オーナメンタルグラスの長話です。 | リーフハウスでたらたらりん

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那須の園芸店「LEAF HOUSE(リーフハウス)」です。宿根草・低木・多肉植物・アーティフィシャルフラワー、インテリア雑貨の入荷情報、
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hataです。皆さん、こんばんは(・∀・)

 

那須のうちのあたりは、このところ十日以上も雨が降っておりません。

 

 

朝夕はやや過ごしやすくなってきたのですが、お昼過ぎはまだ暑くてバテます (-"-;A

 

 

昨日、「たまには、贅沢にクーラーをつけようか」と窓を閉めかけたら・・・・・・

 

 

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                                誰かいる

 

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                               「お水を一杯ください」

 

 

窓を閉めると、この方が家の中へ入ってしまうことになるので、クーラーは断念。節電が大切。

 

 

さて、このところオーナメンタルグラスたちの穂がわんさと上がってきているので、


今日はひたすら、そちらのご紹介です。


まずは、当ブログでおなじみ、パニカムの仲間たち。

 

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手前の青葉・白穂がパニカム・プレーリースカイ(Panicum virgatum 'Plealysky')

 

直立性のタイプで、秋が深まると黄色に紅葉します。

 

 

後ろに見えるピンクの穂は、パニカム・スクオー(Panicum virgatum 'Squaw')

 

 

こちらはこんもりと太めの草姿で、晩秋には赤茶色に紅葉します。

 

 

朝陽や夕陽などが逆光で当たる場所に植えると、霞がかってキレイです。

 

 

 

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こちらもプレーリースカイ。

 

 

はっきりした青葉なので、景色にメリハリをつけやすくなります。

 

 

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右手のぼさぼさした赤茶色まじりの葉は、パニカム・チョコラータ(Panicum virgatum 'Chocolata')

 

穂はピンク色。晩秋には、草全体が赤紫色に紅葉します。

 

 

 

こちらは、より大型品種のパニカム・ダラスブルー(Panicum virgatum `Dalas Blue`)

 

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葉の幅がススキのように広くて、穂の広がり方も、他の品種と若干違います。

 

この写真では分かりづらいのですが、はっきりしたブルーの葉です。

 

 

かなりインパクトがあるので、他の草花に混ぜ込まず、単体でカッコ良く植えてみました。

 

 

 

次は、ミスカンサス(ススキ)の仲間たち。最も日本の気候に合ったグラスでしょう。

 

こちらは、屋久島ススキ(Miscanthus sinensis var.gracillimus Yakushima form)

 

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もともとは9センチポットの小さな株。

 

「屋久島○○○」という名の植物はすべて小型だと思い込んでいたのですが、

 

 

意外にも、けっこうデカくなりました。

 

 

普通のススキと姿が違って、葉が細く、本体が立ち上がらずにボール状のまま、

 

 

穂だけがすらりと立ち上がってきます。赤みが入る紅葉もキレイです。

 

 

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ベス・チャトー女史の有名なグラヴァル・ガーデン(砂利敷きの庭)では、

 

 

植えつけ五年後くらいに、株幅がさらにボリュームアップ、無数の穂が出てきたとのこと。

 

 

書籍で写真を見たのですが、その巨大さにはワクワクです ヘ(゚∀゚*)ノ

 

 

なので、あと三年ほど待ってみます。通路が塞がれてしまいそうですが・・・・・・。

 

 

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                別の場所に植えてある屋久島ススキの穂。金色できれい。

 

 

続いて、こちらは斑入りのイトススキ (Miscanthus sinensis var. gracillimus )

 

 

穂はまだ上がってきていませんが、葉っぱだけでも美しい品種です。

 


 

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パニカムやイトススキなど、柱のような姿のグラスは、

 

園路の切れ目や曲がり角などに植えておくと、空間を切り替えることができます。

 

 

 

続いて、ペニセツム(ペニセタム)の仲間たち。

 

 

 

こちらは、ペニセツム・アロペクロイデス(Pennisetum alopecuroides)

 

 

細かい品種名もあるはずなのですが、こちらは名称不明のまま購入したもの。

 

 

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ピンク~うす紫に見える穂が、たくさん出ます。

 

