体罰問題による、部員の自殺問題で、部活動の停止を行っていた桜宮高校で、部活動が再開されると発表されました。
残念ながら、自殺と体罰に関する同校の責任問題は未だにはっきりとした答えが出ていません。
そんな中、再開に関する発表がなされたのは、在校生や保護者に対する配慮によるもの。
再開を歓迎する声と、部活動停止に対する批判の声が上がっているようです。
中には、「自殺者が出たバスケットボール部を停止するのはまだわかるが、その他の部活を停止するのは、子供たちを傷つける処置だった」という声も。
これには違和感を感じてしまいます。
学校で起きた大きな問題だという意識が、あまり無いのではないか?
生徒が体罰によって自殺に追い込まれる事態を、学校側は事前に把握していながら、放置していたのです。
学校全体に問題がなかったとは言い切れないはず。
さらに、この問題が起きて以降、同校の生徒のツイッターでの「数々の違反・違法行為」が問題視されていました。
女子ソフトボール部の生徒は、喫煙の画像や飲酒の画像、またはその内容を公開していました。
これだけでも、部活動停止になる理由となってしまうはず。
身内に甘い体質は、学校も保護者も同じようです。
桜宮高校だけの問題でないのは、確かにその通り。
ただ、「なんで自分たちだけがこんな目に」と思っているなら大きな間違いです。
それだけの大きな事件、問題を学校が抱えていると思う必要があると思います。
自分の学校生活において、こんなことはありませんでした。
それだけ、この学校が特殊な環境であった事は明白です。
以前の記者会見で在校生が、「先生を変えないで欲しい。先生から、部活動だけでなく、人間としての礼儀や規律を学んだ」と述べていました。
そう言えるのは素晴らしい事。
ですが、発言の内容とツイッターでの在校生の日常生活があまりにもかけ離れている。
そして、学校の隠蔽体質もまた、この発言との距離があるのではないでしょうか。
自分たちが納得するだけではなく、地域や社会から認められることなく、この問題の幕引きは出来ないですし、何より亡くなった生徒の遺族のお気持ちを重視して欲しいと思います。
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