広島に原爆が投下されてから67年。
原子力の恐ろしさを、世界で最も知る国である日本。
毎年広島と長崎では、原爆の被害者全てに、そして平和を世界に訴える為、平和記念式典が行われています。
今年、福島から広島へ避難をしているある小学生が、戦争と放射能被害のない世界を願って書いた作文のエッセンスが式典で読み上げられる「平和への誓い」に盛り込まれ、世界へ発信されます。
作文では、
「私は、平和とは、世界にいるすべての人間が幸せになる事だと思います。」
「私は、戦争をすると、する分だけ、世界から幸せが消えると思います。でも、戦争をしていなくても放射能のことを心配してくらさなければならない今の日本も決して平和とは言えないと思います。
今、福島には、自分の家でくらしたくてもくらせない人がたくさんいるし、反対に福島第1原発からはなれたくても仕事でそこに入らなければならない人もいます。
私は、世界から戦争が消えて、放射能の心配も消えて、いろいろな国と仲良くできたら良いと思います。早く世界のみんなも幸せになってほしいと願っています。そして、私も一日でも早く、福島で家族5人が安心して、楽しくくらせるあたり前の日が来てほしいと思っています。」
と戦火の中生きた子供たちと、福島で放射能被害の中懸命に生きる子供たちを重ね合わせて、平和の重要性や、放射能が奪ったものの大きさを訴えています。
今、日本中で「原発」に対して様々な議論が行われています。
「経済を守る為に必要だ!」
「子供たちを守る為には必要ない!」
どの意見も正論でしょう。
しかし、実際に被害を受けた人たちの意見を、声をもっともっと聞くべきではないでしょうか?
なぜなら、放射能で失うものの大きさは、被害者しかわからないのだから。
それでも原発が必要だと考えるのならば、原発再稼働に賛成した人たちは、事故が起きたときにどれだけのことを被災地にできるのかも考えておかなければならないでしょう。
同時に、原発に反対をする人たちは、原発がすべて停止した時に、どうやって生活を守るのかも考えておくべきだと思います。
ただし、エネルギー政策の転換期に、原発を推進した政府と電力会社は、もっともっと真剣に取り組んで欲しい。
国民に選択枝を与えなかった罪は、大きい。
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
また、全国の子供たちを支援する様々な取り組みを行っておられます。
どうか皆さんも、この緑色の募金箱を見かけたら、是非ご協力をお願いいたします。
また、募金箱設置にご協力をいただける方は、財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPからお問い合わせをお願いいたします。
息の長い支援を!
負けるな!東北、そして全国のこどもたち!!!!
きっと笑う門には福来る!
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http://www.kidsfirst.jp/
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●H=and 東北被災地 復旧・復興支援プロジェクト