食欲には脳の疲労が大きく関与しています。
脳の疲労の大きな原因はストレスです。
人間の脳には、大脳辺縁系という本能、情動の中枢をになう野生脳と、大脳新皮質という知的中枢をになう理性脳があります。
脳の疲労はこの2つの脳がぶつかり合うことで起こります。
食にたとえれば「食べたい!」という本能と「食べてはいけない」という理性が戦いあって、ストレスが生まれるのです。
「食べてはいけない」という理性は何処から来ているのか考えてみましょう。
そのほとんどは、本に書いてあった、誰かに言われた、巷ではそういわれているなどという常識や固定概念、つまり本当の自分の思いとは違うということです。
「本当は食べたいけど、食べてはいけない」
本心と違うものが身体の中に入ってくる。
これを食べ物に置き換えるとまさに「異物」。
皆さんの体の中に「異物」が入ってきたらどうなりますか?
異物を出そうとします。嘔吐・咳・くしゃみ・アレルギーなどの症状は異物を排泄しようとする体の反応で、ストレスもそのひとつです。
食べ物にたとえましたが、「ストレス」の原因の多くはこのような原因で発生します。
そして考えれば考えるほど、脳のぶつかり合いが大きくなり、やがては私達の五感に異常が出てくるのです。
これが交感神経の緊張状態です。
常にいらいら、むしゃくしゃ、ドキドキ体に良い状態でないことは皆さんお分かりですね。
ここまで読んでいただくと、本能に任せて食べるのがいいように思われるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
脳は使わないと発達が止まったり、退化することは皆さんご存知だと思います。
本能に任せて野生脳ばかり優先していると、理性脳は退化してしまいます。
そして徐々に自分の感情を抑えきれなくなってしまうようになるのです。
最近頻繁におこっている凶悪事件などの犯人のほとんどがこのようなパターンに陥っています。
テレビやゲームなどもほとんどが本能にばかりアプローチをかけてあらゆる感情を引き出そうとしています。
食べ物の番組やコマーシャルもこれと同じです。
いかに食欲や物欲、快感という本能を刺激し、理性を抑えさせることができるものが良いテレビ番組やコマーシャル、ゲームなのです。
そしてこの感情を抑えると「ストレス」が発生します・・・・・
もう堂々巡りですね。
普通で暮らしているだけでストレスが発生する世の中なのです。
さて、ここでどうしたらいいかです。
答えは「自分で決める」ことです。
常識や固定概念にとらわれず、「自分最適」をみつけることです。
私達人間は100人いれば100人すべて顔も性格も外見も違います。
なのにすべてが同じでないといけないというのが常識や固定概念の奥にあり、それが私達をがんじがらめに縛ってしまっているのです。
「朝食を食べないといけない」という常識があります。
しかし寝るのが遅くて、きちんと目覚めていないうちに無理して朝食を食べるのは、遅い夕食を食べていることと同じです。
体は食べ物を受け入れる準備ができていないのに体の状況を無視して食べてしまっています。こんなこと多くないですか?
「固定概念」に縛られずに決めるには「自分にとって心地いいか?楽しいか?」ということを問いかけてみてください。
「自分最適」を見つけるために、もう一つ大切なことは「学ぶ」ことです。そして自分の仮説をつくるのです。
たとえば、いくら甘いのもが好きでもガンや糖尿病をもっていたら、甘いものを食べることは自分の楽しい未来を削ることになることは、ある程度学べば解ります。
学ぶからこそ「半年は甘いものを止めてみよう!」と自分で決めることができるのです。
「学び」がないとこれも本能の赴くままになってしまいますね。
幸せになるために今何が大切なのか、必要なのか、何を止めなければいけないのか、よく学び考え「自分が幸せになるための選択の基準」を持ってください。
そして「自分で決める」ことで「不安」も少なくなります。
「不安」は疑うことから生じます。
たとえば、「玄米菜食」をしていて、動物性たんぱく質をとらないと元気が出ないと人から聞くと「不安」になりますね。
それは「玄米菜食」を疑うことによって発生しているのです。
このようにして疑いだすとどんなことでも疑がわしくなり、「不安」はどんどん広がっていき、何も信じれなくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
そうならないために
「自分で学び、自分を信じて、自分で決める」のです。
何度もいいますがその基準は「自分にとって心地いいか?楽しいか?」そして「その先に楽しい未来があるかどうか」も大切な基準です。
毎日の食事を「おいしく・ありがたく・たのしく食べる」ことで、貴方に幸せな未来が訪れるとしたら食事の時間は至福のひと時になりますね。
これが「食を楽しむ」ということだと私は考えています。
最後にもう一つ、多くの人は空腹を満たすために食べたいという「飢餓的空腹感」を満たすために食事をしています。
それでは食事は欲求の解消にしかなりません。
是非「楽しい食事が待ち遠しい」という「期待的空腹感」を味わってみてください。
すると空腹も楽しくなり、さらに「食を楽しむこと」ができますよ!!