アメリカ大統領選から一夜明け、オバマ大統領の再選が決まりましたが、世界的な株安の傾向は止まりません。
様々な経済政策を公約に打ち出し、再選を果たしたオバマ氏ですが、アメリカが直面している「財政の崖」に対する不安は、アメリカ国内だけでなく、世界的な経済不安として考えられているようです。
「財政の崖(フィスカル・クリフ)」と「財政の崖(フィスカル・クリフ)」とは
2000年代に始まった所得税などに対する大型減税策、いわゆる「ブッシュ減税」が2012年末に期限切れを迎えること。
そして、2011年にアメリカの債務上限が問題になった際に2013年1月からの強制的な予算削減。
(国防費を中心に10年間で最大1兆2000億ドルの歳出が強制削減)
つまり2013年から、減税が切れ「実質的増税」と「強制的な歳出削減」のダブルパンチで崖から落下するような急激な財政の引き締めが起こってしまう可能性があることを指しています。
具体的にどのような事が起こるかというと、減税と歳出削減が同時に起これば、2013年1月から最大約4100億ドル(GDP比2.7%)の財政緊縮となるのです。
ブッシュ減税:最大2000億ドル
給与税減税:約1000億ドル
歳出カット:約1100億ドル
つまり、これだけの規模で、財政緊縮を行うと景気が急速に後退し、世界を巻き込む程の大きな「不景気」が考えられるのです。実際、アメリカの議会予算局は「2013年前半に、景気後退局面に陥る。」としていて、FRBバーナンキ議長も、財政の崖に対して警戒感を示しており、6月に何らかの追加緩和策を打ちだすと見られています。
これは、日本にも影響があると考えられ、アメリカでは大統領選挙に合わせて、連邦議会の選挙も行われましたが、民主党が上院、 共和党が下院のそれぞれ多数派を占める、いわゆる「ねじれ」の状態は変わらず、 与野党の対立による影響が予想され、効果的な経済対策が打ち出せない懸念から、株安が世界的に広がっているのです。
日本の選挙も然り。
年内に行われるのか、果たして越冬するのか…
民主党政権下で、増税へ突っ走り、有効な経済対策が行われなかった事実。もし、引き続き民主党が政権を握り、国会でのねじれ状態が続くなら、円高は続き経済も停滞するでしょう。
アメリカの「財政の崖」は目の前。日本も早期の対策が求められます。
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