手に入らないものほど、価値は高くなります。
例えば職人はその道の達人なので、
簡単に出来てしまい価値を感じ辛かったりします。
素人はどれだけ大変ですごいかわかるので
価値を認めやすいし、高く評価しがちです。
具体的なものだけではなくて
抽象的なことにも同じことが言えます。
大多数の人が
自由や平和に高い価値を感じ始めたら、
その時代は厳しいものだと言えそうですね。
これはモノとか、人それぞれの話だけではなく、
1人の内部でも同じです。
ある人にとって一番価値の高いのは
一番苦労したものや手に入りづらいものなのです。
踊りが一番価値の高いものとしても
自由が次に価値あるモノだと
踊りで生計を立てるという考えは成立しません。
優劣に価値を感じないなら順位をつける
勝負もしないでしょう。
もちろん価値観はどんどん変化していきます。
私は子どもの頃は勝負は勝ちにいく子でした。
好んで勝負しませんが、
勝負しなければならない場合には
必ず勝たないと気が済みませんでした。
中学時代から勝負そのものの括りが
対自分に変わっていきましたね。
人生で勝つという意味は
納得して死ぬことなんじゃないかな、
じゃあ、どう生きたら納得するのかな、
という模索に入ったわけです。
その意味では私は相変わらず勝ち気なんでしょう。
負けても勝ってもそもそも無いんじゃない?と
自分の肩をたたいている最中です。