白い穂のタイプもありますね。

 

 

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白穂の品種は、夏の庭によく馴染みます ≧(´▽`)≦


ペニセツムはかなり大きくなるのが難点ですが、ちゃんと小型種もあります。

 

こちらは、小さくおさまる、ペニセツム・ハメルン(Pennisetum alopecuroides 'Hameln' )

 

 

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              ↑これ

 

 

ちょうどいいサイズで、namiさんがお気に入りの品種です。

 

 

これでも大きすぎるという場合には、

 


極小型種のリトル・バニー(Pennisetum alopecuroides 'Little Bunny')というのもあります。

 

うちのは、購入したときは斑入り種のリトル・ハニー(Pennisetum alopecuroides 'Little Honey')

 

・・・・だったのですが、環境が過酷だったせいか、先祖返りして斑が抜けてしまいました。

 

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さて。

 

ペニセツム・アロペクロイデスの和名は「チカラシバ」といいます。

 

 

日本の田舎ならどこにでも生えている野草です。

 

 

那須にも、黒褐色の穂が出るチカラシバが、道際に生えまくっています。

 

 

そして、年2回の草刈り週間のときに、他の雑草とともに刈られまくっています (>_<)

 

 

それでもへこたれず、地下部が残っていればすぐに再生する強靭さが魅力。

 

 

野生種の黒穂もカッコイイので、うちでは植栽に取り込んでいます。

 

 

穂がなくても、ツヤのある葉っぱとボール状の草姿がキレイなので、

 

 

自然風ガーデンのアクセントとして使いやすい植物です。

 

 

 

こちらは、ペニセツム・カーリーローズ(Pennisetum orientale 'Karley Rose')

 

 

 

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今年の春に植えたので、まだ小さな姿です。

 

アロペクロイデスとは葉っぱの付き方が違っていて、ちょっと繊細に見えます。

 

 

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赤い穂が特徴的で、大きく育っても比較的コンパクトにまとまるので、

 

欧米ではボーダー花壇にも取り込んでいるようです。

 

 

 

ところで、最近人気のペニセツムで、

 

 

 

紫葉でピンクの長穂の「パープルファウンテングラス」や、

 

 

その斑入り種の「ファイアーワークス」がございます。

 

 

私も大好きなのですが、残念ながら、この Pennisetum setaceum Rubrumは

 

 

耐寒性が弱く、関東では路地越冬が困難です。

 

 

もしも冬越しできないと知らずにご購入なさってしまった場合は、大鉢に植えて、

 

 

秋の終わりに短く刈り込んで、大きな窓辺などで越冬させてみてください。

 

 

たまに水をやっていれば生き延びて、春に復活してくれます (^-^)/

 

 


 

 

今週はグラスを撮影しまくったので、部分的にご紹介です。

 

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ソルガストラム・インディアンスチール(Sorghastrum nutans 'Indian Steel')の穂。

昨年、「軽井沢絵本の森」併設の「ピクチャレスク・ガーデン」のショップで購入した株です。

 

さすが、日本の環境を良くご存知のポール・スミザー氏がセレクトした植物。

 

 

完全ブルー系のグラスなのに、とても頑丈で、那須の多湿にも平気で耐えてくれています。

 

 

写真ではくすんで見えますが、光を浴びるとキラキラと黄金色に輝くステキな穂です。

 

 

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こちらは、昨年、ミスカンサス・クレインシルバースピンとして購入したグラスの・・・・

 

ん???・・・・ススキの穂じゃないぞ?

 

 

まあ、キレイなので良いのですが、これは何者なんだろう。

 

 

今年は、ミスカンサス・メールパータスとして仕入れたものが、

 

 

全部、品種不明のパニカムだったり (。>0<。)

 

 

hataはなんだか、ススキの入手にてこずっております。

 

 

 

こちらはおなじみ、パンパスグラス(Cortaderia selloana)。緑葉の普通タイプです。

 

 

 

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原産地が南米なので、寒さを好まない植物です。大株ならばともかく、小さな株だと、

 

那須のうちのあたりでは冬越しが困難。枯れないけれども、小さくなります。

 

 

