この事業、当初の計画では県の職員1000人が参加することになっていたのですが、公費で行くということについて疑問や批判の声が起こり、先月中旬には、1000人のうち300人を民間人にすると計画が修正されました。
さらに先月下旬、参加者の総数を300人にすると大幅に人数が減らされたのですが、鹿児島県にこれまで4万6000人分の反対署名が届けられるなど、県民の批判の声は収まっていません。
そんな中、鹿児島県知事とともに、県の職員22人が鹿児島空港から上海に向け出発しました。全額公費で行われる3泊4日の研修で、費用は1人当りおよそ12万円。今後、県職員200人、民間人100人を派遣する予定となっています。
研修の理由について伊藤知事は、利用者が低迷している鹿児島と上海を結ぶ定期航空路線を維持するためだと説明しています。
「県職員500人と教職員500人、合わせて1000人を1億1800万円の税金を使って上海研修を行う」
5月に発表されたこの計画は、1000人の職員が1億1800万円をかけて上海に研修するというものでした。一体何を研修するというのでしょうか?
どう考えても、上海にこびをうり何とか目先の路線維持だけを確保したいという本音が見えています。
加えて公務員の給与削減への不満の解消もあるでしょう。
実際、知事は給与削減分を上海に派遣することで、職員に還元すると主張しましたが、さらに反発を受けました。当然でしょう。公務員給与が世間に見合わないのだから。
そして、県の財政がよほど良ければいいのですが、国も地方も借金だらけ。
そんな会社なのに、給与が民間より良いというのは、県民を馬鹿にしています。
批判の声が上がる中での視察出発。伊藤知事は次のように述べました。
「自分が正しいと思っていることを やる以外ない。他にないんです。少なくともなかったんです」
このお金で、学校や保育園、幼稚園の施設の改修や保全などは出来なかったのでしょうか。
仮にその場をしのげたとしても、結局廃路への歩みは止まらないのではないでしょうか?
大人の事情なのかもしれませんが、無駄な空港整備が生んだ歪みを、県民と未来ある子供たちへおしつけたとしかいえないと思います。
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
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きっと笑う門には福来る!
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