冬のあたまの庭仕事(那須のリーフハウスのブログです) | リーフハウスでたらたらりん

リーフハウスでたらたらりん

那須の園芸店「LEAF HOUSE(リーフハウス)」です。宿根草・低木・多肉植物・アーティフィシャルフラワー、インテリア雑貨の入荷情報、
ディッキアの育て方や管理・通信販売、庭の写真集・紹介、ガーデニング作業、寄せ植えの紹介。那須での移住生活、田舎暮らしの紹介など。

こんばんは、hataです(´▽`)

おひさしぶりのブログ更新となってしまいまして、申し訳ありません💦

ネット上では活動休止みたいな雰囲気ですが、特に何事もなく、2人とも元気にしております。

 

今年は、7月の長雨、8月の酷暑、10月の台風と、

あんまりガーデニングには気が向かない季節が続きまして・・・・・・

「放置しても崩れない、強くたくましい庭」というのを誇ってきた当店としては、

「まあ、作業はあとでやればいいや~(´▽`*)」

なんて、本気で放置し続けていたわけですが、

今は、「さすがに、ほったらかしすぎたねえ・・・・・(*´Д`)」とつぶやいております。

 

そんなわけで、

11月の冬季休業開始から、そこそこ良いお天気が続いたので、

ず~っと(たまに休日をいれながら)庭仕事&売り場の片づけに励んでおりました。

とにかく寒波がきて凍りついてしまう前に、急げ急げ(;゚Д゚))ノ))ノ)

あんまり面白ネタではありませんが、今回はそんなお話です。

 

 

来年用の苗の鉢上げなどをとっとと終わらせたあと、

まずは低木~高木類の剪定にとりかかりました。

年によって「切り方」が違うのですが、今年は数年おきの「大胆コピシング」の年。

でっかくなりすぎた木々を、思い切ってバツバツと強剪定しました。

 

 

シェード・コーナーのシンボルツリーになっている、ネグンドカエデ・ケリーズゴールド。

 

 

この写真だと、樹のサイズがわかりますかね?

 

 

たちまち巨大化してしまう(年に1.5mくらい枝が伸びる)ので、

樹高は半分くらいまで、思い切って小さくしてしまいます。

 

カエデやモミジは、冬の半ばまで(完全休眠期のうち)に剪定を終わらせておくのがコツです。

冬の終わりには早々と樹液が動き出してしまい、

切り口から雑菌が入って枝が枯れることがありますので。

 

 

 

左側のギンドロ(ウラジロハコヤナギ)も、うちの庭では大きめの樹。

 

 

当ブログの写真でも、おなじみの樹ですが・・・・・

 

 

実は、本体がY字になってしまっていて、

ボリュームがありすぎて困っていました。ほぼ2本分。

 

 

なので去年、前段階として、Yの両腕をここまで短くしておいて・・・・・

 

 

今年はここまで、バッサリと。

 

これで、普通のボリュームに戻ります。たぶん。

なんとも心配な姿ですが、まず大丈夫。春になったら芽吹いてきます。

太い枝を切断すると、細かい枝がどっさり出るので、

その中から良さそうな枝を選んで、残りはすべて落とします。

 

 

 

小屋の右横の、ポプラ・パープルタワーも、強剪定の対象。

 

ややレア品種にもかからわず、こちらも成長が早くて、

80cmくらいの苗を植えてから3年・・・・・6mほどに。

そのうえ、幹も枝も柔らかいので、このまま伸ばすと台風直撃が心配でした。

 

 

なので、半分くらいの高さで胴きり・芯止め。

枝もすべて同じ長さに切り詰めて、コンパクトに。

 

私とnamiさんは「街路樹切り!」と呼んでいます。「!」をつけましょう。少年マンガの必殺技みたいになります。

都市部の街道沿いの並木道でよく見かける剪定方法ですが、

自然風のお庭では、正直、あんまりこういう切り方はおすすめしません。仕上りが、嘘くさい樹形になります。

それでも、今回は実験的に。

「自然風から少しずつ離れていこう」という、密かなプロジェクトが垣間見えますね(゚∀゚)

 