・・・・・・と知らずに何度も何度も、斑入り種やら小型種やらを試して、

 

 

半ばあきらめた頃に、ようやくうまく根付いてくれた一株です。

 

 

穂を見るのは初めてなので、いまさら感動しています。

 

 

家の横手で密かに育ちつつあります。いつか庭からも見える高さになるといいなあ。

 

 

 

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これはショタイソウという日本のグラス。

 

半日陰が好きで、長く伸びた葉が水の流れのように垂れ下がります。

 

 

 

・・・・・・グラス話はこのくらいでやめておいて。

 

 

 

 

このところ、いろいろな方がご訪問くださり、驚き、喜びいっぱいでした。

 

 

 

フローラ黒田園芸 の社長さんご夫妻。

 

 

Yuuさん ご夫妻。さとおっちゃん さんとブロガーの皆さま。ぴかさんYokoさん

 

 

昨日は、サマースノー の店長さんと茨城のお客さま方がお越しくださいました。

 

 

みなさま、こんな遠くなのに、本当にありがとうございます。

 

 

そしてなにより、この7月~8月の猛暑の中、ご旅行やお休みなどの貴重なお時間を割いて、

 

 

いつもお越しくださっている皆さま、初めてお越しくださった皆さま、

 

 

遠方からご来店くださった皆さまに、心から感謝申し上げます。

 

 

 

namiさんのご両親も遊びに来てくれまして。

 

 

 

お父さんは川へアユ釣りに。お母さんは庭でブラックベリー摘み。

 

 

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                          親子で作業中                   

 

私たちも、なんとかして時間を作って、あちこちお出かけするつもりだったのですが、

 

 

夏も結局、仕事に追われてしまいました (´□`。) 

 

 

もっともっと効率化を図るのが、今後の重要な課題になりそうです。

 

 


今回の記事は長すぎましたね。φ(.. )

 

 

ここまで頑張って読んでくださった皆さまに、新着苗のご案内です。

 

 

 

○ユーパトリウム(青花・白花)

 

 

 

○ユーパトリウム・チョコラータ

 

 

○ミニバラ・グリーンアイス

 

 

○リシマキア・シューティングスター(黒葉品種・ミッドナイトサンの斑入り)

 

 

○リシマキア・オーレア

 

 

○ネペタ・シックスヒルズジャイアント

 

 

○ルブス・サンシャインスプレンダー

 

 

○フジバカマ(ピンク花・白花・どちらもしっかりした良苗です)

 

 

○斑入りヤブラン

 

 

 

そして・・・・・・お待たせしました! 

 

 

 

昨年の秋、当ブログでご紹介しておきながら、

 

 

すぐに品切れになってご迷惑をおかけした超美種のオーナメンタルグラス

 

 

マーレンベルギア・カピラリス(Muhlenbergia capillaris)が入荷しております。

 

 

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                      昨年10月の写真。    これです↑

 

 

ピンクの綿菓子のような繊細な穂が、光に透けてフワァーッと輝きます。

 

 

 

秋に穂が出るグラスの中で、美しさNO.1だと言い張ってしまうのは私だけでしょうか。

 

 

これまではやや入手困難な植物でしたが、

 

 

今年から、普段お世話になっているメーカーさんがお手ごろサイズを生産してくれるようになり、

 

 

安定した仕入れが可能になりました。苗も素晴らしい仕上がりです。

 

 

多くのグラスと同様、日当たりが必須条件になりますが、

 

 

うちで試してみたところ、乾燥~やや湿り気の土までも耐えてくれる丈夫な植物でした。

 

 

 

○マーレンベルギア・カピラリス・・・・・・二年くらいで大株になりそう。穂も今年から出ます。

 

 

 

○マーレンベルギア・カピラリス(大株)・・・・ほぼ完成形で、穂数も多い。こちらは少数入荷です。

 

 

そしてさらに!

 

 

○マーレンベルギア・カピラリス・アルバ・・・・なんと白穂タイプも存在した!こちらも美種です。

 

 

 

それでは皆さま、おやすみなさい。

 

来週はnamiさんです ヾ( ´ー`)

 

 

 

 

那須高原の園芸店「LEAF HOUSE(リーフハウス)」

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