今、NHKで非常に興味深い番組を放送しているので、見ています。
テーマは「核のゴミ」。
政府や電力会社は全く表面に出していませんが、日本では「核のゴミ」の処理を、原子力政策を始めてから一度も処理していません。
これまでの「核のゴミ」は、いまだに処理されず、原子力発電所内部に溜め込まれています。
その量1万7000トンに達するそうです。
実は福島第一原発の事故の際、この「核のゴミ」もがメルトダウンする恐れがありました。
その場合、半径250km圏内が避難の対象になっていた可能性があるのです。
南は横浜まで。つまり、東京都は完全に避難の区域になっています。
そうなれば、首都機能は麻痺し、被災地の復興が更に遅れ、支援すら届かなかった可能性も。
政府や電力会社は、原発を稼動させるもしくは再稼動をさせる事だけに熱心で、肝心の「核のゴミ」を処分する為の、最終処理場すら決定していません。
某新聞社も、産経抄や西論などで「安全性を確保しつつ、再稼動を進めよ」などとうたっていますが、「核のゴミ」の処理すら出来ないのに、何が「安全性を確保しつつ」なのか?
全く確保できていないではありませんか。
これで新聞の論説者なんて、あきれてしまいます。
また、仮に最終処分場で処分できたとしても、「核のゴミ」が安全なレベルまで放射線が下がるまで、数万年かかるそうです。それまで、処分場の安全を保障できる人なんて一人もいません。生きていないのだから。
つまり、電力会社は今の自分たちを守る為に、未来の日本人にツケを押し付ければいいと、はっきり言っているのです。
世界的にも「核のゴミ」の問題は解決していません。
だから、誰にも原子力は人間がコントロールできるとはいえないのです。
原発を廃止すると、原発周辺の自治体は財政難に陥り、自らのツケを支払う電力会社は「廃炉費用」で経営難に陥ってしまう。だから止まれないのです。
政府や経済産業省、官僚、電力会社の大きなツケが今、日本全体に大きな問題となって横たわっているのです。少しでも早い段階で原発を減らしていく以外選択肢は無いはずです。
全てのツケ(税金や使用料金)や、核のゴミは全て国民に背負わされるのだから。
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
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