プラス以思考になるな!
身の回りで何か悪い状況になったとき、「そんなに悪い方ばかりに考えるのは止めて、もっと前向きでプラス思考にならなければいけない」なんてよく言われますよね。
それはごもっともな意見ですが、「できないから悩み苦しんでいるのだ!」というのが正直な気持ちではないのでしょうか?
私もがんになった当初は「死ぬと決まったわけではないし、元気で生きている人もたくさんいるのだから、もっとプラス思考で前向きになった方が良い」などとよく言われました。
そんなことは解っているのです。
解ってはいるけど、すぐ最悪のことが頭に浮かび消えなくなってしまうから落ち込んでいるというのが本音でした。
がんや鬱になる前はかなり前向きだった私でさえそうなってしまうのですから、日ごろからあまり物事を良い方に捉えなかったり、くよくよ考えてしまったりする人は、もう目の前が真っ暗で何も考えられなく泣いてばかりいるなんて状況になって当然だと言えるでしょう。
そんな状態なのに無理にプラス思考になろうとすると、最悪の現実との乖離に苦しきできないからダメなのだと、さらに落ち込む原因となってしまうのです。
では、そんな時わたしはどうしたか?
起こった出来事をプラスに思ったり考えたりは到底できなかったので、起こった出来事に対して、自分がどうするかという行動を変えたのです。
その結果、徐々にもしかしたらいい方向に進むかもしれない?と考え方がプラスに変わってきました。
プラス思考は遠い先(未来)を見ているので、今の自分が最悪の状況の場合はその未来との乖離に苦しんでしまいます。
特にがんのように、自分のこれからの未来が見えなくなって苦しんでいるときに、 「プラス思考にしなければ!」なんて言ったって出来る訳がありません。
だから未来をプラスに考える必要なんてこれっぽっちもありません。
大切なのは未来ではなく“今”
今に集中して出来ることをするだけでいのです。
未来なんて今の積み重ねでしかありません。
だから未来に意識を向けるプラス思考は、“今の先送り”なので、先のことを考えるのは止めにして、今できることをただ積み上げることに集中すればいいのです。
私はそうやって今を積み上げることだけに集中するために、それまでは絶対大丈夫だとプラス思考で考えながらも、やっぱり現実に直面し先のことが心配になる病院の定期検査に行くのも止めました。
そして、ただ毎日体を動かし、楽しいことや良いことを探しながら今日一日生きられたことに感謝して翌日を迎えるという日々を過ごすようにしたのです。
その毎日を積み上げてきた結果、5年生存率20~30%をクリアし、そしてこの本が出版される頃には10年生存率10%前後をクリアしているでしょう。
そして、これから先もただ、この一瞬という今を積極的に生きるのみです。
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以前にもお伝えしたように緑内障での視野欠損が進み、PCやスマホが見え辛くなってきたので、今年からこれまで出版した著書の内容をアップしています。。
先ずは食道がんになって10年経過したことを機に書いた「自分らしい今を」から
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