東日本大震災による津波で大きな被害を受けた地域は、水産加工の工場が多い地域で、中国からの研修生が多数活動していました。
東日本大震災では、研修生の方々も多数被災し、帰国を余儀なくされていたそうです。
多くの方々が犠牲になった中、研修生達は無事だったそうです。
研修生達を預かっている会社の役員や、避難所で研修生達を無事に古里へ返したいという想いが、迅速な避難誘導や避難所への案内につながったのです。
ニュースで、被災した水産会社のひとつである、佐藤水産の研修生達の話を目にしました。彼らを預かる佐藤水産の専務が、必死に避難誘導を行い研修生たちは全員無事だったそうです。
残念ながら、専務は自分の家族を助けるために会社に戻り、亡くなったそうです。
自分の家族よりも、研修生達の安全を優先した専務の行為は、中国でも大きな反響となりました。
専務にとって彼らはただの研修生ではなく、「家族」だったんだと思います。
研修生達は、中国に戻ってもまた東北に戻りたいと口を揃えて話していました。
そしてその言葉通り、彼らは戻ってきてくれたのです。
彼らにとって、東北は第二の古里。
復興への大きな力となってくれる事でしょう。
恐ろしい目にあってもなお、東北へ戻る道を選んでくれた研修生達に感謝したい気持ちで一杯です。
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
また、全国の子供たちを支援する様々な取り組みを行っておられます。
どうか皆さんも、この緑色の募金箱を見かけたら、是非ご協力をお願いいたします。
また、募金箱設置にご協力をいただける方は、財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPからお問い合わせをお願いいたします。
息の長い支援を!
負けるな!東北、そして全国のこどもたち!!!!
きっと笑う門には福来る!
財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPはこちら
http://www.kidsfirst.jp/