じ。
ただ高い場所にあるだけが取り柄！みたいなレストランです。
彼にも「あんまり美味しくないね！」って言われちゃいました。
ガーン！！！
確かにその通り。
軽くデザートを食べて、今度は８８階の展望台へ！
何故か日本語の案内までスピーカーから流れていました。
あんまり暑くないので気持ち良かったです。
でも金網から下を見ると目まいがします。
そこでまた彼にもたれかかろうとしましたが、結構人がいたので失敗！
トホホホホ・・・。
でもその金網を越えてお掃除しているおっさんがいたのにはビックリしました。
怖くないのかしら？？？
彼によると、こういう危ない仕事は時給も良いそうです。
いくらぐらい？と訊いたら、大体３００バーツだと・・・。
エッ？たったのそれだけ？日本円で約９００円よ！
どこが良い時給よ！アタシなら時給３万円ぐらいもらわないと・・・と相変わらずアホな私なのでした。
つづく・・・。