2009年の冬にこの庭を造り始めたので、今年で丸10年。

どのみち、そろそろテコ入れの時期です。

来年は、店もオープンしてから10年目に突入。

いいかげん、リーフハウスそのものが、飽きられてしまう危険が・・・・・・。

そんなこんなで、

2021年の開業10周年記念日までに、

じわじわとイメチェンしていこうという決意が固まってきたわけです(^^♪ やる気が復活。

 

まあ、この庭はそもそも、更地から造成にわずかひと冬。人員は私だけ。雪の中の手作業。辛かったなあ。

細かい植栽も、2人で半年間で済ませてしまったくらい。

そんな突貫工事&大雑把な仕事が大好きな私たちですから、

イメチェンくらい簡単でしょう。

やる気さえ持続できれば・・・・・・。(。-∀-) それが難しいんだよね~。

 

 

ミニ・ウッドランドのデザイン変更の下準備として、

雑木たちの一部を、思い切って深く枝打ちしたり、根元から切り倒したりしてます。

 

 

高木類は、低く見えても、けっこう高い。だから高木と呼ばれる。

いざ切り始めると、大変な作業だったりします。

 

でも、今からやっておかなくては。

木の柵とか表示板など、老朽化した人工的な構造物は、

お金さえかければ簡単にちゃちゃっと直せますが、

庭の植物たち、特に大型の樹木は、今から仕込んで→育てておかないと、

本当の意味で「自分たちの力で造った庭」にはなりませんし、「リアルな美しさ」も得られないのですよね。

この1年考え続けて、今後のイメージチェンジの手順も描けてきたので、

パッと見、お客さまにバレないように、

各コーナーの伐採&植栽をこそこそと頑張っていきたいと思います。

 

ただし、「どんな形式のイメージチェンジなのか」は、再来年のお楽しみということで。Σ(゚Д゚) 秘密かい!

出来上がる前に宣言してしまうと、プレッシャーが・・・・・・。

 

 

 

自宅の玄関前の低木類も、ずいぶん大きくなって、圧迫感が出てきたので・・・・・

 

 

 

ピラカンサ・ハーレクインを、3分の2くらいの高さに胴切り。

 

 

手前の大株も、まずはこんもりとボール状に刈り込みました。

これで密になってきたら、さらに刈り込んで形を変えていこうと思っています。

 

その他にも・・・・・・

 

 

以前、「さよなら、メドウ・コーナー」なんて記事を書いておいて、そのまま放置していましたが、

ようやく手を付けました。

 

 

まずは、角に植えてあって、園路にはみ出していたムーレンベルギアを移動。

思いのほか巨大で、びっくり。

 

タネで増えまくったオミナエシを片付けたり、でたらめに生えてきてしまうルドベキア・タカオを駆除したり、

とにかく将来の方向性に合わないだろう草花を全部抜いてしまったのですが、

商品の宿根草をほぼすべて売り切ってしまったので、次に植えるものが手元になく・・・・・・

このエリアの植栽は、来春になってしまいそうです。

 

 

 

なんだか格好つかず、珍しく手こずっていたこの花壇も、完全に植えなおし。

今度は信頼できる低木だけでいきます。

 

 

大型宿根草が茂りまくって暑苦しかった植え込みも、ガバッと掘り上げて、シンプルに。

新しく植えたものたちも、2年もあれば立派に茂るでしょう。

 

・・・・・・う~ん。

久しぶりなので一生懸命書いてみたのですが、やっぱりネタも写真も地味ですね・・・・・(◞‸◟)

まあでも、ガーデニングって、結局は「地味な作業」が答えではないでしょうか。

きれいな庭を造りたいのなら、誰の目にも触れない時に、地道にコツコツ作業しておくこと。

いったんグッタリ&うんざりしたとしても、しっかり休んで、また楽しく始めること。

なによりも、目的を貫き通す、疲れ知らずの根性!

悪天候、異常気象、どんとかかってこいや~っ!という気迫ですねっ(´▽`*)元気が一番!

 

気合い入れたら疲れてしまったので、今回はこれで。

ではでは~(´ー`)

 

 

ヤマボウシも枝打ちしなきゃ・・・・・・。