試される市教育委員会と教師の覚悟 | ゆーくんの「福笑い」日記

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入試は実施されるが、部活動と直結する体育科としては入学させない。

しかし、入試方法は体育科と同じなので、卒業時の履修科目の可能性はある。

これが、先日結論づけられた桜宮高校に関する入試問題の結論だと思います。


この問題で考える必要があるのは、入試方法の是非ではなく、「学校教育現場で体罰が存在している」という根本的なことではないでしょうか。


先日述べた通り、学校教育法で体罰は全面的に禁止されています。

しかしながら、毎年400人前後が体罰関連で処分されています。


これは、少なからず体罰による教育効果があると信じている教師が存在している事の裏返しでしょう。

その最も偏った考え方をしていた教育現場が、桜宮高校だったという事になります。


自殺した部員が所属していたバスケットボール部の顧問は、自殺の5日後に、「強い部にするには体罰は必要」と体罰が日常的に行われていた事を認めています。

にもかかわらず、公益通報制度で指摘された際の聞き取りには「体罰はしていない」と否定しています。


これは、「体罰は違法である」と理解している事を証明しています。

つまり、「体罰は手っ取り早く生徒を従わせる方法で、ばれなければ良い」という、非常に稚拙な考えの元、指導が行われていたという事だと思います。


さらに、この顧問は「違法な指導」を行った結果、尊い命が失われた事実がありながら、職を辞することなく、その地位にとどまり続けています。

これでは、「体罰=私刑」と受け取られても仕方がないでしょう。


もう一つ指摘するなら、学校そのものの体罰を容認する体制にも問題があります。

同校の校長は、自殺した部員の遺族にバスケットボール部の新人戦への出場許可を求めました。

常識を疑う行為です。


遺族の感情を逆なでし、問題を棚上げしようという意図が見えます。

教員同士のかばいあいの末が、この悲劇を引き起こしたという責任を、全く感じていないのです。


そして、先日行われた在校生の記者会見。

今いる先生に、指導してもらう事が亡くなった部員に報いる事だというニュアンスの発言がありました。


自分には理解出来ませんでした。

仲間が体罰を苦に自殺した。これだけの事実が目の前にありながら、現状を維持したいという同級生の考えに絶句しました。


つまり彼らは、「殴られてもいいんだな」という、顧問の発言に象徴される様に、「自分たちには体罰が必要だ」と認めている事ではないのでしょうか。


市民の負担の上に成り立つ教育で、こんな低次元の指導による教育を望んでいるという事が、非常に悲しいと思います。


もし、この現状を受け入れたままの教育を、桜宮高校在校生全員が望むのなら、そのままでもいいのではないかとすら思ってしまいます。そして、自らが体罰により怪我をしたり精神的な苦痛を味わったとしても、自らと保護者のうちだけで解決して欲しいと。


子供たちに必要なのは体罰ではなく、人間として成長する為の教育であり、心の教育なのだと改めて感じました。


少なくとも自分には、仲間の死を受け入れ、黙って現状の体制を受け入れる事は出来ません。


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