契約もあと半年となっているそうなので、確実にこの新聞はとるのをやめたいと思っています。
相変わらず、原子力関係の社説が多く、新安全基準への批判や規制委員への速やかな審査の要望など、電力業界の機関誌かと思ってしまう程の内容です。
その中で、先日の自民党の高市政調会長の発言を擁護する内容の社説がありました。
「福島第一原発で事故が起きたが、それによって死者が出ている状況ではない。速やかな再稼働に向けた取り組みを行いたい」
この驚くべき発言には、福島や東北をはじめ全国各地から批判を受けました。
当然です。原発事故により、ふるさとをそして生活の糧である「仕事」を奪われ、自殺した人たちも少なくありません。
そもそも事故によって、周辺地域で死者が出る事故が起きていたなら、原発そのものの存在が否定されています。
それを、
「被災地への配慮にはかけるが、事故による被ばくが直接の原因で亡くなった人がいないのは間違いではない。現場の人々が命がけで最悪の事態をくいとめた」
と福島第一原発の作業員をたたえる内容にすり替えている。
は?では、放射線量の高い地域の住民が避難をしているのは何故?そのまま住みつづけたら命に関わるからではないのですか?
除染しなければいけない地域がまだまだあるのは何故?健康被害が及ぶからでは?
この社説を書いたのが東電OBか関電OBか知りませんが、とりあえず第一原発周辺に1年間住んでみたらどうでしょうか?家族は止めませんか?放射線測定器を肌身離さず持つ事はありませんか?
本来、人間の生活を豊かにするべき電力が、人間の健康どころか命を脅かす脅威となるものなら、出来るだけ早く、手放すべきもの。もしそれが、未来永劫人間の繁栄を約束し、命を脅かさない保証が出来るのなら、受け入れない人はいないでしょう。
活断層の40万年前に遡っての調査に否定的な意見をだすのなら、核廃棄物の数万年経たないと安全にならないという部分はどう考えるのでしょうか?それだけ長い期間、人間の命を脅かすものなのに、いまだ廃棄する方法も、廃棄する場所も決まらずたまり続け、原発周辺地域の脅威となっているのです。
臭い部分にふたをして、今を生きる自分たちだけが苦しくない方法を選ぶというのなら、安全を語る資格も未来を語る資格もないはずです。
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
また、全国の子供たちを支援する様々な取り組みを行っておられます。
どうか皆さんも、この緑色の募金箱を見かけたら、是非ご協力をお願いいたします。
また、募金箱設置にご協力をいただける方は、財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPからお問い合わせをお願いいたします。
息の長い支援を!
負けるな!東北、そして全国のこどもたち!!!!
きっと笑う門には福来る!
●財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPはこちら
http://www.kidsfirst.jp/
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●H=and 東北被災地 復旧・復興支援プロジェクト
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