女神とチャクラ | ヨーガ行者 ガネーシャ・ギリのブログ

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1981年から修行の道に入りました。
インド占星術・ヨーガ・ヴェーダ、タントラ等、インドの叡智に触れるブログ。

昨日の記事を受けてAさんがブログに書いてくださった他、

他の方からも女神とチャクラの関係について質問を受けました。

 

似た記事を書いたことがありますが

もう一度整理しましょう。

 

これは・・・私の理解力が足りないのか、かなり難しい問題なのですよ。

 

たとえば、チャクラと惑星と色には密接に関係があるとされているのですが

 

いわゆるスピリチュアルな方が世界共通で好まれる解釈では

こんな感じですよね。

 

太陽:赤:ムーラーダーラ

火星:オレンジ:スヴァ―ディスターナ

木星:黄色:マニプーラ

水星:緑:アナーハタ

金星:白:ヴィシュッダ

土星:青:アージニャー

月:白(紫??)サハスラーラ

 

(一番上から順に第一チャクラ、一番下が第七チャクラという感じですよ。)

 

とても説得力があると思います。

 

しかし、チャクラという概念の本場インドでは、

これはまったく違っていたりしますし、

同じインドでも経典によっても違います。

 

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さらにタントリックな色合いが強い、

このダシャ・マハーヴィディヤーの神々と惑星と色などの関係は

複雑に入り組んでいるのですよ。

 

たとえば、よくご紹介するバガラームキー女神は、第二チャクラ(丹田)と関係が深く、火星とも関係が深いとされています。

 

第二チャクラと火星の関係は、割とよく言及されています。

(他の説もあります。)

しかし、火星の色は赤で、第二チャクラの色はオレンジ色に近い赤です。

 

この2つの色は、誤差の範囲で同じと言っていいと思いますが、

 

肝心のバガラームキー女神は黄色の神様なのですよね。

 

これは、一般的には第三チャクラの色ですよね。

 

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同様に、トリプラ・スンダリーは水星と深い関係があり、

その体の色は緑色とされています。

 

ところが、水星と緑色は、第四チャクラ(胸のチャクラ)に

対応するのですよ。

 

では、喉(ヴィシュッダ・チャクラ)はどの星、もしくは女神かと言えば、

理論的には、白でカマラー女神になりそうなのですが、

 

実は喉は伝統的にマータンギー女神なのです。

しかも、マータンギー女神も緑色の神さまなのですよね。

 

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もう何が何だかわからないくらいカオスですが、

ダシャ・マハーヴィディヤーは、それぞれの女神が、

すべてを支配するくらい太古の昔から存在する

大きな神である、だから本質的には惑星やチャクラとの関係を

論ずることは、あまり本質的ではない、ということなのでしょうね。

 

しかし、タントリックには別の意味が隠されていそうですね。

 

一部は解けているのですが、この辺は今後の研究課題だと

思っています。

・トリプラ・スンダリーが今の時代(今の大きな星回り)と関係あるのは事実でしょうね。

 

 

タントラ第一の聖地・カーマキャー寺院のヤギさん

 

明日、もう少し掘り下げてみようかな・・・・

 

 

皆さま、今日も良い日を!!

 

 

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