こんにちは、namiです。
3日間ほど晴れた日が続いて、やっと雪が融けてきましたので、久しぶりに庭のようすでもお伝えしようかなと思います(´▽`)。
落葉樹と宿根草が基本なので、冬はほぼ骨格しかわかりませんが、そんな中でも寂しい感じにならないように、あちこちに常緑の植物をポイントとして植えています。
那須のこのあたりは、「最低気温-8℃+冷たい風」にさらされるので、常緑で冬越しできる植物は限られています。半耐寒性の植物、たとえばオーストラリア産の低木などは、各家庭の土地の条件によって異なるので、注意が必要です。
「残った雪の上で撮ってみました。冬だけど、いろんな色がある。」
なのでうちに植えてある常緑植物は種類が少ないのですが、安定感のある植物たちを簡単にご紹介いたします(^^)/
(あくまで那須のうちの辺りでの話なので、標高が高かったり、風当り、日当たりなどの条件で育つものは変わります。あくまで、ご参考まで。(*´▽`*))
「ゴシキカズラ」
秋は「五色」の名のとおり、赤やオレンジに紅葉します、冬はややくすみますが、葉色が明るいので日陰エリアのポイントに。
このあたりだと、同じカズラでも「初雪カズラ」は冬に先端の葉が落ちたりするのですが、このゴシキカズラはしっかり葉っぱが残ります。
「ビバーナムの交配品種(ダビディとティヌスの交配)」
常緑のビバーナムの中でも、こちらは那須の寒さに耐えてくれました。植えてから9年くらい?(交配種ではないダビディも、たぶん大丈夫だと思います)
あまりに地味な見た目なので、「この植物は何で]]すか?」と尋ねられたのも、これまで2、3回くらいしかないような・・・・・・(笑)。でも庭の引き締め役として気にいっています(*´▽`*)
「アオキと斑入りアオキ」
こちらは昔々からの園芸植物で、普及したことで特に目を引くわけでもない低木ですが、かなりの日陰に耐えるし、とても丈夫! ここでの雪や寒風や強い霜でも、まったく葉っぱが傷まないのが安心です。
ちなみに、ロンドンの公園のあちこちに植えられていたのを覚えています。
緑葉タイプは、今だとモダンな雰囲気にも合いそうな気がします。
「斑入りヒイラギとカレックス・エヴァリロとヘデラ(アイビー)」
ここのコーナーは、冬は直射日光が当たらないうえ、土が凍りっぱなしになることが多いです。
寒風も当たる厳しい環境ではありますが、どれも元気に育っています。
ちなみに、この黄金葉のカレックス・エヴァリロは地植えでなく、鉢植え。数年間置きっぱなしです。
「カレックス・オシメンシス」
大型カレックスの原種。「場所によっては、緑色もアリだな~」と思う今日この頃(´▽`)。
このタイプの大型カレックスは、那須のこのあたりでも冬に色を残してくれます。
ナチュラルな雰囲気にも、モダンな雰囲気にも合うので使いやすい。しかもたちまち大きくなってくれるので、木立の足元など、広めの空間を埋めるのに便利です。
「カレックス・エヴェレスト」
白斑タイプ。現在、雪と寒波が続いてやや葉っぱが傷んでしまいますが、遠目からは汚れがわからないので良いかなと(´▽`)。 葉っぱがあまりにも傷んでしまったら、春にバッツリ剪定すれば、初夏にはきれいな新葉が展開して元どおり。
「ビルベリー」
植えてから7年くらいたちます。
2、3年目は冬に枝が枯れ込んだのですが、本体はしっかり生きていて、春には芽吹きました。今は冬枯れせず、元気です。
本来、寒さに強い植物でも、暖地で生産された苗が多いので、植えてからしばらくは傷みが出ることも。初めての冬で急にボロボロになってしまっても、根っこや幹が元気なら大丈夫ですので、寒冷地に適応した枝が新たに伸びるまでは、見た目が悪くても我慢です(^^)/
「西洋イワナンテン・レインボー」
こちらも植えてから2、3年は枝が枯れ込んだりもしましたが、今では冬の寒さに負けなくなりました。斑が入っているので明るく見え、庭のポイントになってくれます。
「ロニセラ・ニティダ」
低木タイプのロニセラの中でも、緑葉のこの品種は冬もしっかり葉っぱが残ります。ツゲよりも柔らかく明るい雰囲気で、花壇の囲いのような背の低い生垣にはとても良いです。
「ピラカンサ・ハーレクイン」
この斑入りピラカンサは、冬にも存在感抜群! きれいなピンク色の紅葉が目を引きます。
そのうえ、けっこうな風当りでも、まったく葉っぱが傷まないです。
「初夏はこんな感じで、明るいグリーンの斑入り葉。小さな白い花がたくさん咲く」
うちでは大きめに育てていますが、バツバツ剪定してコンパクトに仕立てても良いし、大きな鉢植えでも良いかと思います(´▽`)。
