先日から始まっている、国会の東京電力福島原発事故調査委員会での公開聴取。
原発事故のまさに最前線にいた人たちへの、事故の原因を含めて明らかにするための調査です。
東電側、官邸側の聴取を聞く限りでは、双方が「最善を尽くしたが、あちら側が邪魔をしたので対応が遅れた」と言うような責任転嫁の弁ばかりが目立つ気がします。
そんな中、注目の菅直人前首相が28日、公開聴取に応じました。
「レベル7」という最悪の原発事故に直面した政府首脳の対応は適切だったのでしょうか?
国民が注視する中、当時の最高指揮官は「情報が上がってこなかった」「事故は日本の病根を照らした」などと、自己弁護や持論の展開に終始していました。
中でも事故後の避難指示の混乱は、国民を無用の危険にさらし、的確な避難指示だったとは到底言いがたく、「想定外」と言う言葉では片付けられない「危機管理」への意識の低さを露呈したとしかいいようがありません。
未だに厳しい避難生活を余儀なくされている原発周辺の被災者の皆様のお気持ちを考えると、この公聴会は心をかき乱しています。
どのような理由があったにせよ、原発安全神話を築き上げてきた政府と電力会社の罪は明らかです。
ましてや、事故が起こらないなんていうことはありえないと考えるべき。
原発再稼動の問題も目前に迫っていますが、今回の公聴会ではっきりしたことは、もし再稼動した原発で事故が起きたとしても、電力会社側も政府も事故の収拾をつけることは不可能だということ。
それだけに、より慎重で厳しい目を持って再稼動の議論を行って欲しいと心から願います。
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
また、全国の子供たちを支援する様々な取り組みを行っておられます。
どうか皆さんも、この緑色の募金箱を見かけたら、是非ご協力をお願いいたします。
また、募金箱設置にご協力をいただける方は、財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPからお問い合わせをお願いいたします。
息の長い支援を!
負けるな!東北、そして全国のこどもたち!!!!
きっと笑う門には福来る!
●財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPはこちら
http://www.kidsfirst.jp/
●募金箱活動・募金活動
http://www.kidsfirst.jp/action/peaterpan.html
●H=and 東北被災地 復旧・復興支援プロジェクト
http://www.handproject.info/release/110313_fund