がんになる前、私は「劣等感」の塊でした。
その根元は、前の項でも書いた、幼少の頃父から言われ続けた「馬鹿者」という言葉と、歯医者に行くことが出来ない「嘔吐反射」でした。
その劣等感を払いのけるために、立派な人だと言ってもらえるように必死になって社会的立場の向上を目指したのです。
しかし「嘔吐反射」という肉体的劣等感は頑張れば頑張るほど、そして自分の評価が高くなるほど大きくなっていきました。
それは誰にも知られてはいけない自分だけの秘密だったのです。
もし、こんないい年をして歯医者に行けないなんてことがばれたら・・・・
歯医者に行くと思っただけで嘔吐反射やパニック障害が起こり、徐々に歯医者の治療と同じようなところに座る床屋や車の運転をするときも嘔吐反射やパニック障害が出るようになっり、隠れて精神科にも通って治療をしたが良くならない・・・
そして、歯がボロボロになりものを噛むことが出来なくなり、1週間入院して全身麻酔で歯の治療をしたときも会社にも家族にも嘘の病名を言った。
もう精神は擦り切れてボロボロ。
さらに会社での地位があがれば上がるほど、その劣等感は膨れあがっていきましたが、私はその劣等感をバネにしてさらに頑張ったのです。
鬱になったときは、きっとその頑張りの限界、布団が泥沼のように身を包み起き上がることすらできませんでした。
しかし、それでも私は“うつ病”ということ一部の上司にお願いして隠したのです。
うつ病を隠したことでそれが更に「劣等感」を大きくして、さらに頑張ろうとした・・・・
もう限界を超えていると薄々解っているにも関わらず。
その結果、なるべくしてなった「癌」でした。
しかし、「癌」という隠すことが出来ない大きな病になったことで、開き治ることができたのです。
また、術後人工呼吸器に2日間つながれたことで、40年以上続いた一番の劣等感のもとであった嘔吐反射のパニック障害が苦しみの極限状態を経験したことで、すべての囚われが外れ治ってしまったのです。
それ以後は、どうしパニックが発生していたかが解らないという状態でした。
まさに、「棚からぼた餅」です。
このように癌になったおかげで、私の劣等感はすべて消え去りました。
そして、ここまで頑張ってきた自分も愛せるようになったのです。
そんな経験を経て思うこと。
劣等感は客観的なものではなく主観的なもの。
そして事実ではなく解釈。
それは、対人関係のなかで生まれ育まれ、そして言い訳にしたらコンプレックスになっていまします。
すべてを開示するという、現実的努力で消すことが出きるということです。
人間はみな、弱く、小さく、醜いもの。
そんな劣等感があるからこそみな、強く、大きく、綺麗に見せようとするのです。
でも、そんなに頑張る必要はありません。
自分は弱くて、小さくて、醜い人間で、それを補うために一所懸命生きているのだと胸を張れば良いのですから。
そうすれば、肩の力が抜けて生きるのがとっても楽になりますよ。
私がそうなったように♫
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