昨年12月に、野田首相は福島第一原発事故に関して、「発電所の事故そのものは収束に至った」と宣言し、波紋が広がりました。
周辺に住んでおられた被災者の皆様は未だに古里に帰れず、その為の除染も進んでいない。
そして、事故前の生活を取り戻すには程遠い状況。
果たして官邸ではこれらの事をどのように考えているのでしょうか。
先日ブログに書きましたように、被災地ではボランティア不足が深刻化しています。
そしてもうひとつの大きな問題。
それが、震災による失業者への対応です。
仮設住宅が出来、何とか暮らせる状態になったとしても、収入が無ければ生活を維持する事は出来ません。
失業手当も約4000人の方の手当てが切れ、6月末までに1万人を超える方の手当てが切れる可能性があるそうです。
被災地では復興に向けて求人は増えているそうですが、就職は進んでいないのが現状です。
そこには、復興需要と就職希望者との「大きなギャップ」が存在しています。
復興求人の多くが臨時雇用の形態で、震災前の収入が期待できずある程度の時期が来れば、仕事をやめざるを得ないのではないかという不安がある為です。
また、以前の職業経験を活かすために、同じ職業や業界を希望しても、その会社が復興しなければ求人がありません。宮城県では被災者の多くの方が希望されているのが「水産加工業」だそうですが、求人の多くは建設業やサービス業だそうです。
地元に残りたいと多くの方が考えているなか、県外へ職を求めて移住しなければならないという方も多いはずです。簡単な問題ではないと思いますが、今後の被災地の復興を考えとき、地元を支える若い力や技術を次の世代に伝えるベテランの力は不可欠だと思います。
国だけでなく、自治体による一刻も早い対応を願います。
地元企業の底力も、期待しています!
自分に出来る事はわずかですが、東北企業商品を買って応援したいと思います!!
ピーターパンこども基金さんでは、東日本大震災の被災地の子供たちを心身ともにサポートするため、震災発生から「ピーターパン募金活動」として、全国に募金箱を設置し、義援金を募っています。
また、全国の子供たちを支援する様々な取り組みを行っておられます。
どうか皆さんも、この緑色の募金箱を見かけたら、是非ご協力をお願いいたします。
また、募金箱設置にご協力をいただける方は、財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPからお問い合わせをお願いいたします。
息の長い支援を!
負けるな!東北、そして全国のこどもたち!!!!
きっと笑う門には福来る!
財団法人 日本児童家庭文化協会さんのHPはこちら
http://www.kidsfirst.jp/