ちなみに足元の濃いグリーンは「イングリッシュホーリー」。寒さに強いとはいえ、本来は暖地向きなのかな? 植えて10年目くらいから、やっとこさ勢いづいてきました。この数年の異常気象で、夏が暑くなったせいかもしれません。
「ツルマサキ・エメラルドガイディ」
「ツルマサキ・エメラルドゴールド」
こちらも、寒さをものともせず、冬を耐え抜きます。ツタ状にして這わせても良いし、刈り込んで低い生垣やポイントにしても◎な、丈夫な植物(ツタのように壁面仕立てにした場合は、吸着根でがっつりとへばりついてしまうしまうので、住宅の壁は避けたほうが無難です)。
斑入りツルマサキは、どれも冬の紅葉がキレイですね。
「コニファー類と、ロニセラ・ニティダ・オーレア」
写真のコニファーは、コノテガシワの仲間。
コニファー(小型の針葉樹の総称)にもいろいろグループがありまして、見た目は似ていても性質や丈夫さに格差が。
うちの庭では、ブルー系のコニファーは寒風で枝枯れしてしまったりするので、残念ながら植えられませんでした。「コニファー・ブルーバード(Chamaecyparis pisifera'Boulevard)」は比較的丈夫だったかな? ちなみにトウヒの仲間は大丈夫でした。
「カルーナ」
こちらも品種がいろいろで、性質にも差が・・・・・・。関東地方では栽培が難しい品種もありますが、この葉っぱのタイプは丈夫でした。一番寒かった冬(日中でも氷点下が連続&大雪)のときは、少し枝枯れしましたが、すっかり元どおりに。
「黄金セキショウ」
毎年この時期に紹介させていただいていますが、なぜかうちの黄金セキショウは、冬が一番きれい。普段は全然気にもとめないのですが、冬は日に当たると光ったように見えて、とても良い感じです。
あとは、鉢植えの植物たちも。
「シルバープリペットとビヨウヤナギ」
暖かい秋だったせいなのかわかりませんが、今年は「シルバープリペット」もきれいに葉っぱが残っています。緑色だった部分がアッシュグリーンになって、可愛いです。今までの冬だと落葉してしまっていたので、ちょっと嬉しい(´▽`)。
「ビヨウヤナギ」の葉は、春夏はただの緑葉ですが、秋冬は寒さで紅葉してキレイ。派手ではありませんが、こういうシックな色の植物は、園芸に慣れた今でも好きです。
ちなみに、これは大型鉢の寄せ植えになっています。・・・・・那須に越してくる前、埼玉のマンションのベランダから持ってきたので、「ビヨウヤナギ」は12年くらいこの鉢にいます。
「右端の大きな鉢植えです。懐かしい・・・」
前は、一緒に植えていたのが「プリペット」ではなく「ブルーベリー」だったのですが、寒さに弱い「ラビットアイ系」だったので、そちらは那須に来た時に植え替えました。
鉢もこのまま使っています。テラコッタに見えますが、プラ鉢を白ペンキでエイジング加工しただけ。
「ロニセラ・ニティダ・オーレア」
さきほどもご紹介した「ロニセラ・ニティダ・オーレア」。ロニセラは鉢植えでも良いなと思います。
これは刈り込んでいないので、もっさもっさしていますが、きっちりきれいなボールにしても良いかも。
「イワナンテンの仲間」
秋冬の紅葉が一番の見ごろですね。先ほどの「西洋イワナンテン・レインボー」より小型。
「ナンテン」
思いのほかちゃんと葉っぱが残りました。
昔ながらの園芸植物ですが、葉っぱの形が可愛くてとても好きです。冬にも鮮やかな紅葉が楽しめるのは嬉しい。地植えにすると、けっこう場所をとってしまいますが、鉢植えならコンパクトでいてくれるし、とても丈夫だし、素材として見直しても良いなと思いました('ω')ノ
というわけで、ダダダッとご紹介させていただきました。
「捨てちゃうのがもったいなくて水差しに。花が無い時期だからこそ、葉っぱだけでも楽しみたい。花よりも長持ちなのも◎。全部突っ込んじゃいましたが、ちゃんとバランス取って活ければ、もっと可愛いですよ(´▽`)」
まだまだ寒い冬は続きますが、寒さに耐えてくれている植物に励まされながら頑張りたいと思います(^^)/
さて。
今年の再オープンは、例年どおり3月上旬の「クリスマスローズ・フェア」と考えておりましたが、また再拡大してしまったオミクロン・コロナの状況が日々変動するので、開始のお知らせが直前になってしまうかと思います。
さらに、この冬は全国的に寒いので、クリスマスローズの出荷が去年よりは一週くらい遅くなるかも?
那須は、その頃まで雪が降り続くのかな?
・・・・・・・と、あれこれ???です。去年が変な天気続きだったので、なかなか読めません(;´∀`)
また詳細が決まり次第、こちらでお知らせさせていただきます。
ではでは(´▽`)。